************************************************「コロナ・ワクチン、高齢者等限定でインフル同様『定期接種』に・・・公費助成で無料、又は低額」(11月22日、読売新聞)
新型コロナウイルス・ワクチンに付いて、厚生労働省は2024年度から、65歳以上の高齢者等に限定し、公費助成で無料、又は低額で受けられる「定期接種」に位置付ける方針を固めた。インフルエンザ・ワクチンと同様の扱いになり、個人の予防に重点を置く。其れ以外の人は原則、自己負担となる。22日に開く専門家分科会で了承を得て、正式決定する。
新型コロナ・ワクチンは現在、予防接種法上の「臨時接種」で、費用の全額を国費で負担し、全世代が無料で受けられる。今年5月、新型コロナが感染症法上の「5類」に移行した事を受け、定期接種化が議論されて来た。
定期接種には2種類在る。「A類」は、感染力が強い麻疹や風疹、ジフテリア等の集団予防の他、重篤になる恐れが在る日本脳炎等も含まれる。「B類」は、高齢者向けのインフルエンザや肺炎球菌で、個人の発病・重症化予防が主な目的となる。
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新型コロナウイルス感染症が流行する以前、「ワクチンと言えばインフルエンザ・ワクチン。」というイメージが自分の中には在った。其れだけ大きな存在な訳だが、自分はインフルエンザ・ワクチンを一度も接種した事が無い。と言うのも、子供の頃に父から「インフルエンザ・ウイルスは変化が早く、毎年、流行するウイルスの型が違う。専門家が『今年は此の型が流行りそう。』という“予想”を立て、其れに基づいてインフルエンザ・ワクチンは製造されるのだけれど、所詮は予想だから外れる事も少なく無い。身体に異物を入れる訳で、『全く害が無い。』とも言えないと思うし、だから接種しなくても良い。」と言われたからだ。
調べてみると“今”は「インフルエンザ・ワクチンを接種した人の内、65歳未満の発病予防効果は70%~90%。」という話も在るし、「インフルエンザに罹患したとしても、重篤化を防ぐ効果が在る。」とも。総合的に言えば、有効性は高い様だけれど、其れでも自分は接種する気は無い。もっと高齢になったら、考えは変わるかも知れないが。
で、新型コロナウイルス感染症のワクチンに付いてだが、自分と家人は昨年に3度目を接種して以降、一切接種していない。「3度も接種すれば、もう良いだろう。時の経過と共に抗体価が減るとは言うけれど、何処かのタイミングで“限り”を付けないと、接種回数が際限無くなる。」という判断からだ。
「最多の人だと、7回目の接種が済んでいる。」とされる新型コロナウイルス感染症のワクチン。自分の周りでも、7回目の接種を済ませた高齢者が何人か居るが、「闘病中」等、そんなに多く接種する理由は理解出来る。
今回、「厚生労働省が2024年度から、65歳以上の高齢者等に限定し、公費助成で無料、又は低額で受けられる『定期接種』に位置付ける方針を固めた。」という事で、特定の人にとっては「新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の無限回数化」という方向に進みそう。