7年前、「内田打撃コーチが首ですか・・・」という記事を書いた。「打撃コーチとして有能な内田順三氏を、ジャイアンツが首にした。」事に失望感を表した内容だが、其の内田氏が来季からジャイアンツの打撃コーチに復帰すると、先月報じられた。村長様も記しておられるが、ジャイアンツ・ファンとしては喜ばしい人事。唯、今季のジャイアンツ打撃陣は、“低迷状態”が続いた儘終わってしまった事を考えると、内田氏には二軍では無く、一軍の打撃コーチに就任して欲しかったのだが・・・。
ジャイアンツが内田氏を招聘した事は、非常に良い判断だったと思う一方で、メディアから伝わって来る“ジャイアンツの補強情報”には、疑問を感じる点が多い。ベイスターズの金城龍彦選手(38歳)とスワローズの相川亮二選手(38歳)の獲得に、ジャイアンツは乗り出していると言う。「今季打撃不振だった阿部慎之助選手を、打撃に専念させる為、来季から捕手では無く一塁手にコンヴァートさせる事。」や「今オフ、外野手の長野久義選手が右膝の手術を行う為、来季の開幕に復帰が間に合わない可能性が在る事。」等から、彼等に目を付けたのだろう。
2人が良い選手なのは認める。だがしかし、38歳という年齢を考えると、彼等がそう長期間選手として働けるとは思えない。言葉は悪いが、“場当たり的な補強”に感じる。彼等が活躍すれば、来季も又、ジャイアンツは優勝出来るかもしれない。でも、本当に強いジャイアンツを作り上げるのならば、場当たり的な補強では駄目。
ルールに基づいた範囲での、そして理に適った戦力補強で在れば、自分はどんどん行うべきだと思っている。勿論、“自前の選手の育成”を徹底的に行った上での話だが、色んな意味で今オフのジャイアンツの補強姿勢には、ジャイアンツ・ファンとして疑問を感じている。
今期も中継ぎ投手補強ということで、建山を取ったが、ろくに働きもせず、引退。藤井、日高、鶴岡と中古キャッチャーのコレクション。藤井は役に立ってますが、日高はもう引退、鶴岡はパスボールが多い。なんとか梅野を育てて欲しいです。
鳥谷がアメリカに行くとなって、在米の中島を調査。まったく、広島を見習って欲しいです。
年齢が高い選手の獲得が、全て駄目だとは思わないんです。例えば今季の井端選手なんかは、坂本選手への好影響も含め、良かったと思うし。
近年のタイガースも、確かに場当たり的な補強が目立ちますね。「カープを見習って欲しい。」というのはジャイアンツにも当て嵌まり、全く其の通りです。
兎に角、自前の選手を徹底的に鍛える。其れが鉄則。
カープのちょっと前の主力は内田さんのおかげで育ったので。
讀賣でも若手を育てたほうがいい、とおっしゃる気持ちよくわかります。
内田氏、自分が“打撃コーチとしての才能を認める数少ない人物”の1人です。資金が潤沢で無いカープが、素晴らしい打者を生み出し続けられたのも、彼の存在無くしては在り得ないでしょう。
カープから離れさせてしまうのは申し訳無い限りですが、ジャイアンツにとってはどうしても必要な人材。本当に感謝しております。