
昨年に引き続き、今年も世田谷区の馬事公苑に足を運んだ。「第36回せたがや ふるさと区民まつり」が開催されていたからで、一番の楽しみは19時からのライヴ。昨年はザ・ヴェンチャーズだったが、今年は太田裕美さん。「木綿のハンカチーフ」【動画】は好きな曲の1つなので、何としても生で聞きたかった。
ライヴの開始前、隣に座っていた小母ちゃん達が「太田裕美って、『木綿のハンカチーフ』以外にヒット曲在ったっけ?」と、実に失礼な会話をしていた。「『しあわせ未満』【動画】や『九月の雨』【動画】、『ドール』【動画】、『さらばシベリア鉄道』【動画】等、『木綿のハンカチーフ』以外にもヒット曲在るやんけ!」と心の中で呟くも、「でも、一般的には『木綿のハンカチーフ』だけってイメージも強いんだろうなあ・・・。」と思ったりも。
ライヴが始まり、一発目の曲を太田さん自身が紹介。「最初の曲は『木綿のハンカチーフ』・・・」と口にした時点で、場内はドッと沸いたのだが、直ぐ様「いや、『木綿のハンカチーフ』じゃなくてですね、『木綿のハンカチーフ』の次に出した曲『赤いハイヒール』【動画】を歌います。」と苦笑し乍ら彼女が説明すると、場内からも笑いが。
「そろそろ『木綿のハンカチーフ』かな?」と期待して聞き続けるも、歌われない儘にライヴは終了。「嘘だろ!?」と唖然としていたら、場内から御約束の「アンコール、アンコール!」の掛け声が飛び交い、ステージに太田さんが再登場。「さらばシベリア鉄道」を歌った後に、漸と待望の「木綿のハンカチーフ」が最後の曲として歌われた。「幾ら何でもアンコール、其れも最後の最後迄歌わないっていうのは、引っ張り過ぎだよなあ。」と思うも、場内が一番盛り上がったのは確かだった。
そんな訳で、昨日行われた「ジャイアンツvs.タイガース」戦は、リアル・タイムで見なかった。帰宅してから「『0対7』でタイガースの勝利。」という結果を知る事に。ジャイアンツは菅野智之投手、タイガースは藤浪晋太郎投手と、共にルーキーが先発し、6回を「6安打無失点」に抑えた藤浪投手が勝利投手。「タイガースの高卒ルーキーで、ジャイアンツ戦初登板&初勝利を達成したのは、1967年の江夏豊氏以来。」という事で、敵乍ら“天晴れな若武者”で在る。
今回の対タイガース3連戦を迎える前、「2位タイガースとのゲーム差(7.5ゲーム)を考えたら、3連敗さえしなければ良い。」と思っていた。其の意味では「ジャイアンツの1勝2敗」という結果自体は「OK。」と捉えているのだが、ジャイアンツにとっては“内容が良くない3連戦”で在ったのも事実。
ジェイソン・スタンリッジ投手、能見篤史投手、そして藤浪晋太郎投手というのが、今回の3連戦に於けるタイガースの先発。ジャイアンツ打線はスタンリッジ&藤浪両投手に抑え込まれたという感じだし、勝ったとはいえ能見投手も「打ち崩した。」という気はしない。榎田大樹投手やランディ・メッセンジャー等、タイガースの先発陣は概して安定感が在る。
一方、ジャイアンツの先発陣は・・・内海哲也投手、杉内俊哉投手、宮国椋丞投手、デニス・ホールトン投手は安定感に欠ける。菅野智之&笠原将生両投手は頑張っていると思うが、今後は“蓄積疲労”が懸念される。*1此処数試合で言えば、澤村拓一投手は好投しているけれど、基本的に「セルフコントロールに難が在るタイプ」と思っているので、今季“も”貯金は出来ないだろう。リリーフ陣も昨年迄の盤石さが無いし、投手陣は非常に不安。
ジャイアンツもタイガースも、セ・リーグのクライマックス・シリーズ(CS)に進出するのは“確定”と言って良いだろう。ジャイアンツとタイガースがCSで対戦する事を考えると、今回の3連戦でタイガースの先発陣にジャイアンツ打線が大苦戦した事は、不安が一杯。CSを踏まえても、「タイガースの投手陣を、如何に打ち崩すか。」が重要になるだろう。
沢村は勝ち星に恵まれませんね。阪神でいえば岩田でしょうか。岩田が投げると打てません。
ひいきチームの投手陣に不安が無いのは、田中ようする楽天ファンぐらいでしょう。
それにしても、阪神は巨人には勝ちますが、DeNA苦戦します。巨人はDeNAに勝ち越してるでしょう。巨人、阪神、DeNAはじゃんけんみたいですな。
クライマックスシリーズ。私は反対です。巨人、阪神以外のチームが勝って、日本シリーズ出場となれば、巨人、阪神のこの一年の戦いはなんだったんだ。と、なります。
今回の対ジャイアンツ3連戦前に行われた対ドラゴンズ3連戦に関し、或るタイガース・ファンの方のブログで、(タイガースの)敗戦後に和田監督が述べた「捕手が谷繁じゃ無い分、配球が変わっていた。」というコメントに付いて、憤りの声が上がっていました。首脳陣の策の無さを感じての憤りな訳ですが、此れって凄く判ります。ジャイアンツ打線が同じ投手に何度遣られても、試合後に原監督が「同じ投手に何度も遣られていてはいけません。」とか、「明日から切り替えるだけです。」といったワンパターンなコメントを出すと、自分もイラッとしますし。
事程左様に、自分が応援するチームに対しては、どうしても厳しい見方をしてしまうものなんですよね。ジャイアンツ・ファンからすると、タイガースの先発陣は実に安定している様に感じてしまうし、逆にジャイアンツの先発陣には不安感一杯。CSや日本シリーズの様な短期決戦では、安定感の在る投手を如何に多く抱えているかが鍵になる。ゴールデンイーグルスは田中将大投手という大エースを抱えており、彼での勝利が確実な状況故、短期決戦では非常に有利。
CSに関しては、自分も大反対。以前にも書いた事ですが、仮にジャイアンツがレギュラー・シーズンで2位、又は3位に終わり、CSで勝ち抜いて日本シリーズへと駒を進めたとしても、嬉しく無いとは言わないけれど、違和感は凄く在る。矢張り「レギュラー・シーズンで優勝したチーム同士が、日本シリーズで対戦する。」という形じゃないと、“真の日本一を決める闘い”では無いと思っていますので。
皆さんクライマックスシリーズに否定的ですが無くならないでしょうね
何と言っても金になるから日本プロ野球機構も球団も選手側もマスコミもやめる気もやめさせる気も無いでしょう
三位との差が少なければ四位五位六位も張り切り消化試合が無くなるから良いと言う意見も有りますね
5年ぐらい連続で常に二位や三位のドラゴンズもしくはカープがセ・リーグ優勝チームを倒して日本シリーズに進出したらスポーツ新聞売れず視聴率取れずスポンサー現れず経済効果無しに怒ったマスコミやプロ野球機構や経済界からクライマックスシリーズ廃止の声が上がるかも
消化試合が少なくなる等、CSのメリットは理解しているのですが、「レギュラー・シーズンという長丁場を闘い抜き、そして1位に輝いたチーム同士が日本一を懸けて闘う。」というのが日本シリーズと考えている者にとっては、どうにもCSという制度がしっくり来ません。
とは言っても、透明人間様も指摘されている様に、CSが「新たな金を生み出す制度」で在る以上、中々廃止とはならないでしょうね。セ・パ共に3位のチーム、其れも借金を抱えたチーム同士がCSで勝ち上がったら、流石に「此れってどうなの?」という声が大きくなるのだろうけれど・・・。