先ずはこの記事を読んで戴きたい。経済関連と並んで己の知識が乏しいのがサッカー関連の話。それ故、金沢氏の名前も全く知らない有様なのだが、不動のレギュラーという事なので、かなり凄い選手なのだろう。(サッカー好きな方、申し訳無い(^o^;;;。)幼少時からサッカー一筋で来た彼が結婚を期に、”引退後の事を考えて”レストランで2日間のインターンシップを受けたという。
この記事を読んで、プロ野球界の現状を思い浮かべてしまった。以前、自分も記事として書いた事が在るし、ハムぞー様の記事を始めとして多くの方が触れられている話ではあるが、引退後のプロ野球選手の生活は決して華やかなものではない。寧ろ、球界に残れる一握りの人間を除いては、かなり厳しい状況に追い込まれると言っても良いと思う。収入の面での厳しさも然る事ながら、野球とは全く無関係な未知なる世界に急に放り出されるのは、野球一筋で生きて来た元プロ選手達にとって如何に厳しいものか、想像に難くは無い。
現役時に比べて大幅に収入が減るケースが大半だと聞くが、目先の収入だけではなく老後の収入、つまり選手の年金も実に心許ない状況。(この辺の事情は、ハムぞー様の記事に詳しく記載されている。)個人的には、プロ野球選手=自身の腕一本に頼る稼業という認識を強く持っている為、”互助会制度”の様なシステムは今一つ相応しくない気もするのだが、メジャーの年金事情も鑑みると、より充実した年金制度にして行く必要はあるだろう。
しかし、それよりも何よりも、全く未知なる世界に放り出されても、最低限対応出来る”人間教育”が急がれるのではないか?その一環として、金沢氏の様にオフシーズンにでも、インターンシップを受けるのも有りではないだろうか。
「プロとして生きて行こうと決めた者が、先を考えてどうこう動くのは潔くない!」とプロの矜持にかけて拒む者も居るだろう。そういった選手は受けなくても良いだろう。あくまでも任意で受けるかどうかを決めさせれば良い。これは真の意味の自己責任と言えよう。
そして、自分が球界にインターンシップ制度を導入すべきと考えるもう一つの理由が、この制度を体験する事により、ファンの視点というものが少しでも理解出来るのではないかと考えるからだ。
何度も書いている事だが、昨年の合併騒動がマスメディアを賑わわせている折、「ファンの為に闘う!」という言葉をどの選手も繰り返していた。この言葉を耳にする度に、ウンザリする思いを自分は持っていた。何故ならば、それ迄にファンを無視した言動を成す選手や、マネーゲームに狂奔する選手が少なくなく、身勝手な御都合主義を感じてしまったからだ。
案の定、合併問題が終息しオフシーズンに入ると、「ファンの為に闘う!」と言っていたのは一体何だったのか?と思わざるを得ない、身勝手な言動を成す選手達が続出した。”雑草魂”を掲げていたエースは、常識外とも思える年俸アップを口にして、大揉めに揉めている。(同年齢の主力打者の年俸を引き合いに出すのは、どうかと思う。)
又、年中行事の様にメジャー行きをちらつかせ、年俸引き上げを企んでいるとしか思えない某主力打者は、メジャーから歯牙にも掛けられない状況の今でも、身勝手な言い分を繰り返している。(この辺の話に関しては、15番様の記事を御参照戴きたい。)*1
この他にも、”勘違い”選手は少なくない。どうにも、ファンの視点とズレまくっている気がするのだ。こういったズレを少しでも小さくする意味でも、球界へのインターンシップ制度導入してはどうかと思う。特に、「自分達こそが球界のエリートだ!」とファンサービスもろくすっぽ出来ないジャイアンツ選手達には、客に頭を下げる経験をするだけでも意義在る事ではなかろうか。
*1 この某主力打者は、「メジャーからの”おっはー”を待っている。」と言っていた。オファーの事を言いたかったのだろが、お前は慎吾ママか!と毒づきたくなったのは言うまでもない(笑)。
この記事を読んで、プロ野球界の現状を思い浮かべてしまった。以前、自分も記事として書いた事が在るし、ハムぞー様の記事を始めとして多くの方が触れられている話ではあるが、引退後のプロ野球選手の生活は決して華やかなものではない。寧ろ、球界に残れる一握りの人間を除いては、かなり厳しい状況に追い込まれると言っても良いと思う。収入の面での厳しさも然る事ながら、野球とは全く無関係な未知なる世界に急に放り出されるのは、野球一筋で生きて来た元プロ選手達にとって如何に厳しいものか、想像に難くは無い。
現役時に比べて大幅に収入が減るケースが大半だと聞くが、目先の収入だけではなく老後の収入、つまり選手の年金も実に心許ない状況。(この辺の事情は、ハムぞー様の記事に詳しく記載されている。)個人的には、プロ野球選手=自身の腕一本に頼る稼業という認識を強く持っている為、”互助会制度”の様なシステムは今一つ相応しくない気もするのだが、メジャーの年金事情も鑑みると、より充実した年金制度にして行く必要はあるだろう。
しかし、それよりも何よりも、全く未知なる世界に放り出されても、最低限対応出来る”人間教育”が急がれるのではないか?その一環として、金沢氏の様にオフシーズンにでも、インターンシップを受けるのも有りではないだろうか。
「プロとして生きて行こうと決めた者が、先を考えてどうこう動くのは潔くない!」とプロの矜持にかけて拒む者も居るだろう。そういった選手は受けなくても良いだろう。あくまでも任意で受けるかどうかを決めさせれば良い。これは真の意味の自己責任と言えよう。
そして、自分が球界にインターンシップ制度を導入すべきと考えるもう一つの理由が、この制度を体験する事により、ファンの視点というものが少しでも理解出来るのではないかと考えるからだ。
何度も書いている事だが、昨年の合併騒動がマスメディアを賑わわせている折、「ファンの為に闘う!」という言葉をどの選手も繰り返していた。この言葉を耳にする度に、ウンザリする思いを自分は持っていた。何故ならば、それ迄にファンを無視した言動を成す選手や、マネーゲームに狂奔する選手が少なくなく、身勝手な御都合主義を感じてしまったからだ。
案の定、合併問題が終息しオフシーズンに入ると、「ファンの為に闘う!」と言っていたのは一体何だったのか?と思わざるを得ない、身勝手な言動を成す選手達が続出した。”雑草魂”を掲げていたエースは、常識外とも思える年俸アップを口にして、大揉めに揉めている。(同年齢の主力打者の年俸を引き合いに出すのは、どうかと思う。)
又、年中行事の様にメジャー行きをちらつかせ、年俸引き上げを企んでいるとしか思えない某主力打者は、メジャーから歯牙にも掛けられない状況の今でも、身勝手な言い分を繰り返している。(この辺の話に関しては、15番様の記事を御参照戴きたい。)*1
この他にも、”勘違い”選手は少なくない。どうにも、ファンの視点とズレまくっている気がするのだ。こういったズレを少しでも小さくする意味でも、球界へのインターンシップ制度導入してはどうかと思う。特に、「自分達こそが球界のエリートだ!」とファンサービスもろくすっぽ出来ないジャイアンツ選手達には、客に頭を下げる経験をするだけでも意義在る事ではなかろうか。

*1 この某主力打者は、「メジャーからの”おっはー”を待っている。」と言っていた。オファーの事を言いたかったのだろが、お前は慎吾ママか!と毒づきたくなったのは言うまでもない(笑)。
それをしたから直ちに効果が出るかどうかはさておいて、球界全体が「取り組んでいる姿勢」が大事だと思います。その点プロ野球は「貴方任せ」すぎます。
新人選手の脱税事件があったとき、通り一編の講習会を行っただけでした。どうして会計士や税理士を代理人に入れさせないんだろうと思いました。
おそらく交渉に来られて、いやだからでしょうね。
常識程度は選手も知っておく必要がありますが、それ以上はプロに任せるべきです。
判りやすくひらたく言うと「税に詳しくなる間があれば、素振りの1回でもして欲しい」です。
そのときから「選手を守る」発想がないんだなと、今日まで思っています。
この点、プロ野球は球団側も選手会側も「引退後の長い人生をどう生きるか」という問題について真剣ではないと言わざるを得ません。
ただ、以前みた記事で注目しているのが、東北楽天が選手へのパソコン教室を実施するという話です。
(参考)http://www.sponichi.co.jp/baseball/kiji/2004/12/06/09.html
もちろんパソコンができるだけで就職できるとは限りませんが、できるに越したことがないのは確かですし、このような動きが他の球団にも広がるのを期待したいですね。
年々参加選手も増えていてより引退後への意識が強まっている模様です
野球界を見れば昨年の元ロッテ小川投手の事件であったり元ヤクルトの高野投手の自殺であったり第二の人生での悲しい事件が多いです
去年元ヤクルトの城氏のインタビューにあったのですが野球選手は子供の頃から野球一筋でやってきているので世間の常識がない為出資を持ちかけられて騙されて・・・というケースが多いと話していました
こういう事から選手会は選手協会のこれまでの活動(ECCやパソコン教室との提携、インターンシップを受け入れてくれる会社を探す)を見習って行うべきだと思うんです
確かにシーズン中は出来なくてもイーグルスの様にキャンプ中に夜間大学を行うそうですが、そういう動きを各球団すべきでしょう
前に野球選手とサッカー選手に対してあなたの年俸はどこから出ていますか?というアンケートがあったのですがそこでの答えで野球選手は親会社から、サッカー選手は観客数からと答えたそうです
だから野球選手は契約更改で天文学的な数字を要求出来るのかな?とも思ったりしましたが・・・
よくサッカーと野球のシステムを比較する報道がありますが今の時点では野球の選手会は遅れているな、と言わざるを得ないでしょう
少しでも追いついて双方で情報交換をして共に発展する事を願うばかりです
言ってしまえばこれは構造の問題をそのまま表しただけのような気がします。サッカーの経営にあたるといえるのは野球では強いて言えばカープくらいなもので、サッカーでいえば日本リーグ程度でしかない企業スポーツの域を出ないわけですから、自分が選手でもぶっちゃけそうだよなと思うと思います。じゃなきゃアホみたいな放漫経営なんかするなよって話ですから。
選手教育、セカンドキャリアはJリーグもようやく手をつけ始めたばかりだと思います。あそこも不祥事結構ありますしね…。あと、ここでも企業、学校主体の野球界と独立したサッカークラブの差を考えてないとと思います。
「ゴネる」問題についてもちょっと異論ありです。評価に対して意見をいうことと、年俸の規模とは分けて考える必要があると思うのですが、短絡的感情的に一緒くたにしすぎでなんだかなあと。あとスポーツ紙に釣られすぎというか。
基本的に、書き込みして下さった方のブログへ、直接レスを付けさせて戴く形を取っているのですが、貴ブログが見当たりませんでしたので、こちらに書き込む失礼の段を御許し下さい。
サッカーに関する知識は皆無に近い自分ですので、参考になりました。プロ野球界とサッカー界の構造の違いというのは、確かに念頭に置いて考えなければいけないのかも。
それと、サッカー界に於ける選手教育も、未だ試行錯誤の段階にあるのですね。球界も妙なプライドを捨てて、良き所は真摯に真似、悪い所は見習わないというスタンスで行って欲しいものです。
選手達の年俸に関する言動に付いては、捉え方は十人十色だと思います。プロ選手が、己の評価に対して意見を言うのは決して間違っている事ではないと自分も思います。
唯、自分が違和感を覚えて仕方ないのは、「ファン第一主義」を常々口にしながら、結果的にファンを蔑ろにしているかの様な言動を成している一部選手の存在にあります。どうしても、この手の選手達には、手前勝手さを感じてしまいます。特に、昨年は合併問題で選手とファンが一体化した時期が在っただけに(自分の様な不信感を持っていた人間も居ますが(笑)。)、その思いは一層募ります・・・。
今後とも異論&反論を含め、書き込み宜しく御願い致します。
何をもってして「ファンを蔑ろ」とまで表現するかは十人十色としか言い様がありません。
で、他者の貢献度と年俸を引き合いに出すのがだめという理由がよくわかりません。
エースはどれだけの成績を残しましたか?どれだけの提示を受けましたか?
主力打者はどれだけの成績を残してどれだけの提示を受けましたか?それに関してはどう思われますか?
年俸引き上げを企んでる「としか思えない」ってのも根拠がよくわかりません。
具体的にはなにをやらかしたんですか?
以上のことから推測で言ってしまうと、年俸の規模が頭にこびりついていてそれだけでプロとして当然の要求と言える種類のものに対してすら反発を起こしておられるように思えてならないのですよ。。
メジャーも同じ
こんな事をしていたら球団が破綻してしまいプロ野球は終わりです
それなのにまだまだ高額年俸を要求するプロ野球選手は認識が甘いと言われても仕方ありません
それとJリーグの選手協会はまだまだセカンドキャリアの動きも始まったばかりです
が、始まりは何もかもそうではないでしょうか
最初から完全なものなぞないでしょう
プロ野球の選手会は今年どうするかでしょう
合併、更なる再編がチラホラ見え隠れするプロ野球
チーム数は減らすな、年俸も下げるなでは成り立たない
ファンの事を考えてチーム数削減に対して反対をした訳だがその後はどうか?
ハッキリ言って裏切られた思いです
ソフトバンクの孫氏は総年俸を100億円にすると発言しています
守銭奴のプロ野球選手は金に目がくらみコロッと落ちるでしょう
こんな事ではバランスが取れない
だからこそ年俸についてはサラリーキャップ制を導入すべきでしょう
このオフ交流試合とアジアカップについてしか決まらなかった
改革が進まない限り発展はないでしょう
>今の野球選手の年俸は高すぎます
ええ、そうですね。誤解してらっしゃるようですが高すぎないというつもりはありませんよ。
メジャーはすくなくとも日本よりも収支はとれていそうな気がしますけどね。
一応言っときますが重要なのは収支がとれているか否かが高いかどうかの基準だと思います。
羨ましいとか天文学的だとかはあまり基準にならない。
>こんな事をしていたら球団が破綻してしまいプロ野球は終わりです
>それなのにまだまだ高額年俸を要求するプロ野球選手は認識が甘いと言われても仕方ありません
鴎sanの認識も大雑把すぎます。破綻するのは球団ですかリーグですか?
高額年俸は放棄すべきですが働きに応じた年俸を要求するのは当然で、そうでなければそれはアマチュアです。
経営者もそうですがあらためて、○○新聞の野球部員、○○電鉄の野球部員との境目があやふやなのが問題だなと痛感します。
それで半世紀以上やってきたのだから当然かもしれませんが、江戸幕府がそうした様に外界からの影響からなにから全て20年前に戻す決意でも固めないかぎり、早く考えを切り替えた方がいいでしょう。
>ソフトバンクの孫氏は総年俸を100億円にすると発言しています
>守銭奴のプロ野球選手は金に目がくらみコロッと落ちるでしょう
本当は経営と選手の上に立つ人間が決めるべき問題です。選手に委託するというのは本来邪道です。とある一球団に委託するのと全くおなじくらい邪道。
古田が動いたのは状況から言って止むを得ないことだったかもしれませんが、あれは超法規で本来の形ではないことをちゃんと認識しておかなければいけないはず。
サッカーでいうと川渕や木之本は選手ではないし、どっかの社長or中山がそういう制度を決定するわけでもない。たとえば楽天か日産が100億円とか言って、それで選手がコロッといって守銭奴と呼ばれるなんていうことは起こりえない。なぜなら対応するのはキャプテンだし、その結果責任を問われるのも選手でなくキャプテン。
Jリーグが始まってサッカー選手も2億3億貰ってたのですが、10年も前だから野球とほぼ同じ水準だったはず。チェアマンがその権限と責任において読売の企業名を放逐し制度を構築したわけです。
だいたい、100億あげると言われたとしてそれはある種市場原理なんじゃないですか?それをだれがどうコントロールするかが問題ですが、受け取ったことで守銭奴と呼ばれるだなんてどうかんがえても馬鹿げた話。
>こんな事ではバランスが取れない
初めて完全同意。前段はあれですが。
かつて各球団、選手の惻隠の情と合議によって成り立ってきました。フリーエージェントもなくドラフト制度は健在、ナベツネも100億もなくそれぞれが出過ぎないことでバランスをとっていたのです。
しかしもう状況は変わってます。いい加減に各自が「出過ぎないこと」に期待するのではなく、きちんとした責任権限者を頂点としたシステムをつくらないと。そして各問題に当たらせるべきです。
いつまでも責任と権限を分散していてはずるずると既得権益の調整の方向にしか進まない。
最初に自身のスタンスに付いて書いておきたいと思います。自分は大の野球好きです。幼少時より、類稀なき技術を有した選手同士が、己のプライドをかけて真剣勝負する様に、ハラハラドキドキし、魅せられ続けて来ました。ですから、プロ野球選手は自分にとって別格の存在であり、良い歳になった今でも選手達を身近にすると緊張してしまう有様です。
そんな自分ではありますが、近年、一部の選手達(絶対的に多いとも思いませんが、残念ながら少なくもないと思っています。)の言動に違和感と共に不快感を覚える事が多くなりました。その事がどうしても、選手達に厳しい言葉を投げ掛けてしまう一因になっています。
何がそれ程迄に違和感や不快感を覚えさせるのか?その理由は様々なモノが複合的に組み合わさっています。でも、一番大きな理由を挙げるとすると、選手達(実際には、選手達だけではなく、監督&コーチや球団等、プロ野球界に生きる多くの人達と言えるのですが。)のファンを無視している”としか思えない”言動に在ります。これは、残念ながら自分が愛するジャイアンツの選手達に顕著なのですが、ファンサービスの悪さもそうです。
ファンサービスの悪さと書くと、良く言われている事の受け売りではないかと思われるかもしれませんが、実際に何度も球場や練習場に足を運んでいる自分が見て来た限りでも、サインを拒む選手達の何と多い事か。どんな時でもサインを愛想良くして上げなさい等と言うつもりは有りません。時間が無い時だって在るでしょうし、プライベートの時間に迄サインを強要するファンは個人的にはファンとして失格だとも思っています。でも、そうでもない様な時ですら、無視を決め込み、足早に行き去る選手が少なくない。そして、ぽつんと寂しそうに残された子供達の姿を見る度に、これではプロ野球に憧れを抱く子供が減ってしまうのではないかという危惧を持ちます。
勿論、最大のファンサービスが試合中のプレーである事は自分も理解しています。でも、そのプレーに於いてもファンへの背信行為と思われる事が多々行なわれて来ました。この辺の話は、過去に何度か書いておりますので宜しければ読んで戴ければと思います。(http://964.jp/Z3Gn)プロである以上、”数字”に拘る気持ちは理解も出来ますが、行き過ぎてしまうとファンに失望のみを残す事になるのではないでしょうか。
こういった、ファンを無視しているとしか思えない言動を成して来た選手達が、昨年の合併騒動の折は事在る毎に「ファンの為に闘う!」を連呼しているのは、自分にとって非常に複雑な感情を持たせました。大好きなプロ野球を担っている選手達を応援したいという気持ちと、何を今更という反感の気持ちの鬩ぎ合いでした。
野球関連に限らず記事を書く上で自分が留意しているのは、「出来るだけ多くの情報源から情報を得た上、自身の頼りない頭の中で噛み砕いてから書く」という事。普段よりマスメディアの偏重ぶりには疑問を感じている自分ですので、マスメディアの無軌道な報道には流されないようにはしていますが、こと話が好きな野球になってしまうと、どうしても自身の感情が先走ってしまうきらいが在ります。ですので、記述内容に矛盾や論理的でない部分が見受けられてしまうかもしれません。その点は、御容赦下さい。でも、後述しますが、そういった”皮膚感覚”も大事ではないかとも思っています。
① 上原投手の件
彼は自分が好きな選手の一人です。ですから、悪くは書きたくないという思いが正直有りましたが、敢えて書きました。昨年、合併騒動の折、選手会として球団経営の悪化の大きな要因の一つに、選手達の年俸高騰が在ると公に認めました。にも拘らず、”過度な”年俸を要求する選手が多く居る様に”自分は”感じました。この場合の「過度な」や「自分は」というのは、全く以って自身の皮膚感覚に拠るものであって、これが正しいという根拠が具体的にある訳では有りません。皮膚感覚の根拠となり得るものを敢えて挙げるとしたら、それは「昨年の騒動を繰り返して欲しくないと思う”バランス感覚”」という抽象的な言い方しか出来ません。非常に薄弱な根拠である事は認めます。
エースのプライドとして、又、概してバッター有利な年俸システムを何とかしなければという使命感が上原投手に在るのかもしれません。同期で主軸を務める高橋(由)選手の年俸を引き合いに出して、年俸を上げて欲しいとするのも、絶対に駄目と言っている訳でも自分は有りません。唯、”自分としては”他者を引き合いに出すのではなく、「自身が出した成果への対価は、幾らが相応しいと考えるので要求する。」とした方がプロ性を感じるという思いが在ります。
② 中村(紀)選手の件
正直書くと、この選手に関しては良い印象は全くと言って良い程持っていません。これは、彼の過去から現在に到る言動から来るものに起因しています。一つの事象に対しての捉え方は十人十色であって然るべきだと思っていますので、彼への感情も人によってそれぞれ違うと思います。ですから、他者に対して自身の感情を強いるつもりは毛頭無い一方、自身の感情を偽る気もないです。
メジャー行きを宣言し、入団発表の寸前迄行きながら、突如彼は日本に残ると言い出しました。「極秘裏に進めるべき事柄が、全てマスメディアに漏れていた事に対して、強い不信感を持った為、メジャー球団への入団は断念した。」というのが彼の言い分でした。確かに、それは入団拒否の理由として在りでしょう。でも、”結果的に”バファローズは大幅な年俸アップを呑まされる事となりました。需要が在るのだから、年俸が釣り上がって何が悪いのか?という意見も承知していますが、”自分は”年俸アップの為の露骨なゴネを感じました。彼を信じてメジャー行きも仕方ないと応援していたファンに対しても、背信行為に当たるのではないかとも思いました。勿論、それでも構わないと納得しているファンは居るでしょうが、自分と同じ様な不快感を持った”野球ファン”は少なくなかったと、当時の様々な書込みを見て感じました。
昨年の合併騒動の折にも、他の選手と同様に「ファンの為に闘う!」と言いつつも、選手会の意向に反し身勝手なコメントを発した彼。そして、合併騒動で迷惑をかけたファンへの罪滅ぼしという事で行なわれたイベント(こういったイベントをする必要が有ったかどうかは、個人的に疑問ですが。)に不参加を決め込んだ彼。そして、今オフは又してもメジャー行きを宣言し、オファーが来ないと見るや、「バファローズに残るかどうかは判らない。”岩隈の例”も在るし。」と他球団への移籍も仄めかす彼。15番様も書かれておられますが(http://964.jp/Z3Go)、彼と岩隈投手とでは全く状況が違うと思いますし、実に身勝手な”悪用”と思えてしまうのです。
球界は選手だけで成り立っている訳では有りません。球界関係者だけで成り立っている訳でも勿論有りません。選手、球界関係者、そしてファンの三位一体で成り立っている世界だと思っています。どの存在が一番偉いと偉くない等というのではなく、誰しもが”負うべきモノは負って”共栄共存する関係にあると思っています。
今オフ、選手達の身勝手さ(年俸要求やメジャー移籍等に関して)を指摘する声を多く見聞しました。それは、自分の廻りの知り合いのみならず、ブログ等の媒体に於いてもです。これが、ファンの総意と決め付ける気も有りませんが、何よりも気になるのは、合併騒動の際でも選手達を全面的に信じて応援して来た人の中に、そういった声が多く聞かれる事なのです。彼等の過去の書き込みからは、球界に対する熱い思いと尊敬の念がしばしば見受けられました。選手達に対しても同じ思いで溢れ返っていました。そんな人達ですらも、選手達に不信感を抱かずにはいられない状況。それを、単にマスメディアに踊らされていると片付けてしまうのは、自分は違うと思います。(sugao様がそう思われていると指摘している訳では有りません。誤解なき様に(^o^;;;。)
そういった多くの”皮膚感覚”が存在するというのは、球界を支える一角が崩れ兼ねない危うさを自分は感じてしまうのです。
たかが皮膚感覚。されど大事な皮膚感覚。説明下手なので、長々しく判り辛い話になってしまって申し訳有りません。でも、これが自分の偽らざる思いであり、これ以上でも以下でもないのです。