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「露に隕石、985人負傷・・・衝撃波で建物損壊」(2月16日、読売新聞)
ロシア中部ウラル地方の上空で15日午前9時20分(日本時間午後0時20分)頃、大気圏に突入した物体が爆発、落下した。ロシア宇宙庁は、物体は隕石と発表した。
チェリャビンスク州では、家屋や学校、工場等約300棟が損壊。州政府は本紙に、子供204人を含む985人が飛び散った硝子片等で負傷したと明らかにした。大人2人は重傷と言う。建物の損壊は、隕石が高速で通過した際の衝撃波が原因と見られる。
ロシア非常事態省によると、隕石は爆発した後、大部分が燃え尽き、破片が地上3ヶ所に落下した。チェリャビンスク州政府は、破片の1つは州内の貯水池に落下したと発表。池に張った氷に直径6m程の穴が開いているのが確認された。
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隕石が落下した際の映像【動画】を見たが、彼の地の人々は嘸や肝を冷やした事だろう。目が眩まん許りの閃光を放つ物体が物凄い勢いで落下して来たと思ったら、直後に大きな爆発音が轟いたのだから。「ミサイルか何かが撃ち込まれたのか?」と感じてしまう様な、衝撃的なシーンだった。
「隕石は直径15m近くで、其の重量は7千トン程。」という推測が報じられていた。「日本時間の16日午前4時25分に地球に最接近すると言われている小惑星「2012DA14」の破片ではないか?」との話も在るが、「2012DA14の直径が約45m、重量は約13万トンという事なので、今回の隕石が其の破片とするならば、(共に“球状”と想定した場合は)直径の割に重量が重過ぎる(比重が大き過ぎる)のではないか?」と素人考えで思うのだけれど・・・。*1
「千人近くが負傷した。」と報道されているが、死者が出なかったのが不幸中の幸い。一つ間違えば、数多の死者が出てもおかしくなかったろう。(「チェリャビンスク州には、原発等重要施設が多く存在。」という記事が当初はネット上に載っていたが、何故か今は「原発云々の記述」が削除されている様だ。)
信じる信じないは別にして、昔から「ミステリアス系の話」が結構好き。「ノストラダムスの大予言」で有名な五島勉氏の本を嘗ては良く読んでいたが、其の中に「ツングースカ大爆発」に付いて記した「ツングース 恐怖の黙示‐遥か原爆以前に、突如、起きた核爆発の謎」というのが在った。ツングースカ大爆発とは「1908年6月30日、ロシア帝国領内の上空で発生した大爆発。」を指すが、今回の報道で、此の本の事を思い出してしまった。
*1 此の記事を書き終えた段階では「落下した隕石は直径15m近くで、其の重量は7千トン程。」という報道がされていたが、其の後のNASAの発表では「直径は約17m、重量は約1万トン。」と訂正されていた。其の軌道からも落下した隕石は、2012DA14とは全く無関係と判断された様だ。
しかし思えば良い時代でした心霊、UFO、UMA、子供の好奇心を煽る番組が沢山放送されてたから
特に夏休みの読売テレビの昼のあなたの知らない世界やテレビ朝日の川崎けいぞうのアフタヌーンショーや心霊写真特集をよくやってたTBSの3時に会いましょう(三雲がアシスタントでした)
忘れてならないのは読売テレビの木曜スペシャルでのUFO特集やテレビ朝日の川口探検隊のUMA探検(ガーギラスやナークなど)
読売テレビの9時からの帯番組で掛け軸に描かれた生首の目が生放送中に開いた事も有りました
しかし現在はオウム事件の影響で心霊番組は日陰に追いやられてますね
ちなみに私は学研のムーの特派員に応募して特派員カードを今も大切に保管してます
(ムーがオウム事件を物ともせずまだ生き残ってる事が一番ミステリーとも言える気がします)
ノストラダムスの大予言、「地球の滅亡なんか在る訳無い。」と思いつつも、「もしかしたら・・・。」という不安を当時の子供達は大なり小なり抱えていた様な気がします。否、果たして子供達だけだったのだろうか?「世紀末」という言葉が持つ、何とも言えない不安定さが、心理面に与えた影響は結構在ったのかもしれません。
昔はミステリアス系の番組が花盛りで、川口探検隊シリーズと並び、日テレが夏休み“にも”放送していた「あなたの知らない世界」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E4%B8%96%E7%95%8C)は人気が在りましたね。自分も両方、良く見ていました。
川口探検隊シリーズの川口浩氏が亡くなられたのは1987年の事で、もう26年が経つのですね。「あなたの知らない世界」では放送作家で、且つ心霊研究家という肩書を持つ新倉イワヲ氏が登場していましたが、彼も昨年亡くなられました。「昭和」という時代が、どんどん遠くなって行く感じがします。
「ムー」は自分も結構読んでいました。こういうミステリアス系の本や番組って、見ている側が「此れはネタ。」、「あっちは微妙だなあ。」といった感じで、自分の中で判断基準を持って“楽しんでいる”内は良いのですが、「全てが真実に決まっている。」と盲目的に思い込んでしまうと、オウム事件の首謀者達の様な方向に走ってしまう危険性は否定出来ない。某インチキ女占い師の様に、脅迫めいた物言いをする事で人々を洗脳し、金銭を巻き上げる様なケースも出て来るだろうし、マスメディアは其の辺を確り認識した上で、“楽しめる番組作り”を心掛けて貰いたいもの。
因に「木曜スペシャル」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%9B%9C%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB)に、超能力者のユリ・ゲラー氏(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%82%B2%E3%83%A9%E3%83%BC)が登場した際、TV画面を通して“念”を送り、視聴者が彼の掛け声と共にポラロイド・カメラ(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9)のシャッターを切ると、念で生じた映像が写る・・・という実験をしていました。我が家でも実際にトライしたのですが、不思議な影が写り込んでいて、「此れは何だ!?」と一寸した騒ぎになったのが、今となっては懐かしい思い出です。
「アメリカ同時多発テロ」で世界貿易センタービルに航空機が突っ込んだ映像を生で見たのは、確か「ニュースステーション」内だったと記憶しています。“乍ら見”をしていて、目に飛び込んで来たのですが、最初は「映画の1シーン」と思いました。其れ程、現実感の無い光景だったので。
今回の隕石落下の映像も同様で、自分もSF映画のシーンとしか思えなかった。平均すると1個以上/日の物体が地球には落ちて来ていると言われますが、其の殆どは大した大きさでは無く、「大きな隕石が落ちて来る可能性は充分在る。」と頭で認識し乍らも、「まあ大丈夫でしょ。」という無根拠な安心感に浸っていた。
「事前に、何で迎撃出来なかったのか?」と自分も感じたのですが、今朝方に専門家がTV番組内で話していたのは、「彼の程度の大きさだと、備えるのは難しい。」という事でした。もっと大きなサイズ(直径1km以上?)だと何とかなる様ですが、其の迎撃策が「太陽光を集めて隕石に向けて反射させ、隕石を蒸発させる。」との事。ネタにも思える様な話でしたが、「軌道は判っている訳だし、充分此れで対応出来ます。」と、其の専門家は話していました。