昨夜行われた「ベイスターズvs.ジャイアンツ」戦は、「0対7」でジャイアンツが勝利した。ジャイアンツは両リーグを通じて20勝一番乗りとなったが、昨夜の試合で勝利投手となったのはプロ入り2年目の山崎伊織投手。
ドラフト前、右肘靭帯部分断裂をした事でトミー・ジョン手術を受け、プロ入り1年目の昨季はリハビリに専念。実戦登板は全く無く、今季4度目の登板で掴み取った勝利が、彼にとっての“プロ入り初勝利”となった。おめでとう!!!
今季のジャイアンツ、彼の初勝利を含めて「合計6人が、プロ入り初勝利を達成した。」事になる。
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「今季のジャイアンツのプロ入り初勝利達成投手」(2022年4月28日の試合終了時点)
① 堀田賢慎投手:2022年3月31日に、20歳と314日で達成。
② 戸田懐生投手:2022年4月2日に、21歳と254日で達成。
③ 赤星優志投手:2022年4月3日に、22歳と275日で達成。
④ (翁田)大勢投手:2022年4月9日に、22歳と284日で達成。
⑤ 平内龍太投手:2022年4月21日に、23歳と263日で達成。
⑥ 山崎伊織投手:2022年4月28日に、23歳と200日で達成。
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6投手のプロ入り初勝利達成時の平均年齢は「約21.8歳」だが、「1チームが1シーズンで、プロ入り初勝利投手をこんなにも輩出した事って在ったっけ?」と気になって調べてみたが、“プロ入り初勝利に関する記録を纏めたサイト”が見付からず、「1チームが1シーズンで、プロ入り初勝利投手を輩出した最多記録。」とか「最年少初勝利記録」、「最年長初勝利記録」等は判らなかった。
だが、山崎投手のプロ入り初勝利を記した記事の中に、「山崎伊織投手の勝利で、ジャイアンツでは2012年以来10年振りの、同一シーズン6人目のプロ初勝利となった。」という記述を発見。「10年前、そんなにも多く輩出されたっけ!?」と驚き、調べてみた所、何と此のシーズンも「6人の達成者が誕生していた。」事が判明。(2回目の原辰徳監督体制の7年目で、彼にとっては監督生活の通算9年目。)
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「2012年のジャイアンツのプロ入り初勝利達成投手」
① 宮國椋丞投手:2012年4月8日に、19歳と357日で達成。
② 星野真澄投手:2012年5月17日に、28歳と43日で達成。
③ 高木京介投手:2012年7月7日に、22歳と306日で達成。
④ 田原誠次投手:2012年8月9日に、22歳と342日で達成。
⑤ 小山雄輝投手:2012年8月31日に、23歳と270日で達成。
⑥ 笠原将生投手:2012年9月12日に、21歳と247日で達成。
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顔触れを見ると、「確かに此の年のジャイアンツは、プロ入り初勝利投手が多く誕生したっけ。」と記憶が蘇る。今も現役を続けているのは、宮國投手と高木投手の2人だけというのが、時の流れを感じさせる。
尚、此の年の6投手のプロ入り初勝利達成時の平均年齢は「22.5歳」で在り、今回より少し上という事になる。
今回及び10年前の人数が、ジャイアンツのみならずプロ野球記録として、「同一シーズン&同一チームでの、プロ初勝利投手輩出“最多”記録」なのかどうかは不明。日本プロ野球の草創期には「プロ化して間も無い。」という事で、もっと多い可能性は在りそう。