ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

末恐ろしい22歳

2022年10月04日 | スポーツ関連

昨夜行われた「スワローズvs.ベイスターズ戦」で、スワローズの村上宗隆選手が、2つの大記録を達成した。1つは「1964年に王貞治選手(ジャイアンツ)が打ち立てた、日本選手最多ホームラン『55本』。」を抜き、『56本』を打った事。先月の記事「NPB最多記録更新ペース」で書いた様に、「NPB於けるシーズンのホームラン最多記録は『60本(2013年、ウラディミール・バレンティン選手が記録。)』で、其の時点でのペースならば最多記録更新の『61本』も夢では無かった。」のだが、終盤に来てホームランが出なくなっていた。最多記録更新とはならなかったものの、「自分が子供の頃から憧れていた“世界のホームラン王”の王貞治氏の記録を抜いた。」のは、本当に凄い事だと思う。(「最終戦、其れも最終打席に打った。」という所に、彼のスター性を感じる。)

そして、もう1つは令和初にして、史上最年少(22歳)の三冠王になった。」という事。「1シーズンに、1人の打者首位打者本塁打王打点王の3つのタイトルを獲得する事。」を「三冠王」と呼ぶが、NPBでは今回を含め8人(合計12回)の三冠王が存在する。我が国に於て今の様な形でペナント・レースが始まったのは1936年なので、今季で87年目。87年の歴史で8人しか存在しない三冠王に、其れも史上最年少でなったというのだから、末恐ろしい22歳だ。

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NPBに於ける歴代三冠王

① 中島治康氏(1938年秋)
② 野村克也氏(1965年)
③ 王貞治氏(1973年)
④ 王貞治氏[2度目](1974年)
⑤ 落合博満氏(1982年)
⑥ ブーマー・ウェルズ氏(1984年)
⑦ ランディ・バース氏(1985年)
⑧ 落合博満氏[2度目](1985年)
⑨ ランディ・バース氏[2度目](1986年)
⑩ 落合博満氏[3度目](1986年)
⑪ 松中信彦氏(2004年)
⑫ 村上宗隆選手(2022年)
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慢心する事無く、技術を磨き続け、そしてMLB移籍する事が無ければ、「王貞治氏の世界最多ホームラン記録『868本』。」を追い抜ける可能性が在るのは、今の所、村上選手だけの様な気がする。

村上選手、2つの大記録達成、本当におめでとう!!!


個人的に非常に残念なのは、我がジャイアンツの岡本和真選手が、村上選手の後塵を拝する形になった。という点。昨季は「岡本選手の方が村上選手より“先”を行っている感じで、三冠王を取れるとしたら、岡本選手の方が先だろう。」と思っていたから。今季の岡本選手は結局、最初から最後迄パッとせず、「こんなにも不調が続くというのは、体調面で何か問題が在るのでは?」と思ってしまう程だった。三冠王争いでは村上選手に先んじられてしまったけれど、野球人生は未だ未だ長いのだから、来季以降頑張って欲しい。


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