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「郵便ポスト、1ヶ月30通以下が25%・・・10通未満も10.9%」(7月27日、読売新聞)
日本郵便は27日、「1ヶ月当たりの投函数が30通以下の郵便ポストが、全国で約25%を占めている。」との調査結果を明らかにした。日本郵便は、利用の少ない過疎地等のポストも原則1日に1回、郵便物を収集しており、維持コストが課題となっている。
日本郵便が、郵便ポストの設置基準の在り方や活用方法等を検討している総務省の有識者会議に示した。
今年6月、ポストから郵便物を集める全国の担当者に対し、1ヶ月当たりの平均的な投函数を聞き取った。此の結果、「略利用されていない『0~1通』が3.9%、週に1通程度の『2~9通』が7.0%、数日に1通の『10~19通』が7.4%、毎日1通程度の『20~30通』が6.9%。」となり、計25.1%に達した。
郵便法の施行規則は、旧日本郵政公社法が施行された2003年のポスト数を基準として、「遍く全国に設置されていた郵便ポストの本数を維持する事。」等と定めている。2003年度末時点では、全国に約18万6,000本のポストが在ったが、地権者の都合や老朽化で撤去される場合も在り、今年3月末時点では約17万5,000本に減っている。
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若い頃は、郵便物を出す事が結構在った。郵便葉書で懸賞に応募したり、年賀状の他にも暑中見舞い葉書を毎年出していた。然し、ネットでの懸賞応募が殆どとなり、暑中見舞い葉書を出す事も無くなった。世間で言われる程の“手紙離れ”はしていない自分ですらそんな感じなのだろうから、「郵便物を出さない。」という人が増えているのだろうし、手紙離れの流れが、今回の調査結果として表れている訳だ。
先日、封筒に貼る郵便切手を近所のコンヴィニに買いに行ったら、「もう扱ってないんですよ。」と店員に言われ、吃驚した。其のコンヴィニでは大昔から郵便切手を購入し続けて来たのだけれど、「そんなに売れる存在では無くなった事から、取り扱いを止めたのだろうな。」と思わされる出来事だった。
其れにしても、「1ヶ月当たりの投函数が30通以下の郵便ポストが、全国で約25%を占めている。」というのは、思っていた以上の数。銀行の紙の通帳等、「維持コストが馬鹿にならないので。」という理由から廃止されて行く物が増えている。其の性格上、郵便ポストは完全撤去という事にはならないだろうが・・・。