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「小惑星を袋で捕獲、移動させる計画・・・NASA」(4月11日、読売新聞)
米航空宇宙局(NASA)は10日、小惑星を丸ごと捕獲して、地球や月の近く迄移動させ、宇宙飛行士が破片を地球に持ち帰る計画を発表した。
2017年頃に捕獲用の無人宇宙船を打ち上げ、破片採取は2021年頃を目指す。2010年に日本の探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワの微粒子を地球に持ち帰ったが、小惑星丸ごとの捕獲や移動は、世界初の試みだ。
捕獲と移動は、無人船が担当。2年掛けて小惑星の近く迄飛行し、軟らかい素材の大きな袋を広げて、小惑星全体を包む。月の近く迄運んだ後、有人宇宙船がドッキングし、飛行士の船外活動で、小惑星の探査や破片採取を行う。地球に衝突しそうな小惑星の軌道を変える技術や、宇宙資源の開発にも繋がる。
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「2ヶ月前、ロシア中部のウラル地方に隕石が落下し、大きな被害を出した。」のは記憶に新しい所。其の際、「事前に隕石落下を予測し、ミサイルで迎撃出来なかったのかなあ?」と思ったのだけれど、TV番組に出ていた専門家曰く「彼の程度の大きさでは、事前に備えるのは難しい。」との事。「もっと大きくないと無理なんだ。」と意外だったのだが、更に意外だったのは、もっと大きなサイズの隕石を迎撃する策に付いて。「太陽光を集めて、隕石に向け反射させれば、蒸発させる事が出来る。」と、其の専門家は真顔で語っていた。
「本当に、そんな事出来るの?ネタじゃないの?」と信じられない思いで一杯だったが、今回の「軟らかい素材の大きな袋を広げて、小惑星全体を包み込み、地球や月の近く迄移動させる。」というNASAの計画は、「丸で、捕虫網で蝉や蝶を獲るみたいだなあ。」と、更に漫画チックな感じがした。
でも実際は農作物やダムの貯水の関係から出来てもやったら何らかの支障が起こるんでしょうね
ある国がある国の農作物や飲み水に影響が出る様に進路を変えたりある国がある国に台風災害を起こす為に進路を変えるとか・・・
個人的には小惑星確保に力を入れるより海水を格安&安易に飲み水に出来る研究をした方が人類の為になるような気がするんですけどね
“人類の持つ可能性”というのを信じつつも、東日本大震災で巨大な津波が“完璧な筈の防波堤”を難無く乗り越えて行った現実を目にしてから、「自然に対して人間が打ち勝とうというのは、とんでもない思い上がりで在る。」という気持ちが強くなりました。「自然災害に対して出来得る限りの“防御策”は取るも、『其れで完璧。』と思ってはいけない。」と。
網の材質、気になりますよね。以前、夢中になってみていた「ウルトラマンメビウス」で、絶体絶命の大ピンチを救う“最終兵器”が登場したのですが、扇風機の羽が回っている様な代物で、「何じゃ此れは!?」と思ったもの。今回の“捕虫網”にも、そんな感じが。