先日、と或る映画館の入り口に、近日中に上映となる5作品のポスターが5枚貼られていた。驚いたのは、1作品を除いた残り4作品がリメイク、又は続編だった事。「ナイル殺人事件」(1978年に公開された「ナイル殺人事件」のリメイク。)、「ウエスト・サイド・ストーリー」(1961年に公開された「ウエスト・サイド物語」のリメイク。)、「ゴーストバスターズ/アフターライフ」(2016年に公開された「ゴーストバスターズ」の続編。)、そして「バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」(2016年に公開された「バイオハザード:ザ・ファイナル」の続編。)がそうだ。
リメイクや続編というのは決して珍しく無いけれど、同時期に、こんなにもずらっとリメイクや続編が上映されるというのは、とても珍しい気がする。「不景気等、閉塞感漂う時代には、制作側に“冒険”を避ける気持ちが強まり、映画の世界では、過去にヒットした作品のリメイクや続編が増える。」という話を随分昔に見聞した事が在るけれど、コロナ禍で閉塞感漂う状況が3年目を迎えている事が、大きく影響しているのだろうか?
気になって“今年公開された(又は公開予定の)映画”を調べてみた所、実写作品だけに限っても、上記4作品以外に、次のリメイクや続編を見付けた。
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・「コンフィデンスマンJP 英雄編」(2020年に公開された「コンフィデンスマンJP プリンセス編」の続編。)
・「ジュラシック・ワールド/ドミニオン」(2018年に公開された「ジュラシック・ワールド/炎の王国」の続編。)
・「キングダム2 遥かなる大地へ」(2019年に公開された「キングダム」の続編。)
・「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」(2019年に公開された「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」の続編。)
・「ドクター・ストレンジ/マルチヴァース・オブ・マッドネス」(2017年に公開された「ドクター・ストレンジ」の続編。)
・「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエヴァー」(2018年に公開された「ブラックパンサー」の続編。)
・「トップガン マーヴェリック」(1986年に公開された「トップガン」の続編。)
・「翔んで埼玉2(仮)」(2019年に公開された「翔んで埼玉」の続編。)
・「沈黙のパレード」(2013年に公開された「真夏の方程式」の続編。)
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此の他に、続編とは言えないかも知れないが、“「バットマン」映画フランチャイズのリブート”として、「THE BATMAN ‐ザ・バットマン‐」が公開予定だ。