今回の記事では、「本業が俳優で、歌手の顔も持つ人。」という定義を、「元々、俳優として芸能界デビューし、俳優として有名になって“以降”、歌手活動を始めた人。」とする。詰まり、「歌手として芸能界デビューし、歌手として有名になって“以降”、俳優活動を始めた人。」、水前寺清子さんなんかは、今回対象外となる。
「本業が俳優で、歌手の顔も持ち、尚且つヒット曲を生み出した人。」となると、“男優”は結構存在する。高田浩吉氏や森繁久彌氏(元々はアナウンサーだが、芸能界デビューは俳優として。)、鶴田浩二氏、石原裕次郎氏、加山雄三氏、小林旭氏、勝新太郎氏、渡哲也氏、黒沢年男氏、水谷豊氏、西田敏行氏、松平健氏、渡辺徹氏、福山雅治氏、反町隆史氏等がそうだ。(寺尾聰氏や舘ひろし氏は、歌手として芸能界デビューしているので除外。)
男優ではこんなにも存在する一方で、「本業が女優で、歌手の顔も持つ人。」は少なからず存在するものの、加えて「ヒット曲を生み出した。」となると、非常に少ない気がする。(大昔、松井須磨子さんという存在も在るが。)
非常に少ない中でも、自分が好きな曲を歌っている人となると、ベスト10は次の通り。
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1位: 野際陽子さんの「非情のライセンス」【歌】
2位: 越路吹雪さんの「愛の讃歌」【動画】
3位 越路吹雪さんの「ラストダンスは私に」【動画】
4位: 越路吹雪さんの「サン・トワ・マミー」【動画】
5位: 越路吹雪さんの「誰もいない海」【動画】
6位: 小川眞由美さんの「VIVA!アイフル」【歌】
7位: 朝丘雪路さんの「雨がやんだら」【動画】
8位: 和泉雅子さんの「二人の銀座」【動画】
9位: 倍賞千恵子さんの「下町の太陽」【動画】
10位:吉永小百合さんの「いつでも夢を」【動画】
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普通に言えば、1位から4位が越路吹雪さんという事になるで在ろうが、個人的に野際陽子さんが大好きなので御容赦願いたい。又、森繫久彌氏同様、野際さんも元々はアナウンサーだったが、芸能界デビューは女優としてで在る。
giants-55さんが挙げた以外にも、本業が俳優で歌もヒットした方、まだまだいますね。
男優では、大事な人を忘れちゃいませんか?
高倉健さんで、「網走番外地」「唐獅子牡丹」は大ヒットしましたね。他にも「望郷子守唄」「男の裏町」などヒット曲は多いです。
早逝した赤木圭一郎も沢山ヒット曲があります。「霧笛が俺を呼んでいる」は中でも大好きな曲です。
女優の方は、もっといますね。giants-55さんとは別に私のベストテンを作ってみました。
1位 薬師丸ひろ子 「セーラー服と機関銃」
2位 梶芽衣子 「恨み節」
3位 梶芽衣子 「修羅の花」
4位 松坂慶子 「愛の水中花」
5位 小川知子 「ゆうべの秘密」
6位 浅丘ルリ子 「愛の化石」
7位 中村晃子 「虹色の湖」
8位 原田知世 「時をかける少女」
9位 藤純子(現・富司純子)「緋牡丹博徒」
10位 高峰三枝子 「湖畔の宿」「懐かしのブルース」
3位の「修羅の花」は、タランティーノ監督の映画「キル・ビル」で印象的に使われてました。元は梶さん主演「修羅雪姫」の主題歌です。
小川知子さんは歌手が本業と思ってる方もいるでしょうが、元は東映の女優です。
高峰三枝子さんは、戦前から活躍してる大女優で、女優と歌手の両方で名を成した先駆者とも言える方です。10位に置くのは恐れ多いくらいですが、もはやレジェンドと言っていい方ですので、番外1位のつもりでここに挙げておきます。
記事を書き終えた後、頂戴した書き込みで「そうだ!」と勘違いや抜け落ちに気付かされる事が何度か在りましたが、今回は相当な抜け落ちが在りました。
中でも、高峰三枝子さんを抜け落してしまったのは、痛恨の極み。「湖畔の宿」は好きな歌の1つだというのに・・・。
“角川三人娘”の内の御二人も、略同世代だし、何度も聞いた歌だというのに、何で抜け落ちてしまったのか。
小川知子さんって、元々は歌手と許り思っておりました。元々は女優だったのですね。勉強になりました。