ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

ショック・・・も~っ!

2013年11月12日 | 其の他

*********************************

板東英二 モヤモヤ謝罪会見・・・植毛経費』と思った」(11月11日、スポニチ

 

個人事務所に約7,500万円の申告漏れが在った影響で、休業状態に在ったタレントの板東英二(73歳)が10日、大阪市内で「植毛の御金は、経費と認められると思っていた。」等と釈明した。脱税疑惑は否定し、問題視された取引先への架空外注等は無かったとしたが、具体的な金額や内容を問われると「公表出来ない。」と沈黙。報道陣の質問に対する回答も“回りくどい言い方”に終始し、疑問の残る会見となった。

 

約100人の報道陣が詰め掛けた会見場に、グレーのスーツ姿で登場した板東。大きく息を吐き出して、個人と事務所の御金を1人のスタッフが管理していた丼勘定になっていた。不徳の致す所と深々と頭を下げた。

 

申告漏れの一部には、「御気付きの方も居ると思うが、実はタレント生活の約20年、植毛をしていた。は経費で落ちると聞いていたので、ヅラが良いんだから、植毛も良いだろうと。」と釈明。「相手も居る事なので。」と具体的な内容は明かさなかったが、「可成りの金額・・・。無知でした。」と汗を拭った。

 

問題視されているのは、所得隠しの手口此れに報道された取引先への架空外注や貸し付け等に付いては、同席した河原誠弁護士が「無かった。」と否定した。しかし、「貸し付けで回収出来なかった数百万円が、申告漏れとなっているのでは?」といった指摘には、「税務署の具体的な内容に入って来る。の場で御話しする事は出来ない。」の一点張り。板東も「そう思われたので在れば、私の常日頃言動が、其の様な形で表れたのかな。」と否定せず、約45分の会見で何度も「見解相違。」と繰り返した。

 

“回りくどい言い回し”は、最後迄目立った。問題発覚から会見迄、10ヶ月の時間が掛かった事は、「野球の血が流れているので、プロ野球のシーズン中に私如きの事で・・・。」と説明。「以前から、金銭に執着する発言が見られたのでは?」との質問には、「幼少時の極貧生活が理由。」と涙乍らに訴える場面も在った。

 

板東の個人事務所「オフィスメイ・ワーク」は昨年12月、名古屋国税局から取引先への架空外注費約5,000万円を含む所得隠しを指摘された。修正申告は済ませたが、今年3月迄に全番組が降板打ち切りとなっている。同事務所は財務処理を残し、此の日迄に閉鎖。板東は「『此れでとなる。』とは毛頭考えていないが、どんな仕事でも遣りたい。」と意欲。復帰の場は在阪のラジオ局が最有力だが、「何処の局も、何の御言葉も聞いていない。」とした。

********************************

 

父親から社長業を受け継いだ水道メーターの製造販売会社が、談合事件を繰り返した際、「談合が出来てしまう業界の環境が悪いんだ。」と開き直る等、「他者には異常に厳しいに、自分や自分の御友達には異常に甘い。」という“和田アキ子的体質”を感じ、兎に角、嫌いなみのもんた氏。彼の黒光りした顔をTV番組で見る機会が減ったのは嬉しい限りだけれど、でも、其の切っ掛けとなった(彼の)次男の事件を、此処で取り上げる気にはなれなかった。コネ入社等、みの氏が次男を甘やかし続けて来た事が、次男を事件に到らせてしまった面は在るだろうが、「良い歳をした大人が起こした事で在り、みの氏が直接関わっている訳でも無いのだから、猛バッシングには関わりたく無かった。」という思いが強かったので。

 

板東英二氏は嫌いなキャラでは無いけれど、自身が“実質的な代表者”で在る事務所が起こした問題なのだから、此の件に付いてはきちんと取り上げたい。

 

「申告漏れ」と「脱税」の違い、其れざっくり言ってしまうと「悪意介在するかか。」という事だと思う。前者が「うっかりミス」という感じに対して、後者は「悪意を持って意図的に、納めるべき税を逃れる。」という意味合い。、「4年前、悪質な脱税としか思えないのに、空々しい言い訳を平然とした某脳科学者の“事件”を、何故か『申告漏れ』とマスメディアが報じた。」様に、使い分けは非常に好い加減なのが現実。

 

“板ちゃん”の場合、「取引先への架空外注で、税金を逃れていた。」とされていたので、「こりゃあ悪質。脱税以外の何物でも無い。」と捉えていたが、昨日の記者会見で語った通り、そういった行為が全く無かったとしたら、悪質さはやや薄れるだろう。

 

でも、昨日の記者会見は、ハッキリ言って戴けなかった。事務所の“実質的な代表”で在るのだから、今回の件の責任が「事務所のスタッフ1人」にだけ在る“かの様な”言い訳は見苦しいし(板ちゃんが金銭にシヴィアなのは有名で、スタッフ1人に任せっ切りだったとは、とても思えない。)、正直に「納税額を少しでも減らしたく、色々“細工”をしてしまった。」と言った方が、遥か世間からの反発を和らげられただろう。

 

植毛(今回の記事のタイトルは、「植毛」を捩らせて貰ったが。)を持ち出した時には、「まさか、受けを狙った訳じゃないよね?」と思い、申し訳無いけれど笑ってしまった自分。此の話を持ち出したのは正直意味が無かったと思うし、「謹慎中、近所の野球少年達の姿に励まされた。」みたいな御涙頂戴話”の連発も、反発を増しこそすれ、減じる事は無い逆効果。(板ちゃんが涙を流し乍ら会見した所で、会見後には裏でスタッフ等に「泣きの演技どうやった?上手いやろ。」と言ってそう・・・と思っている人は、自分以外にも結構そうだし。)実際、みの氏も会見で“御涙頂戴話”を連発していたが、「態とらしい。」と感じた人が多かったと聞く。

 

みの氏も板ちゃんも、初期対応の悪さ」というのが共通点として在り、此れが致命的だった。何方も「今は“嵐”が吹き荒れているけれど、其の内に嵐は止む。人気者の自分を、皆が放り出すが無い。」という驕り高ぶりが在り、みの氏の場合は“上から目線の会見”をしてしまったし、板ちゃんは「嵐が止む迄逃げ回る。」という最悪の手段を選んでしまった。「野球の血が流れている云々」というのは全く言い訳になっていないし、更なる反発を生んだだけ。問題発覚から早い段階で会見を開き、嘘偽りの無い説明をすべきだった。

 

逃げ回った挙句、スッキリしない会見をしてしまった事で、スムーズな復帰とは行かなくなってしまったで在ろう板ちゃん。才能が在る人だけに、改めて会見を開き、誰もが納得出来る説明を果たした上で、復帰して貰いたいもの。


コメント    この記事についてブログを書く
« 果物事情 | トップ | 「自分が相手の立場だったら... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。