きつね目の男が逮捕！？

食生活には結構神経を配っているものの、所謂ジャンク・フードが好きという矛盾を抱えている自分。マクドナルドが期間限定の新商品「メガマック」を発売開始したという事で、早速食べに行ってみた。

味はビッグマックと同じで、挟まっているビーフの量がビッグマックの２倍の４枚との事。総カロリーが７５４キロカロリーで、これは野球のピッチャーが１試合投げ切った際に消費するカロリー数と等しいという話も在り、健康志向が高まっている昨今に在っては逆行する様な代物とも言える。

食べ終えた感想だが、味は上記した様にビッグマックと何等変わらないので意外性も糞も無い。そして何よりも困惑させられたのが食べ難さ。ビーフが倍増した分、ハンバーガー自体の高さが増し、一口齧る毎にボロボロ崩れて行ってしまう。半分も食べない内にハンバーガーの”塔”は全壊状態となり、ベトベトになった指でパンやレタス、ビーフ等を拾い集めて食さなければならない情けなさ。廻りを見渡した所、やはり同バーガーを手にしている人が悪戦苦闘している姿が。個人的には又食したいと思えるものでは無かった。

閑話休題。昨日、「グリ森きつね目男？逮捕」というニュースが報じられていた。何でも１０日に恐喝の罪で大阪地検特捜部に逮捕された医療機器販売業のＡ氏（５３歳）が、１９８４年３月に発生したグリコ・森永事件への関与を疑われて”いた”人物との事。

今回Ａ氏が逮捕されたのは、先月に「顧客から管理を任された数千万円の相続財産を着服した。」として逮捕された大阪弁護士会所属の弁護士のＢ氏（５７歳）が取調べの中で、「Ａ氏から２０年近くにわたって因縁を付けられ、総額で約１０億円の金を脅し取られて来た。」と供述したのが発端となり、取り敢えず現金約１，６００万円をＢ氏から脅し取った容疑でのもの。

”グリ森事件”は結局犯人の逮捕には到らないまま、２０００年２月１３日に一連の事件の完全時効を迎えており、万が一Ａ氏が犯行グループの一員で在ったとしてもこの事件での罪を問われる事は無いが、これ迄我が国で迷宮入りした事件の中でも三億円事件と並んで謎に満ちたグリコ・森永事件の”謎のベール”が剥がされる端緒となるのだろうか？