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「小6男児『93万円・・・騙された。』 同級生から“全額”返金されず」(3月6日、テレ朝news)
男子児童の父親: 「(息子から)『御父さんに話さなきゃいけない事が在る。』と。『何?』って軽く聞いたら、『40万円騙されたんだよね。』から入った。」。
名古屋市の小学6年の男子児童が、地元水族館の記念メダルを「純金で出来ている。」、「金は価格が上がる。」と持ち掛けられる等して、同級生3人に対して、メダル以外と合わせて93万円を支払ってしまったと言います。
3人の内2人の保護者からは謝罪が在り、25万円が返金されましたが、70万円近くが戻って来ていないそうです。メダルの他には・・・。
同級生:「プラスチック製の珍しい御金。」。カナダの10ドル札です。現在の価格で約1,100円ですが・・・。
男子児童の父親:「学校のトイレの中で25万円を渡し、札を渡される。」。
8回に亘って支払った93万円は、親が男子児童の為に家の中で保管していた物でした。
男子児童の父親:「御年玉で在るとか、生まれてから其の時に至る迄に親戚から戴いた御金を子供が受け取り、妻が預かる。(其の御金が)箪笥に全て入っていた。」。
男子児童は箪笥貯金の存在を知り、同級生の前で「100万円の貯金が在る。」と話していたと言います。
小学6年 男子児童:「御金の事で、馬鹿にされた記憶が在ったので。『御前の家、貧乏なんだろう。』とか、そんな感じだったと思います。『見返したい。』という気持ちが在った。」。
未だ返金されない70万円近くの御金。警察は当事者等から話を聞き、事実関係に付いて慎重に調べる方針です。
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「小6男児が、同級生から93万円を騙し取られた。」というニュースに、詳細を知らない状態で最初触れた際、「小学生がどうやって、93万円も用意出来たのだろう?被害者の親は、全く気付かなかったのかなあ?」と不思議だった。元記事を読んで、“親が子供の為に保管してた箪笥貯金”だった事を知り、「そういう事かあ・・・。」と納得したが、其れにしてもそんな大金を箪笥貯金として保管していた事も然る事乍ら、そんな大金が“消え失せていた事”に、子供が打ち明ける迄全く気付いていなかったというのも、自分には驚きだった。
加害者も小学生という事だが、遣っている事は非常に悪質で在り、悪巫山戯というレヴェルで済まされる話では無い。「子供が遣った事。」という甘い考えでは無く、“成人に対するのと同等“程度”の厳しい処置”を取らないと、此の子達は“とんでもない大人”になってしまうだろう。
又、加害者3人の内、2人の保護者からは謝罪が在ったという事だが、騙し取った全額が返金されていないというのは許し難い事だし、謝罪すらもしていない保護者に到っては言語道断。「こんな親だから、こんな子供になってしまった。」という気がする。良い年をした子供ならば、親の責任云々を問うのはどうかと思うけれど、中学生位迄の子供の親ならば“連座制”を適用し、其の所有する財産を強制的に売り払ってでも“弁済”させるべきではないか?
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金融教育:御金や金融の様々な働きを理解し、其れを通じて自分の暮らしや社会に付いて深く考え、自分の生き方や価値観を磨き乍ら、より豊かな生活やより良い社会作りに向けて、主体的に行動出来る態度を養う教育。小学校から高校迄、其れ其れの家庭科科目の中で教える事が定められ、小学校では2020年度から、中学校では2021年度から、そして高校では2022年度から開始された。
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学校で金融教育を行う意義は否定しないが、其れよりも先に行う事が在ると思う。(実際に行われているのかも知れないが)「御金に絡んだ犯罪に対する具体的な対策」や「そういう犯罪をした場合の具体的な罰」等を、徹底的に教えるべきだ。