ベスト・ジーニスト

本年度のベスト・ジーニストが発表されていた。「一般選出部門では亀梨和也氏と倖田來未さん」が、「協議会選出部門では中田宏氏、荒川静香さん、そして釈由美子さん」が選出。「国内在住の有名人で、ジーンズ姿が最も似合う男女を選ぶ。」というのがこの賞の”建前”の様だが、「ジーンズ姿が似合う云々は”後付の理由”で、要は納豆クイーンと同じく、今流行の人物に賞を与えて世間の耳目を引く為のイベント。」とずっと感じていた。

今回で言えばスケート衣装のイメージしかない荒川静香さんが当該する訳だが、協議会選出部門の選考基準を確認した所、「日本ジーンズメーカー協議会の加盟全１１社が、『ライフスタイルが“ジーンズ・スピリット”に相通じる物が在ると判断される方や、協議会としてジーンズの愛用を切望する方』を対象に各社男女１名を推薦＆選出し、それ等の候補者の中からベスト・ジーニスト選考委員会によって最終選考＆決定。」となっていた。なるほどで在る。

それにしても、一般選出部門の男性はずっとジャニーズのタレントが選出され続けているのも何だかなあ・・・と思ったのだが、歴代受賞者リストを見ると昨年は氷川きよし氏が選出されていたというのを初めて知った。そして最も意外だったのは、このベスト・ジーニストなるイベントが２２年前から開催されていたという事実。第１回の１９８４年は、「一般選出部門が郷ひろみ氏＆浅野ゆう子さん」、「協議会選出部門が田英夫氏＆糸井重里氏」となっている。何とも時代を感じさせる顔触れだ。

来年の協議会選出部門は、安倍晋三氏が選出されるのではなかろうか？何なら有名”人”なんていう決まりは取っ払って、レッサーパンダの風太君及びその子供や、”ど根性大根”の大ちゃん等をベスト・ジーニストとして選出しては如何かと。それ位、個人的にはどうでも良い話なのだが。