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「<訃報>山口美江さん51歳=タレント 元祖バイリンギャル」(3月9日、毎日新聞)
「元祖バイリンギャル」タレントの山口美江(やまぐち・みえ)さんが亡くなった事が、9日判った。51歳。所属事務所によると、体調不良により2月から通院治療を続けていたが、病状が急変したと言う。
得意の英語を生かし、テレビ朝日の「CNNヘッドライン」キャスターとしてデビュー。漬物のCMで「柴葉漬け食べたい。」(動画)の台詞が有名となり、情報番組やドラマ等でも活躍した。最近は父親の介護を通じて学んだ経験を基に、講演活動等を行っていた。
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近年、「孤独死」に関するニュースを良く見聞する様になった。核家族化が進み、地域社会との結び付きが薄くなる現状では、孤独死が増えるのも止むを得ない事なのかもしれないが、3年前に「女優の大原麗子さんが孤独死していた。」というニュースに触れた際には、「彼だけ華やかな世界に居た人でも、孤独死という最期を迎えてしまうのか・・・。」と、驚きと共に哀しみを覚えたもの。今回の山口さんも孤独死だったという事だが、大原さんよりも遥かに年齢が若く、又、自分(giants-55)とも年齢が近いという事も在り、大原さんの時以上の衝撃度が在った。
今はもう死語化してしまったけれど、山口さんと言えば「2ヶ国語を駆使する女性」、即ち「バイリンギャル」として有名だった。色白な美人で、柴葉漬けのCMもそうだけれど、個人的には「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」(動画)での姿が最も印象に残っている。
1996年に芸能界から引退して以降、横浜中華街で輸入雑貨店を営んでいるという話を聞き、根がミーハーな自分は「どんな感じの店なんだろう?」と何度か捜した事が在る。ずっと見付けられないでいたのだが、昨年プラプラと散策していた所、偶然に店の表示を見付けたものの、行ってみれば既に閉店した後だった。
今年に入ってだったか、TV番組で彼女の姿を拝見したが、顔が可成り浮腫んでいたので、「大丈夫かなあ。」と思っていたが・・・合掌。
話はガラッと変わるが、或る記念日に関して、「此の日が選ばれた理由は?」というのを推理して貰う第3弾。今回は「7月~9月編」だ。
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【問1】 7月15日:ファミコンの日
【問2】 7月25日:欠き氷の日
【問3】 7月26日:幽霊の日
【問4】 8月8日:屋根の日
【問5】 8月16日:女子大生の日
【問6】 8月20日:蚊の日
【問7】 8月30日:冒険家の日
【問8】 9月3日:ホームラン記念日
【問9】 9月12日:宇宙の日
【問10】 9月22日:孤児院の日
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では、正解を下記する。
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【答1】 ファミコンの日:「1983年7月15日、任天堂が家庭用ゲーム機『ファミリーコンピューター』、略して『ファミコン』を販売した。」事から選ばれた。
【答2】 欠き氷の日:「欠き氷の嘗ての呼称『夏氷(なつごおり)』と『7(な)2(ツー)5(ご)』という数字の語呂合わせ。そして2007年8月16日に破られる迄、1933年7月25日の『40.8℃』が日本の最高気温記録だった。」事から選ばれた。
【答3】 幽霊の日:「1825年7月26日、江戸の芝居小屋『中村座』で『東海道四谷怪談』が初公演された。」事から選ばれた。
【答4】 屋根の日:「漢字の『八』が、屋根の形に似ている。」事から選ばれた。
【答5】 女子大生の日:「1913年8月16日、東北帝国大学(東北大学)の入試で3人の女性が合格し、彼女達は我が国初の女子大生となった。」事から選ばれた。
【答6】 蚊の日:「1897年8月20日、医学者のロナルド・ロスがハマダラカの胃からマラリア原虫を発見した。」事から選ばれた。
【答7】 冒険家の日:「1970年8月30日、冒険家の植村直己氏がマッキンリー単独登頂に成功した。」事から選ばれた。*1
【答8】 ホームラン記念日:「1977年9月3日、当時の世界最高ホームラン数だった『755本』(ハンク・アーロン氏が記録。)を、ジャイアンツの王貞治選手が『756本』目を打って記録更新した。」事から選ばれた。
【答9】 宇宙の日:「1992年9月12日、宇宙飛行士の毛利衛氏が、“スペースシャトルの搭乗者としては”日本人で初めて宇宙に旅立った。」事から選ばれた。*2
【答10】 孤児院の日:「1887年9月22日、岡山の医師・石井十次が、我が国初の孤児院『岡山孤児院』を創設した。」事から選ばれた。
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*1 「1965年、同志社大学南米アンデス・アマゾン遠征隊がアマゾン川源流からのボート下りに成功。」したのも、「1989年、堀江謙一氏が小型ヨットにて太平洋横断に成功。」したのも、同じ「8月30日」とか。
*2 日本人の宇宙飛行士として初めて宇宙に旅立ったのは、当時TBSの社員だった秋山豊寛氏で、1990年12月2日の事だった。
その世代が今、自らのまいた種にしっぺ返しを受けているように見えるのは皮肉。
閑話休題。
宇宙の日が「毛利さんが宇宙に行った日」というのは、私的にはすごく違和感があります。日本人初の宇宙飛行(者)は、あくまで秋山さんですから。
以前からマスメディアの取り扱いを見ていると、どうも秋山さんの業績を無視すると言うか、軽んじている節があります。
1放送局の社員であり民間人だから、ということでしょうか。それとも打ち上げがソ連の宇宙船だからでしょうか。ひょっとして科学者でなくジャーナリストだったからでしょうか。
海堂尊氏の小説の中だったでしょうか、「個人の自由を過分に求めた挙げ句、其れが核家族化を推し進め、今となっては社会の繋がりが薄くなった事での不利益を多くが嘆いているのは皮肉な事だ。」みたいな文章が在りました。「何事も程々が一番。」という事なのでしょうね。
秋山豊寛氏の存在が軽んじられている様に感じるのは、矢張り「彼が1TV局の職員だった。」というのが大きいのではないかと思っています。同業種に対する妬みとでも言いましょうか。自分も「初めて宇宙に飛び立った飛行士」と言えば秋山氏と思っておりますので、今回の記念日制定の謂れを目にした時は、「『スペースシャトルの搭乗者としては」という縛りは、無理無理な感じだなあ。」と違和感を覚えましたし。
今日、3月10日は東京大空襲の日ですね。昨年の大震災から1年ということでメディアでの扱いはかなりかすんでますが、忘れてはいけない日ですね。
上で悠々遊様も指摘されている様に、「日本人の宇宙飛行士として初めて宇宙に旅立ったのは、当時TBSの社員だった秋山豊寛氏。」なのに、諸々の“柵”からか、「“スペースシャトルの搭乗者としては”日本人で初めて宇宙に旅立ったのは毛利衛氏なので。」というやや無理無理な理由を付け、9月12日を「宇宙の日」としてしまったならば、パイオニアで在る秋山氏に対して非礼な事。どんなケースで在れ、「他者に先んじて、最初に試みる。」というのは凄く勇気や決意が要る事だし、其れは其れでリスペクトしないといけませんね。
「東京大空襲の日」、近年は其の扱いが小さくなり勝ちですが、今年は仰る様に「東日本大震災」から1年という事も在って、例年以上に扱いが小さかった気がします。過去の過ちを繰り返さない為にも、「こういう出来事が在ったのだ。」という事を次に伝えて行かなければいけない。
私の母親の時代ですと、両親(1910~20年代生まれ)が「長男と結婚するとろくなことはないから二男坊以下が良い。農家なんか論外」とよく言われていたそうです。こういうのは今もあると思います。
私の親類で長女、1930年生まれで夫の実母がとうの昔になくなっており、夫は同母兄弟、継母と疎遠、けれども大卒、当時は大卒の肩書きで結構良い目にあえた、しかも名古屋大卒ということで、金にも困らないという条件で結婚した人がいて、実質的に夫が婿養子になるような形だったこともあり(その女性に弟がいたが10歳離れていて、結婚当時中学生だった)、まあ絵に描いたような良い縁談と語り草でした。
>秋山
TBSが金でソ連に乗せて貰った、というのも大きいのでは。日本政府もナサに相当払ってると思うが、民間企業というのが心証悪かった。あと秋山氏本人が凱旋後「NHKざまあみろ」と言ったのも悪かった。
「長男と結婚すると碌な事は無いから~」というのは、自分が子供の時分でも良く耳にしていましたね。
「個人情報保護」というのは非常に重要な事では在りますが、其れが余りに行き過ぎてしまったが故に、人と人との繋がりを薄めさせる要因になっている様な気がします。
秋山氏、「此れ本番ですか?」という言葉は有名ですが、「NHKざまあみろ!」というのは初めて知りました。意図して露悪的な言動をしたのかもしれませんが、此れは戴けないですね。又、「TBSが金を積んで、ソ連の宇宙船に乗せて貰った。」というのも、マイナイス・イメージになったのは確かに否めないかも。
ソユーズが「現役の有人宇宙船としては、最も安全で経済的で在る。」というのは、良く見聞しますね。見掛けは正直ボロいけれど、30年以上も死亡事故を起こしていないというのは評価出来ます。
自分は搭乗した経験が無いし、今では状況が変わっているのかもしれませんが、大分以前に添乗員をしている知人から、「アエロフロートは、何時乗っても不安を感じた。」という話を聞きました。シートベルトが壊れて留められなかったり、シートに穴が開いていたりと、兎に角ボロい機体が多く、飛んでいる時も大揺れする事が少なくなかったと。
LCC(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%BC%E5%AE%89%E8%88%AA%E7%A9%BA%E4%BC%9A%E7%A4%BE)が日本でも普及しそうですが、呉々も安全第一で在って欲しいものです。