子供の頃から、大の犬好き。だから、大人になって家で飼える様になった時は、本当に嬉しかった。今も1匹飼っており、“ペット”と言うよりも“家族の一員”という感じだ。
そんな自分なので、先日、“2度目の満票MVP”が決まった際、受賞した大谷翔平選手の隣に1匹の犬が居た時は「可愛い!!」と思わず口にしてしまったし、“犬好き”という共通点が在る大谷選手に、益々親近感を覚えた。
今日は、そんな「犬」に関する話。
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「犬飼育で認知症リスク低く 都センターの高齢者調査」(11月22日、共同通信)
「犬を飼っている高齢者は、飼っていない人に比べて、認知症の発症リスクが低い。」という研究結果を、東京都健康長寿医療センターのチームが22日迄に、国際科学誌に発表した。「ペット飼育と認知症との関連を明らかにしたのは初めて。」としている。
調査は東京都の65歳以上の男女1万1,194人を対象に、2016年から2020年迄のデータを分析。4年間で認知症を発症した人は5%で、犬を飼っている人は飼っていない人に比べ、認知症リスクが40%低かった。
「犬を飼っている人の内、運動習慣が在る人や社会的に孤立していない人の方が、発症リスクが低い傾向に在る。」事も判った。猫の場合は、飼育の有無で発症リスクに差は無かった。
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「犬を飼っている人は飼っていない人に比べ、認知症リスクが40%低かった。」という事だが、此れは結構な差だ。又、「猫の場合は、飼育の有無で発症リスクに差は無かった。」という事実も、中々興味深い。
犬や猫に限らず、ペットの飼育という点で言えば、「癒やし効果」や「ペットを飼育する事で強い責任感が生まれる。」というのは在ると思う。そういう事が認知症のリスクを下げる要因にも成り得そうだが、犬飼育or猫飼育に関して言えば、「猫の場合は、飼育の有無で発症リスクに差は無かった。」という事なので、此の2点は“直接的に”認知症リスクを下げる要因では無さそう。
犬飼育or猫飼育での“大きな違い”を考えると、自分は「散歩の有無に在るのでは?」という気がする。犬は飼い主が付き添って散歩をするけれど、猫の場合はそういう事は皆無に等しいだろう。犬の散歩に付き添う事で、“日常的に一定量の運動を行うという習慣”が飼い主に付く。元記事の「運動習慣が在る人や社会的に孤立していない人の方が、発症リスクが低い傾向に在る。」というのに合致する。
そして、「犬の散歩に付き添う事で、飼い主に“犬仲間”が生まれ、彼等と話したりする機会が生まれる。」というのも大きいと思う。自分にもそういう犬仲間が何人か居るけれど、コミュニケーションの機会が増える事は社会的孤立を防ぐし、又、脳の活性化にも繋がるからだ。