昨日、球界に関する残念なニュースが、2つ報じられた。
1つは“江戸っ子・土橋”事、土橋正幸氏が筋萎縮性側索硬化症の為、77歳で亡くなられたという報。投手として活躍された現役時代は全く知らず、スワローズ及びファイターズの監督を務めていた頃と、そして何よりも「プロ野球ニュース」【動画】で解説者を務められていた頃が印象深い。鬼瓦の様な顔で、選手達のプレーに対してズバズバと苦言を呈したりもしていたが、気風の良い江戸っ子口調と親分肌の気質から、嫌な感じを全く残さず、時折見せるはにかんだ様な笑顔が好きで、「解説者のキャッチコピー」や「居場所無さ気だった“江戸っ子・土橋”」等、過去に記事の中で何度か触れた事が在る程。
自分が野球を純粋に楽しんでいた頃、良く目にしていた野球人が、又1人鬼籍に入られた。合掌。
もう1つの残念な報は、スワローズの宮本慎也選手の引退発表。42歳という年齢を考えれば「良く頑張ったなあ。」と思うが、“主役”というのでは無く、チームの屋台骨を支える貴重な“脇役”として、少しでも長く現役を続けて欲しかった。
彼をスカウトとして球界に導いたのが、現在スワローズで監督を務めている小川淳司氏。現役としての最初と最後に小川監督が関わっているという事に、運命を感じてしまう。
6年前の記事「14代ジャイアンツ監督にはあの人が・・・」の中でも触れたけれど、「『宮本慎也』という人物は、“良き指導者”に成り得る。」と思い続けている。「選手の気持ちに寄り添える一方、厳しくも接せられる。」様に感じるから。選手としては今季限りだが、指導者として一日も早く球界に戻って来て欲しい。
19年間、御疲れ様。
佐々木信也氏が(地上波で)司会していた頃の「プロ野球ニュース」は、本当に面白かった。シーズン中の「今日のホームラン」なんかは斬新なコーナーだったし、シーズン・オフの企画物も盛り沢山で見応えが在った。
別所毅彦氏や西本幸雄氏、関根潤三氏といった大御所に、後は中堅や若手が居てといった感じで、解説者も多士済々。ジャイアンツ至上主義の別所氏に、柴田勲氏が小判鮫の如く付き従っている姿は、「企業に於ける中間管理職の悲哀」を感じたもの。
「監督としての運」という意味では、土橋氏は「不運」な範疇だったと思います。関根氏もそうですが、そういう役割の人って居るんですよね。でも、仰る様に悲壮感は無かった。矢張り、彼の気風の良さが、そう感じさせたんでしょうね。
どんな組織でもそうですが、如何に良い参謀を据えられるかというのが、トップが成功する大きな要因で在ると思っています。「仲が良いから。」という理由を最優先させてしまうと、先ず失敗する。其の点を肝に銘じ、宮本選手には良いチームを作って貰いたいです。
見てる方としてはいくら負けようが江戸っ子監督だから悲壮感が無かった所が良かったです
プロ野球ニュースの土橋さんもべらんめぇ調が冴え渡ってましたね
プロ野球ニュースと言えば佐々木信也さんが司会をしてる時代が一番見てました
特に印象に残ってるのがシーズンオフに元近鉄監督の西本さんを座長にして解説者達が勝手にこの選手とあの選手をトレードしたらどうだと西本さんに提案して最終決定を西本さんが決める企画が良かったです
(今の時代は選手会が横槍を入れて無理でしょうね)
宮本選手ご苦労様でした
プレイは堅実(地味?)でも監督になったらプロ野球界を盛り上げる為にハチャメチャな采配をお願いします
“人”としても魅力的な人物ですから、指導者として是非とも成功して欲しいです。