先日の記事「選出システム」には、多くの書き込みを頂戴した。その中にれんたろう様の「プロ野球の監督は年を取り過ぎていると思います。」という御意見が在ったのだが、これは自分も以前から感じていた。若ければ良いという物でも無いし、能力と情熱が在れば高齢でも構わないとは思うが、それにしてももう少し若い監督が増えても良いのではないかと。唯、高齢の監督が増えているのは“感覚的に”認識していても、「監督の平均年齢がどの位なのか?」や「昔に比べて、監督の平均年齢がどの程度上がっているのか?」を“具体的に”知らない為、今回調べてみる事にした。
1938年から10年置きに、今年(2008年)迄の8年間を調査。対象は“開幕時に監督を務めていた人物”とし、その年齢は“その年の12月31日時点”での物とした。尚、当ブログでは何時も、チーム名を愛称だけの表示としている(親会社の名前は入れない。)が、今回はチーム名の変遷が判る様に、敢えて正式名称での表示とさせて貰った。*1
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【1938年】 平均年齢: 36.3歳
東京巨人軍: 藤本定義氏(34歳)
大阪タイガース: 石本秀一氏(42歳)
名古屋軍: 根本行都氏(36歳)
ライオン軍: 小西得郎氏(42歳)
阪急軍: 山下実氏(31歳)
南海軍: 高須一雄氏(41歳?)
イーグルス: 森茂雄氏(32歳)
東京セネタース: 苅田久徳氏(27歳)
名古屋金鯱軍: 岡田源三郎氏(42歳)
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【1948年】 平均年齢: 39.3歳
読売ジャイアンツ: 三原脩氏(37歳)
大阪タイガース: 若林忠志氏(40歳)
中日ドラゴンズ: 杉浦清氏(34歳)
大陽ロビンス: 長谷川信義氏(44歳?)
阪急ブレーブス: 浜崎真二氏(47歳)
南海ホークス: 山本[鶴岡]一人氏(32歳)
急映フライヤーズ: 苅田久徳氏(37歳)
金星スターズ: 藤本定義氏(44歳)
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【1958年】 平均年齢: 45.8歳
読売ジャイアンツ: 水原円裕[茂]氏(49歳)
大阪タイガース: 田中義雄氏(51歳)
中日ドラゴンズ: 天知俊一氏(55歳)
大洋ホエールズ: 迫畑正巳氏(46歳)
広島カープ: 白石勝巳氏(40歳)
国鉄スワローズ: 宇野光雄氏(41歳)
西鉄ライオンズ: 三原脩氏(47歳)
阪急ブレーブス: 藤本定義氏(54歳)
近鉄パールス: 加藤久幸氏(41歳?)
南海ホークス: 山本[鶴岡]一人氏(42歳)
東映フライヤーズ: 岩本義行氏(46歳)
大毎オリオンズ: 別当薫氏(38歳)
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