危うく犯罪者！？

由無し事をダラダラと書き連ねただけの当ブログ、それも更新がストップしたままだというのに、８日には７７４人もの方が覗いて下さった。又、“休養中”には多くの方から温かい御言葉を頂戴し、それが自身のエネルギーにもなった。此処に改めて感謝の意を表したい。有難う御座いました。

予想だにしなかった“人災”に巻き込まれ、ＷＢＣ時のイチロー選手ではないけれど「心が折れ掛けそう」にもなったが、何とか復調。トラブル処理が一段落した事も在り、本日から当ブログを復活させたい。暫くは“慣らし運転”という事で、連日の記事アップも為らないとは思うが、御理解戴けると幸いだ。

未だ生々しさが残っているので無理だが、時間が経てば今回の人災に付いて記事にしてみたいとは思っている。誰の身にも起こり得る事では在るのだが、多くの人が「自分には無関係。」と無意識の内にも思っているで在ろう出来事。「不景気風が吹き荒れている御時世だからこそ、危険回避の為の最低限の取り組みは必要。」と痛感させられたが、その辺は記事にした時に詳しく記したい。

さて復活第一弾の記事だが、気分一新の意味も込めて思いっきり馬鹿な思い出話にした。それは高校時代の話だ。昼食を取り終えて教室で友人達と馬鹿話をしていたら、突如御腹がキュルルルルと鳴り出した。どうやら冷えた牛乳を一気に飲んだのが災いした様で、強烈な下痢状態に陥ったらしい。話を切り上げて近くのトイレに駆け込むも、個室は全て埋まっている。仕方が無いので猛ダッシュで他の階のトイレを回るも、運悪く何処も個室が空いていない。腹の痛みは増すばかり。其処で普段余り行く事の無い別棟のトイレを利用しようと、階段を駆け下りて向かったのだった。

人気の余り無い廊下を駆け抜け、トイレに飛び込む。「おー、在った！！」と喜びつつ、空いている個室に入って用を足した自分。余りにも我慢した為、気付けば額には薄らと汗が浮かんでいた。「何とか漏らさずに済んだ。」とホッと胸を撫で下ろし、ふっと前方に目を向けると見掛けない物体が。壁の隅に置かれた白い容器。「まさか・・・。」と思ったが、やはりそれは汚物入れだった。そう、間違って女子トイレに飛び込んでしまったのだ。何故そんな間違いをしてしまったのか？普段使っていた棟とその棟とでは、男子トイレと女子トイレの配置が何故か入れ替わっていたのだ。

「やばい。こんな所を見付かったら、完全に変質者扱いされてしまう。」と、慌てて個室から出ようとしたのだが、外から数人の女子生徒の声が聞こえて来て動きを止める。その声は段々大きくなり、そして彼女達は“このトイレ”の中に入って来た。「女子更衣室のロッカーや女子トイレに入り込んで覗き見をし、それがバレて捕まる男子生徒。」の姿を、「毎度おさわがせします」（動画）や「パンツの穴」等で良く見て「馬鹿だなあ。」と笑っていた自分だが、悪意では無いにしても「同じ目に遭ってしまうのか・・・。」と冷や汗が流れ落ちる。

微動だにせず、息を潜めて個室に“立て籠もる”も、女子生徒が次から次にトイレに入って来る気配が。この時程、時間の過ぎるスピードが遅いと思った事は無かったかもしれない。実際には２０分程だったろうが、自分には１時間位経過したと感じた頃、ようやく始業のチャイムが鳴った。人の気配は感じられない。しかし「もしかしたら、トイレの出入り口で誰かと出くわしてしまうかも。」という恐怖心も在り、数分程様子見を。「もう大丈夫だろう。」と思い、ゆっくりとドアを開け、そしてキョロキョロと周りを見回し乍ら、“無事に”外へと出た。

慌てて教室に戻ると、数学の教師が出席を取っている最中。「何処で油を売ったんだ！」と叱られたが、危うく犯罪者にされかかった事を考えれば何とも無かったのは言う迄も無い。