NHKのドキュメンタリー番組「事件の涙」。昨夜は「隣人の筈だった~限界集落 5人殺害事件~」というタイトルで、6年前の2013年7月21日に山口県周南市金峰で発生した「山口連続殺人放火事件」を取り上げていた。
「山口県周南市の限界集落で、故郷にUターンして暮らしていた63歳の男性が、1晩の内に住民5人を殺害、2軒の住宅に火を放った事件。」で、「集落内で孤立した男性が、1晩の内に近隣住民を大量殺害した。」という類似点から、1938年5月21日に岡山県で発生した「津山事件(津山三十人殺し)」(横溝正史氏の小説「八つ墓村」のモデルともなった事件。)に擬え、“平成の津山事件”と呼ばれたりしている。
事件が発生した当初、「(長年暮らしていた)都会の論理を振り翳し、“地域の決まり”を守ろうとしなかった事で、孤立してしまった男の身勝手な犯行。」とか、「余所者として“村八分”された事で、追い詰められてしまった男は気の毒。」といった、極端に何方かの立場に寄った主張がされていた。
でも、昨夜の番組を見ると、近隣住民が男を村八分にしていた事実は無かったし、又、男の方も近隣住民に歩み寄ろうとしていた所が在った事も明らかとなり、実に複雑な思いにさせられた。
で、事件が発生したのは「金峰」という場所なのだが、「かなみね」と読むのかと思いきや、何と「みたけ」と読むのだとか。こういう難読地名は結構在るが、沖縄県は特に多い様に思う。
******************************** 「沖縄県の難読地名ランキング」(5月15日、gooランキング)
1位: 保栄茂(びん)[361票]
2位: 城辺新城(ぐすくべあらぐすく)[137票]
3位: 東風平(こちんだ)[120票]
4位: 喜屋武(きゃん)[94票]
5位: 勢理客(じっちゃく、せりきゃく)[74票]
6位: 北谷町(ちゃたんちょう)[72票]
7位: 仲村渠(なかんだかり)[68票]
8位: 南風原町(はえばるちょう)[58票]
9位: 南風見(はいみ)[56票]
10位:城辺保良(ぐすくべぼら)[48票]
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「東風平」、「喜屋武」、「北谷町」、そして「南風原町」の4つは読めたが、残りの4つは読めなかった。「保栄茂」もそうだが、「城辺保良」なんて難読中の難読だろう。