2016年夏季オリンピックの開催地がリオデジャネイロに決定した。治安面の問題は在るが、個人的には「南米初のオリンピック開催という事で、リオデジャネイロに決定すれば良いな。」と思っていたので、今回の結果は喜ばしい。是非とも成功して欲しいもの。
それにしても事前の下馬評では、「シカゴとリオデジャネイロが有力候補で、大分離されてマドリード、そして最下位は東京。」というのが大方の予想だったと思う。それが蓋を開けてみれば、第1回目の投票でシカゴが最下位となって真っ先に落選したのだから、勝負事は下駄を履く迄判らないものだ。
「今更東京でオリンピックを開催して、一体何になるのか?」というのが、大方の日本人の思いだったのではなかろうか?少なくとも自分の周りでは、「東京での開催に賛成。」という者は居なかったし。「既存の施設を出来るだけ使用する。」と石原慎太郎都知事は口にしていたけれど、そうは言っても或る程度の箱物は作るのだろうし、それがオリンピック開催後の“大きな御荷物”になる可能性は低くないと考えている。結局はその付けが税金の投入という形になるだろうし、だからこそ今回の「東京落選。」という結果は良かったと思うのだ。
今回のオリンピック招致には、一体どれだけの資金が投入されたのだろうか?プレゼンテーション用に製作された会場予定地のミニチュア・セットだけでも約5億円掛ったという話も在り、全体では莫大な“公費”が投じられた事だろう。招致活動に莫大な費用が掛るのは或る程度仕方ない事かもしれないけれど、国内世論は招致に好意的だったとは思えない中、一部の人間がごり押しの如く突っ走ってしまい、その結果莫大な無駄金を費やしてしまった感が在る。
杜撰としか思えない計画で「開国博Y150」を開催し、挙句に莫大な赤字が生じるのが確実となったと見るや、とっとと横浜市長の座を辞めてしまった中田宏氏も最悪だが(4年前の記事「中田宏という男」で、「全方位外交的な部分は気になるものの、その手腕には“一定の評価”をしていた。」だけに、「晩節を汚したなあ。」と残念な思いが在る。)、今回の件で莫大な公費を投入してしまった石原都知事も同様に最悪。
話はガラッと変わるが、昨日、東京ドームで行われた「ジャイアンツvs.ベイスターズ」の試合を観戦して来た。ジャイアンツの先発は10勝にリーチを掛けていた(9勝10敗0セーブ)内海哲也投手。そしてベイスターズの先発は、ジャイアンツ戦初登板のスティーブン・ランドルフ投手。
「初物に弱い。」というのはジャイアンツの伝統みたいな物だし、他チームもランドルフ投手の投球に手子摺っていた印象が在るので、「今日のジャイアンツは苦戦しそうだなあ。」という予感が在った。その悪い予感が的中し、「0対1」でジャイアンツは敗戦を喫する事に。「此処一番に弱い。」という不満の在る内海投手だが、9回を投げ切って1失点なのだから、この日ばかりは彼を責められない。良く投げたと思う。
座席から観ている限りでは、ランドルフ選手の投球はそれ程良くは見えなかった。ストライクとボールが結構ハッキリしていた様に思うのだが、「球が微妙にムービングしていて、打者としては打ち難いのかなあ?」という事なのかもしれない。唯、それにしても昨日のジャイアンツ打線には不甲斐無さを感じてしまった。CSに向けて、やや不安を感じさせる試合。「ジャイアンツ打線よ、奮起せよ!!」という思いが。
「奮起せよ!!」と言えば、「0対1」にて迎えた9回裏のジャイアンツの攻撃で、2死1&2塁から古城茂幸選手の代打として打席に立った矢野謙次選手にも同じ言葉を贈りたい。2005年から2007年にかけて、勝負強い打撃を見せてくれた彼。その闘争心溢れるプレーが印象的で大好きな選手の一人なのだが、怪我&手術で昨年及び今季の殆どを棒に振ってしまった。
そんな状況下、昨年は“山本モナ事件”の場にも居合わせたという事も在って、彼に対する“現場の目”は厳しいとも言われている。「そのプレー・スタイルが好き。」と、矢野選手を応援するジャイアンツ・ファンは結構居る様だが、そうは言っても何時迄も「昔の名前で出ています。」では駄目。若手野手の台頭著しいジャイアンツに在っては、昨日の様な大チャンスで結果を残さないと、ファンが離れて行ってしまうのもそう先の事では無いだろう。大好きな選手だけに敢えて厳しく言う、「矢野選手よ、奮起せよ!!」。
【チャンピオンフラッグ&優勝トロフィー】
【場内一周】
ジャイアンツ・ファンにとっては内海投手の好投以外に収穫らしい収穫の無かった昨日の試合だが、場内に飾られていた「(今季のセ・リーグの)チャンピオンフラッグ及び優勝トロフィー」を間近で見られた事と、そのチャンピオンフラッグを選手達が持って場内一周している姿を見られた事は収穫だった。
それにしても事前の下馬評では、「シカゴとリオデジャネイロが有力候補で、大分離されてマドリード、そして最下位は東京。」というのが大方の予想だったと思う。それが蓋を開けてみれば、第1回目の投票でシカゴが最下位となって真っ先に落選したのだから、勝負事は下駄を履く迄判らないものだ。
「今更東京でオリンピックを開催して、一体何になるのか?」というのが、大方の日本人の思いだったのではなかろうか?少なくとも自分の周りでは、「東京での開催に賛成。」という者は居なかったし。「既存の施設を出来るだけ使用する。」と石原慎太郎都知事は口にしていたけれど、そうは言っても或る程度の箱物は作るのだろうし、それがオリンピック開催後の“大きな御荷物”になる可能性は低くないと考えている。結局はその付けが税金の投入という形になるだろうし、だからこそ今回の「東京落選。」という結果は良かったと思うのだ。
今回のオリンピック招致には、一体どれだけの資金が投入されたのだろうか?プレゼンテーション用に製作された会場予定地のミニチュア・セットだけでも約5億円掛ったという話も在り、全体では莫大な“公費”が投じられた事だろう。招致活動に莫大な費用が掛るのは或る程度仕方ない事かもしれないけれど、国内世論は招致に好意的だったとは思えない中、一部の人間がごり押しの如く突っ走ってしまい、その結果莫大な無駄金を費やしてしまった感が在る。
杜撰としか思えない計画で「開国博Y150」を開催し、挙句に莫大な赤字が生じるのが確実となったと見るや、とっとと横浜市長の座を辞めてしまった中田宏氏も最悪だが(4年前の記事「中田宏という男」で、「全方位外交的な部分は気になるものの、その手腕には“一定の評価”をしていた。」だけに、「晩節を汚したなあ。」と残念な思いが在る。)、今回の件で莫大な公費を投入してしまった石原都知事も同様に最悪。
話はガラッと変わるが、昨日、東京ドームで行われた「ジャイアンツvs.ベイスターズ」の試合を観戦して来た。ジャイアンツの先発は10勝にリーチを掛けていた(9勝10敗0セーブ)内海哲也投手。そしてベイスターズの先発は、ジャイアンツ戦初登板のスティーブン・ランドルフ投手。
「初物に弱い。」というのはジャイアンツの伝統みたいな物だし、他チームもランドルフ投手の投球に手子摺っていた印象が在るので、「今日のジャイアンツは苦戦しそうだなあ。」という予感が在った。その悪い予感が的中し、「0対1」でジャイアンツは敗戦を喫する事に。「此処一番に弱い。」という不満の在る内海投手だが、9回を投げ切って1失点なのだから、この日ばかりは彼を責められない。良く投げたと思う。
座席から観ている限りでは、ランドルフ選手の投球はそれ程良くは見えなかった。ストライクとボールが結構ハッキリしていた様に思うのだが、「球が微妙にムービングしていて、打者としては打ち難いのかなあ?」という事なのかもしれない。唯、それにしても昨日のジャイアンツ打線には不甲斐無さを感じてしまった。CSに向けて、やや不安を感じさせる試合。「ジャイアンツ打線よ、奮起せよ!!」という思いが。
「奮起せよ!!」と言えば、「0対1」にて迎えた9回裏のジャイアンツの攻撃で、2死1&2塁から古城茂幸選手の代打として打席に立った矢野謙次選手にも同じ言葉を贈りたい。2005年から2007年にかけて、勝負強い打撃を見せてくれた彼。その闘争心溢れるプレーが印象的で大好きな選手の一人なのだが、怪我&手術で昨年及び今季の殆どを棒に振ってしまった。
そんな状況下、昨年は“山本モナ事件”の場にも居合わせたという事も在って、彼に対する“現場の目”は厳しいとも言われている。「そのプレー・スタイルが好き。」と、矢野選手を応援するジャイアンツ・ファンは結構居る様だが、そうは言っても何時迄も「昔の名前で出ています。」では駄目。若手野手の台頭著しいジャイアンツに在っては、昨日の様な大チャンスで結果を残さないと、ファンが離れて行ってしまうのもそう先の事では無いだろう。大好きな選手だけに敢えて厳しく言う、「矢野選手よ、奮起せよ!!」。
【チャンピオンフラッグ&優勝トロフィー】
【場内一周】
ジャイアンツ・ファンにとっては内海投手の好投以外に収穫らしい収穫の無かった昨日の試合だが、場内に飾られていた「(今季のセ・リーグの)チャンピオンフラッグ及び優勝トロフィー」を間近で見られた事と、そのチャンピオンフラッグを選手達が持って場内一周している姿を見られた事は収穫だった。
阪神能見VS巨人内海は、今年のセリーグの名勝負といっていいかも知れません。
結果として、能見の全勝におわりましたが。
もし、阪神がクライマックスシリーズに出て、巨人と当たるのならば、能見V内海の勝負がまた見られるかも知れませんね。
内海はこんどこそとリベンジを狙っているでしょう、能見はなにを、返り討ちだと思っているでしょう。それとも原さんは、能見には内海は避けるでしょうか。
阪神ファンだけかもしれませんが、こういう対決はぜひやってもらいたいですね。今では数少なくなった「名勝負」ではないでしょうか。こういうロマンがプロ野球の醍醐味でしょう。
4対3で阪神リード、9回巨人の攻撃、ツーアウト満塁、バッター小笠原、ピッチャー藤川投げた!
なんてワクワクしますね。
ほんとは、阪神の勝ち負けよりも、こういうのを見たくて、私はプロ野球を観てるのです。
ジャイアンツのリーグ優勝もおめでとうございます。この強さは本物ですね。当分の間かつての「暗黒の9年間」のような状態が続くのかと思うと、タイガースファンとしては憂鬱の一言。
そのタイガース。今は3位に踏みとどまり、CSシリーズ進出に望みを残していますが、いつも肝心なところでズッコケているので、さて、どうなることやら。
南米、アフリカともにオリンピックをしていない場所でしたので、いいことだと思いますが、治安、大丈夫なんでしょうかね。
アメリカが真っ先に落ちたのはびっくりでした。真っ先に落ちるのはヨーロッパだと思ったのですが。
日本は順当だと思ってましたが、落ちてみれば残念です。
当分日本にオリンピックが来ないような気がしてます。
ヨーロッパは何度もやっているのですから、辞退して欲しかったです。サッカーもそうですが、国が多くて有利だし、ずるい気がします。
ファンだから余計に厳しい目で見てしまうというのも在りましょうが、近年の内海投手にはどうしても物足りなさを感じてしまって。「潜在能力を考えたら、何で踏ん張れない?」という、此処一番での弱さに何度歯噛みした事か。真のエースになって欲しいだけに、残念でなりません。
今季の能見投手は、本当に素晴らしい。ピンチを迎えても端正なマスクを崩さず、渾身の球を投げ込む姿は、ジャイアンツ・ファンの自分ですら魅了されます。来期以降も引き続き好結果を残せるかが課題となりましょうが、それをクリア出来ればエースになれる逸材かと。
原監督は結構「プロの美学」を重視するタイプの監督だと思いますので(昨年迄は、それが悪い方向に出過ぎた嫌いも在りますが。)、エース対決は在り得るでしょうね。唯、「原監督自体が内海投手をどう捉えているのか?」、即ち彼をエースとして捉えているので在れば、能見投手vs.内海投手という対決の可能性は在りますが、“現状では”ゴンザレス投手やグライシンガー投手等の方をエース格と捉えている感じも在り、どうなる事か。
もしタイガースが3位になった場合、CSではドラゴンズとの対決が先ずは待っている訳ですが、此処で能見投手の起用法が大きな鍵を握る気がします。チェン投手に対して彼をぶつけるか否か?チェン投手との対決を回避して、確実に星を拾うのも一つの策では在ると思うのですが、敢えてエースにエースをぶつけてタイガースが勝利を収めたならば、タイガースは一気にCSを勝ち上がる(つまりジャイアンツも倒す。)可能性が高い様に予想します。
五輪、あまり興味がなかったのでスルーです。いまさら「高度成長」とか「戦後の復興をアピール」なんて大義はないし。結局は「袖の下の差」で決まったような印象があるし・・・
シカゴが真っ先に落ちた時はうれしかった。
でも東京が落ちてマドリッドが残ったのはうれしくなかった。複雑な感慨でした。
よく考えたら、来ていたヨーロッパのIOC委員の多くは王族が多く、だいたいあの辺みんな親類です。元選手たちにしても狭いヨーロッパ、スペインなんて庭みたいなもんだ。ずるいというのは当っています。
ただ、ブラジルに縁の深い知人が言っていました「スラムクリアランスで相当の人が追い出されるだろう」と。
中国や南アフリカ、1964年の日本もそうだったですね。
そう考えるとオリンピックは平和と友好の大会とはえらい遠いものだと思ったりもします。
第一回WBCが開催された際、アメリカ代表チームに有利な判定がちょこちょこ在って、それが他国の不興を買いました。WBCがメジャーリーグの影響を強く受けているのが、そういった“誤判定”を生み出した要因だと思っておりますが、どんな組織でも特定の人物や国の影響を完全に排除するのは難しいのも事実。IOCもその例外では無いでしょうね。
個人的には「オリンピック開催地=多くが開催する大義名分を支持出来る国」で在って欲しいと思っています。所謂「先進国」では無い国が、オリンピック開催によってインフラや治安、モラルの向上に繋げてくれれば良いと思うし、その意味では今回の候補地の中でリオデジャネイロが一番相応しかったのではないかと。
唯、懸念されるのは「開催迄に治安の向上が何処迄図れるのか?」というのと、Spa supernova様も指摘されておられる「貧しき人達の排除」でしょうね。中国で開催された際もそうですが、1964年の東京オリンピックの際も「見栄えの悪い存在は隠せ!」と排除された歴史が在ると聞きますし。
世界を幾つかのブロックに分け、「今回はこのブロックから開催国を選ぶ。」といった感じで順繰りに選べば良いと自分も思います。余りにも治安が悪かったり、経済情勢を鑑みて不適切と思われるケースも当然在りましょうから、単純に「立候補した中から籤で決める。」という訳にはいかないでしょうが、少なくとも特定の地域に偏るというのは取り除けるのではないかと。
今回の場合、「南米初の開催地」というインパクトが強かったので、或る程度「リオデジャネイロで決まり。」という雰囲気は在りましたね。それに比べて日本の場合は、「東京でなければならない大義名分」が無かった様に感じます。