ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

死生観

2004年10月06日 | 書籍関連
読んだのがかなり昔だった事もあって、かなりうろ覚えな部分が有るのだが、ノンフィクション作家であり評論家でもある柳田邦男氏の作品(「事実の読み方」だったか?)の中に、「死生観」に触れたエッセイが有った。その中に、次の様な趣旨の文章が有ったと記憶している。

「亡くなる時には、痛みや苦しみを伴う癌等ではなく、老衰で逝きたいと考える若者が多いと聞く。しかし、自分は敢えて癌で逝きたいと思う。癌を告知される事で、余命を知り、限られた人生をより有意義に生きたいからだ。」

自分も多くの若者の様に、癌で逝くのは絶対に嫌な人間である。身内を癌で亡くし、死に到る迄の苦しむ様が、嫌と言う程脳裏に焼き付いている。余命を有意義に生きたいという考えは判るが、だからと言って、癌で逝きたいと言える程は達観していない人間なのだ。

「癌である事が判明したら、告知して欲しい。」とか、「助かる見込みがない末期状態を迎えたら、安楽死させて欲しい。」と、常日頃家族に言っている自分だが、実際にその状況に直面した際、恥ずかしい程迄に取り乱すかもしれないし、”生”にしがみつくかもしれない。

死を毅然と受け入れるだけの境地に、自分は達せられるものなのだろうか・・・。
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3 コメント

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老衰がいいなぁ (やま)
2004-10-07 00:06:02
ぼかぁ、ガンなんて嫌ですな。

喘息もちなんで、病気のつらさはわかってますし、ガンなんてお金がいくらあっても足りないですからねぇw。
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僕は取り乱すでしょうね… (まなりん)
2004-10-08 00:09:15
 いつもコメントありがとうございます。

そしてこの度は、優しいお言葉まで頂きまして、

本当にありがとうございました。

 おかげさまで、かなり復活いたしました。



 さて、「死生観」についてですが、

正直僕は「死ぬ」のがすごく怖いと思っています。

だから、癌だとわかっても教えてほしくない気もしますし、

でも何も知らないで死ぬのもイヤだな、とも思いますし。

 どちらにしろ、僕は取り乱してしまうような気がします。



 でも、「どうすることもできない」となると、

人は以外に達観視できたりするのかも知れませんね。

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Unknown (ぱんだ)
2005-04-14 18:59:33
はじめまして、こんにちは!

ぱんだといいます。

「死生観」とても大事な問題だと思います。

人間根本の問題ではないでしょうか?



すごく大切な内容を扱っていたので、

コメント&TBさせてもらいましたね!



こちらでもこのテーマはよく扱ってますので、

よろしければ一度お越し下さい!

待ってます!!!

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