ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

襲名披露宴での話

2020年02月10日 | 御笑い関連

移動中の車内でラジオ番組を聞いていたら、“自身が司会を務め襲名披露宴の話”を赤江珠緒さんがしていた。襲名披露宴とは、「新進気鋭講談師として注目を浴びている神田松之丞氏の真打昇進、そして2月11日講談大名跡神田伯山(かんだ はくざん)の6代目を襲名する事を祝っての。」だ。会場には約400人の招待客が訪れたと言う。

彼女が驚いた事の1つが“中締め”に付いて。自分は以前、何かの本で読んだ事が在ったのだけれど、こういう襲名披露宴では、宴が始まってから時間を置かずに、“中締め”が行われる。普通は宴が盛り上がった中程に中締めが行われる物だが、芸人が多く参加する襲名披露宴の場合、演芸場に出演する時間も考え、顔を出したら直ぐに“抜けられる”様に配慮されている。のだ。

講談の世界に付いて良く知らない赤江さんは、神田氏の奥様から色々話を聞いた。今回襲名する「神田伯山」という名跡は、過去に4人(4代目は飛ばされている。)が名乗っているが、皆“名人”と呼ばれる様な人達。「伯山」を赤江さんは「ハ→ク→ザ→ン→」とフラットに発音していたのだが、「掛け算(かけざん)」の発音と一緒で、「ハ→ク↑ザ→ン→」というのが正しいのだとか。

又、神田伯山の墓は“一番新しい代の神田伯山”が守る事になるので、奥様曰く「6代目が亡くなったら、“家族と入る墓”の他に、“7代目が守る墓”に分骨しなければいけないかも。」と。大名跡を得たら得たで、色々面倒臭い様だ。

講談は「一字一句、其れこそ“てにをは”に到る完璧に覚えなければいけない。」そうで、だからこそ“てにをは”1つ間違えてしまうと、後が思い出せなくなってしまう事も在るらしい。そんなにも繊細話芸だったとは・・・。


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