ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

飛沫

2021年02月09日 | 其の他

子供の頃、“血液”には“特殊な液体”という感覚しか無かった。「人間を含めた多くの生物が生きて行く上で必要。」という点で“特殊な液体”という意味で在り、其処に“危険”というイメージは無かった。でも、年齢を重ねて行く事で、「B型肝炎C型肝炎エイズ等は、血液中の病原体が注射や傷口への接触等により、体内に入り込む事で感染する。」という事実を知り、「血液って、危険な面“も”在るのだなあ。」と思う様になった次第

東京都内での感染者数は減少傾向に在るとはいえ、世界的には終息が全く見えない新型コロナウイルス感染症AFPが各当局の発表に基づき、日本時間7日午後8時に纏め統計によると、世界の新型コロナウイルス感染症による通算死者数は231万234人との事で、此の数はスリランカの総人口約213万人(2019年現在)より多い

血液に対して“新たな思い”を持つ様になったのと同様、新型コロナウイルス感染症の大流行によって、飛沫に対しても新たな思いを持つ様になった。人が多くの飛沫を出す事は理解していたけれど、『こんなにも出していたのか。』という驚きの思い。で在る。

「マスクを着用せずに歩いている奴を見掛けた!」といった“自粛警察”の指摘が結構見受けられるが、確かにマスクを着用せずに出歩いている者を見掛ける事は在るものの、非常に珍しい存在なのは事実。自分の経験から言えば、九分九厘の人はきちんとマスクを着用して出歩いているイメージだ。実際、そんな状況が昨年からずっと続いているからこそ、「国内のインフルエンザの感染者数が、例年に比べて大激減している。(昨年11月の感染者数は、前年月の約9割減だったとか。)」のだと思う。「全員がマスクを着用し続けた結果、本来放出されていた飛沫が大幅に抑えられた。」という事で在ろうが、「そんなにしても放出が完全には抑えられず、又、感染力が非常に高い。」というのが、新型コロナウイルス感染症の怖さなのだ。

で、ふと考える。新型コロナウイルス感染症が流行する以前、1年を通して皆がマスク着用するなんて事が無かった頃、どんなに多くの飛沫が飛び散っていたのだろか?我々が放出した飛沫は、目には見える事が無かったけれど、非常に多く空中に舞い、そして机やドアノブ等をべちゃべちゃにしていたのだなあ。と。


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