昨日行われた「ジャイアンツvs.ドラゴンズ」戦。自分は日テレG+で中継を見ていたのだが、意外なシーンを目撃してしまった。
「2対2」の同点で迎えた9回裏、ジャイアンツは2死満塁で、打席に入ったのは高橋由伸選手。6回裏に同点ホームランを放った彼だけに、「サヨナラゲームにしてくれる筈。」と大いに期待したのだが、結果はセンター・フライに終わってしまった。
「3ボール-1ストライク」という打者有利のカウントで、真ん中に入った球をあっさりと見逃した高橋選手。どんな場面でも積極的に打ちに行く彼なので、「えー、何で!?」と感じてしまった。解説を務めていた水野雄仁&赤星憲広両氏も、其の辺を不思議に感じた様で、「珍しいですね。」といった発言をしていた。
絶好のチャンスを逃した直後、ベンチに戻った高橋選手をカメラは捉えていたが、「彼の球を見逃してしまったのは・・・。」といった残念&無念な表情が印象的だった。
とは言え、此れが「意外なシーン」だった訳では無い。ドラゴンズの3番手投手として9回裏から登板し、2死満塁の大ピンチを作るも、何とか抑え切った浅尾拓也投手が、意外なシーンの主人公だ。
【浅尾拓也投手】
「ドラゴンズ切っての“美少年”」とも言われる浅尾投手。スリムな体型にジャニーズ顔と、悔しいけれどイケメンと言わざるを得ない。今年で29歳になるのだから「美少年」という呼称はおかしいのだが、そう感じさせない程の童顔。
女性ファンからは「浅尾きゅん」とか「たっくん」という愛称で呼ばれる、実に甘いマスクの彼だが、学生時代は可成りのヤンチャ系だったらしい。普段は大人しいけれど、マウンドに上がると超強気で、強心臓の持ち主という話も聞く。だからこそ、彼だけの凄い結果を残して来れたのだろう。
で、2死満塁の大ピンチを切り抜け、ベンチに戻った浅尾投手を、カメラは捉え続けていた。「危なかったなあ。」とでも話していたのだろうか、チームメートに対して苦笑いを浮かべていた彼。そして清涼飲料水の入った紙コップをグイッと掴み、真顔で飲み干すシーンが映し出された。
「ん?」と思ったのは、彼の手元がプルプルと微妙に震えていたから。投球時、球をグッと強く握り締める事から、其の反動で手が震えていたという可能性も無い訳では無いだろうが、「彼だけの凄い投手でも、大ピンチを迎えた際には、心身共に極限状態になるんだなあ。」と感動してしまった。
もう漁夫の利しか期待できないドラはほっといて
他人事ながらジャイアンツの澤村と菅野は実力が有りながら足踏み状態ですね
特に澤村は投げれば投げるほど骨折り損のくたびれ儲けて感じで悲運のピッチャーで終わりそうな気が・・・
見ている方も痺れましたが、生活を懸けて闘っている選手達は、もっともっと痺れた事でしょうね。冷静沈着な雰囲気の浅尾投手だけに、彼のプルプルと微妙に震えた指は、非常に印象に残りました。
澤村投手の場合は以前の記事でも書いた様に、「セルフコントロールが出来ていない。」という面を強く感じるし、「負けのスパイラルに陥る要素(「先頭打者を、安直に塁に出してしまう。」、「味方が点を取ってくれた直後の回に、失点をしてしまう。」等。)」を自ら生み出している所が在りますので、「まあ仕方無いなあ。」と思うのですが、菅野投手の場合は「悲運」という感じがしますね。負けが付いた試合で明らかに彼の投球に責任が在ったのは、せいぜい2試合位ではないかと。両投手共、腐らずに頑張って欲しいです。