アメリカ合衆国大統領としてロナルド・レーガン氏が2期目の任期を開始し、ソ連共産党書記長にはミハイル・ゴルバチョフ氏が就任した年だった。そう、此の年は未だ、「ソビエト社会主義共和国連邦」という国が存在していたのだ。
此の年の5月2日から4日迄開催された「第11回先進国首脳会議」は、西ドイツ(「ドイツ連邦共和国」に再統一される前だ。)のボンが舞台で、参加した首脳は「ヘルムート・コール氏(議長・西ドイツ首相)、フランソワ・ミッテラン氏(フランス共和国大統領)、ロナルド・レーガン氏(アメリカ大統領)、マーガレット・サッチャーさん(イギリス首相)、中曽根康弘氏(日本国内閣総理大臣)、ベッティーノ・クラクシ氏(イタリア首相)、ブライアン・マルルーニー氏(カナダ首相)、そしてジャック・ドロール氏(欧州委員会委員長)。」という面々。此の8名の中で御存命なのは、ブライアン・マルルーニ氏(83歳)とジャック・ドロール氏(97歳)だけなのだから、過ぎ去った時間の長さを痛感させられる。
「3月17日~9月16日迄:国際科学技術博覧会(つくば’85)開催。」、「6月18日:『豊田商事会長刺殺事件』発生。」、「7月3日:映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』がアメリカで劇場公開。」、「9月13日: 任天堂のアクション・ゲーム『スーパーマリオブラザーズ』が日本で発売。」、「10月16日:タイガースが、21年振りにセ・リーグ優勝。」、そして「11月2日:ライオンズを下したタイガースが、2リーグ化後初の日本一達成。」という年でも在った。
そんな「1985年(昭和60年)」に、日本で余りにも衝撃的な航空事故が発生した。「1985年8月12日(月)に発生し、乗客&乗員数併せて『524名』の内、生存者が『4名だけ』という『日本航空123便墜落事故』。」で在る。此の日の蒸し暑さと共に、余りにも悲惨な現場の状況は、今でも忘れる事が出来ない。
そして、今日、37回目の夏を迎えた。合掌。