今夏行われた「第99回全国高等学校野球選手権大会」ではホームランが乱れ飛び、終わってみれば合計で「68本」と、1大会での最多ホームラン記録数を更新した。清宮幸太郎選手は高校通算ホームラン数を「111本」とし、其れ迄の最多ホームラン数「107本」を更新。日本プロ野球では通算ホームラン数「10万本」が目前に迫る(昨日の試合が終わった時点で、通算ホームラン数は「99,981本」。)等、今年の野球界はホームランに関する記録が目立つ。
そんな中、昨夜の「ジャイアンツvs.スワローズ」戦の4回裏、ジャイアンツの中井大介が放った今季5本目のホームランが、ジャイアンツにとってはチーム通算1万本目となった。「通算9,999本で、残り1本。」というのは知っており、「通算1万本はケーシー・マギー選手か、村田修一選手辺りが打つのでは?」と予想していたが、伏兵の中井選手が歴史に名を刻む事に。中井選手おめでとう!!!
ジャイアンツで通算1本目のホームランを放ったのは、1936年7月15日の中島治康氏。彼は“日本プロ野球初の三冠王達成者”としても知られるが、其の日から「29,659日目」の1万本達成となる。チームでの通算ホームラン1万本を達成したのは、12チームで初めて。
ジャイアンツの通算ホームラン、節目の本数を達成した選手を列記してみる。
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1本: 中島治康氏(1936年7月15日)
500本: 青田昇氏(1950年6月8日)
1,000本: 土屋正孝氏(1956年4月29日)
1,500本: 宮本敏雄氏(1960年9月27日)
2,000本: 王貞治氏(1965年5月7日)
2,500本: 森永勝也氏(1968年9月12日)
3,000本: 王貞治氏(1972年6月9日)
3,500本: 富田勝氏(1975年8月28日)
4,000本: 柳田真宏氏(1978年9月10日)
4,500本: 原辰徳氏(1982年5月21日)
5,000本: 槙原寛己氏(1985年6月28日)
5,500本: 呂明賜氏(1988年7月31日)
6,000本: 駒田徳広氏(1992年8月17日)
6,500本: 松井秀喜氏(1996年7月14日)
7,000本: 二岡智宏氏(1999年8月31日)
7,500本: 高橋由伸氏(2002年6月23日)
8,000本: タフィ・ローズ氏(2004年7月25日)
8,500本: 小笠原道大氏(2007年6月30日)
9,000本: アレックス・ラミレス氏(2010年5月9日)
9,500本: ホセ・ロペス選手(2013年8月25日)
10,000本:中井大介選手(2017年9月26日)
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リアル・タイムで見た記憶が在るのは、「3,000本」の王貞治氏以降。中でも「投手で、尚且つ打撃の良く無い選手が記念のホームランを打った。」という事で、「5,000本」の槙原寛己氏は特に印象に残っている。
日本球界では「868本」と、最もホームランを放った王貞治氏。上記の様に、節目のホームランも2度記録している訳だが、「1万分の868」と、1人で全体の8.68%のホームランを放っている事になる。