中国産冷凍餃子から有害物質が検出されたというニュース。「又か・・・。」という思いしか無い。多くのブログがこのニュースを取り上げるだろうから、捻くれ者の自分は敢えてメインの記事とはしないが、唯、中国もまともな国家として認められたいのでは在れば、人権問題*1を含めて世界基準に合わせて行こうとする努力をしなければ駄目だろう。
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「下関沖→青森、漂流1千キロ・・・小瓶入りはがき29年後返信」(1月30日、読売新聞)
鳥取県の中学生が29年前、下関沖で流した海流調査用の小瓶を、約1,000km離れた青森県東通村の海岸にいた男性が今月24日に見付け、「当時の生徒達に知らせたい。」と、瓶に入っていた返信用の葉書を学校に郵送した。
瓶を流した鳥取大学付属中学校郷土研究部(廃部)の2年生部員だった松江市の男性会社員(42歳)は「まさか今頃、という感じです。そのままの状態で発見された事も驚き。」と感激している。
発見したのは、海岸で護岸工事をしていた同県むつ市の会社員・近藤正明さん(54歳)。瓶を開けると、「昭和54年に下関~釜山間で放流しました。」等と書かれた額面20円の葉書が出て来た。近藤さんは「どうやって流れ着いたのか想像も付かないが、無事に届いた事を当時の中学生に知って欲しい。」と葉書を封筒に入れて郵送、29日に学校に届いた。
部の顧問教諭だった鳥取市吉方温泉の円城寺敏雄さん(75歳)によると、瓶の放流は1974年から始まり、計約5,500本の内約760本は、島根や新潟、北海道等で発見され、何れも半年程度で返信が在ったという。円城寺さんは「今になって青森で見付かるなんて本当に不思議。実物を見てみたい。」と話している。
水産総合研究センター日本海区水産研究所(新潟市)の加藤修・海洋動態研究室長は「対馬暖流を北上し、津軽海峡に運ばれたと考えるのが自然。ずっと海を漂っていたのでは無く、一度海底に沈み、何かの拍子で再浮上して漂着したのではないか。」としている。
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先週、「15年近く前に風船で飛ばした手紙が、水揚げされたサメガレイの表面にくっ付いた状態で発見された。」というニュースを紹介したが、同じ週に今度は29年前に海に流した手紙が見付かっていた事になる。非常に面白い偶然では在るが、こういうロマンチックな話は結構好き。「郷土史研究部」や「額面20円の葉書」というのには時代を感じてしまう。「計約5,500本の小瓶を放流し、その内約760本が発見されていた。」という事で、発見された確率は13.81%という事になる。この確率は高いのだろうか?それとも低いのだろうか?
嘗て自分も風船に手紙を付けて飛ばしたり、手紙を入れた小瓶を川に流した経験が在る。当時のTV番組でそういった事をしているドラマかニュースを目にしたからと記憶しているが、今回の一連のニュースで「自分もやってみようかな。」と思った子供達も少なくなさそうな気が。風船を飛ばしたり小瓶を流したりする事で、環境に悪影響を与えてしまう可能性は確かに在るが、こういったロマンチックな試みには一寸目を瞑って上げたい。
*1 チベット自治区での中国政府による人権弾圧に抗議して、イギリスのチャールズ皇太子が今夏開催される北京オリンピック開会式に出席しない意向を固めたとか。(記事)もし事実で在れば、個人的には「チャールズ皇太子、なかなか遣るなあ。」とその確固たる見識を評価したい。
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「下関沖→青森、漂流1千キロ・・・小瓶入りはがき29年後返信」(1月30日、読売新聞)
鳥取県の中学生が29年前、下関沖で流した海流調査用の小瓶を、約1,000km離れた青森県東通村の海岸にいた男性が今月24日に見付け、「当時の生徒達に知らせたい。」と、瓶に入っていた返信用の葉書を学校に郵送した。
瓶を流した鳥取大学付属中学校郷土研究部(廃部)の2年生部員だった松江市の男性会社員(42歳)は「まさか今頃、という感じです。そのままの状態で発見された事も驚き。」と感激している。
発見したのは、海岸で護岸工事をしていた同県むつ市の会社員・近藤正明さん(54歳)。瓶を開けると、「昭和54年に下関~釜山間で放流しました。」等と書かれた額面20円の葉書が出て来た。近藤さんは「どうやって流れ着いたのか想像も付かないが、無事に届いた事を当時の中学生に知って欲しい。」と葉書を封筒に入れて郵送、29日に学校に届いた。
部の顧問教諭だった鳥取市吉方温泉の円城寺敏雄さん(75歳)によると、瓶の放流は1974年から始まり、計約5,500本の内約760本は、島根や新潟、北海道等で発見され、何れも半年程度で返信が在ったという。円城寺さんは「今になって青森で見付かるなんて本当に不思議。実物を見てみたい。」と話している。
水産総合研究センター日本海区水産研究所(新潟市)の加藤修・海洋動態研究室長は「対馬暖流を北上し、津軽海峡に運ばれたと考えるのが自然。ずっと海を漂っていたのでは無く、一度海底に沈み、何かの拍子で再浮上して漂着したのではないか。」としている。
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先週、「15年近く前に風船で飛ばした手紙が、水揚げされたサメガレイの表面にくっ付いた状態で発見された。」というニュースを紹介したが、同じ週に今度は29年前に海に流した手紙が見付かっていた事になる。非常に面白い偶然では在るが、こういうロマンチックな話は結構好き。「郷土史研究部」や「額面20円の葉書」というのには時代を感じてしまう。「計約5,500本の小瓶を放流し、その内約760本が発見されていた。」という事で、発見された確率は13.81%という事になる。この確率は高いのだろうか?それとも低いのだろうか?
嘗て自分も風船に手紙を付けて飛ばしたり、手紙を入れた小瓶を川に流した経験が在る。当時のTV番組でそういった事をしているドラマかニュースを目にしたからと記憶しているが、今回の一連のニュースで「自分もやってみようかな。」と思った子供達も少なくなさそうな気が。風船を飛ばしたり小瓶を流したりする事で、環境に悪影響を与えてしまう可能性は確かに在るが、こういったロマンチックな試みには一寸目を瞑って上げたい。
*1 チベット自治区での中国政府による人権弾圧に抗議して、イギリスのチャールズ皇太子が今夏開催される北京オリンピック開会式に出席しない意向を固めたとか。(記事)もし事実で在れば、個人的には「チャールズ皇太子、なかなか遣るなあ。」とその確固たる見識を評価したい。
そういや自分が卒業した高校ではいわゆる帰宅部員が3年の11月に受験の調査書用に実態のない部活に入ったことにする、というのがお決まりで、「●●(出身校の旧制校時代の愛称)読書会」「天文部」「郷土史研究会」から選ぶことになってました(笑)。
>チャールズ
カミラの件で不人気ですが、女性関係以外は結構しっかりした人でオーガニックや環境問題に配慮した食品ブランドを立ち上げたりしています。
なんだか一時期のポール・ニューマンみたいです。
http://www.euofa.jp/journal/archives/2007/06/post_153.shtml
クッキーは日本でも売ってるようです。
以前、知人が大阪でカフェを開いた際に激励がてらに出向いた際、おみやげにくれました。
手紙では無いのですが、誰が拾うか判らないというのでは、確か少年探偵団シリーズだったかで囚われの身となった子供が、助けを求める文章を書いた紙切れを窓から落とすというのが在りましたね。
表面的にはロマンチックさを感じさせる今回のニュースも、その要因を深く探って行くとマヌケ様が書かれている様に“病んだ地球”が引き起こした子となのかもしれず、そう考えると複雑では在ります。
昔は古色蒼然としたクラブ名(乃至は部活名)が結構在りましたね。横文字が使われる事も余り無く、漢字がずらっと並んでいたものですが、今は結構横文字とか使われているのでしょうね。名称と実態が余り合致していないというのは、今も昔も変わらないとは思いますが。
ダイアナ妃の悲惨な最期のイメージが強烈なだけに、チャールズ皇太子の“ヒール度”は結構高い様に思います。母親に全く頭の上がらないマザコン皇太子という印象も在った彼ですが、人権問題のみならず環境問題でも一家言を持っている人物とは全く知りませんでした。自分の中では一寸、彼の見方が変わりましたね。「何から何迄中国は駄目!」といった論調には相容れない自分ですが、彼の国の人権意識を始めとする諸権利への意識の低さには断固として反意を持っております。