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「国内コロナ死者、累計6万人超え 1ヶ月余りで1万人増」(1月8日、共同通信)
国内で報告された新型コロナ感染症の死者が8日、累計で6万人を超えた。昨年12月1日に5万人を超えた許りで、1ヶ月余りで1万人増えた。流行第8波で感染者数が膨らむ中、死者も大幅に増加している。8日に新たに公表された死者は301人、感染者は18万8,594人だった。
国内の死者は昨年2月に累計2万人を超えた後、12月初め迄約3ヶ月に1万人のペースで増えて来た。流行第8波で、12月以降は200人台や300人台の日が目立つ様になった。
8日の死者は大阪29人、東京28人、埼玉23人等。感染者は東京1万5,124人、大阪1万2,542人、福岡1万1,704人等。
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「今流行っている新型コロナウイルス感染症のタイプは、感染力は強いものの、重症化率は低い。」と喧伝されていたのは、そんなに昔の事では無い。だから、「ワクチンさえ接種していれば大丈夫。」という“気の緩み”が、国内に広まっていた様に思う。加えて「其れなりに影響力の在る人物が“無根拠”に『新型コロナウイルス感染症は“普通の風邪”と何等変わら無く、ワクチン接種なんて“百害在って一利無し”。だから、ワクチン接種なんかしてはいけない!」なんて“馬鹿騒ぎ”したりする物だがら、国民の気の緩みは広がる一方だろう。
先月辺りから「感染者の死亡数が増えているなあ。」と懸念していたが、周りを見渡す限り、人々の危機感は“過去3年間”と比べると、格段に低い気がしてならない。未だ「重症化率は低い。」と思っているのか、将又「自分だけは大丈夫。」と無根拠に思い込んでいるのか。「新型コロナウイルス感染症に感染し、そして死亡した人が、僅か1ヶ月程で1万人増加した。」という事実をもっと多くの人が認識し、“正しく恐れ”て欲しい。正しく恐れるというのは、「徹底的に感染予防を図り、大声で騒いだりしない。」という事から始まるのだ。