記事を書き上げると、大概はその日の内にアップしている。しかし時には、記事を数日程寝かす事も。自分なりに考えを纏め上げたつもりでも、「もう少し情報を集めてからアップした方が良いかな。」と思ったりした時等に、記事を寝かす。こんな前置きをしたのには理由が在る。実は今回の記事を書き上げたのは一昨日の夜だったのだが、「月始めには“重たくない”内容の方が良いだろう。どうせこの件、暫くは動きがないだろうし。」という判断から直ぐにアップするのを控えた。しかし予想に反し、球界で具体的な動きが急浮上。結果的に間抜けなタイミングでのアップとなってしまったが
、「様々な人の意見に触れ、一昨日の段階で纏めた私見。」という事を御理解の上、以下の文章を読んで戴ければ幸いだ。
来年3月に開催予定の第2回WBC。「その日本代表チームの監督を誰が務めるか?」に付いて、様々な意見が飛び交っている。候補者として日本野球機構(NPB)から監督就任の打診を受けたとされる星野仙一氏に関しても、「彼の他に誰か居るか?」としたジャイアンツの会長・渡邉恒雄氏の様に諸手を挙げて賛成している人も居れば、ドラゴンズの西川順之助氏の様に「選出基準が明確では無い。」等の理由から反対している人も居る等、誰が監督に就任するにせよ暫くは揉めそうな状況。
日本代表チームは個人の所有物で無く、野球を愛する皆の物で在るべきだと思っている。又、その監督選出に於いては、特定個人の意向が強く影響する事が在ってもならないだろう。誰某が強く推しているから選ばれるというのでも、そして誰某が強く拒否しているから選ばれないというのでもいけない。誰が監督に選ばれようと、万人が納得出来るという事は在り得ないし、要は大半が納得出来る「選出システム」を作る必要が在ると思う。それは特定個人の選出を前提にする物でも、又、逆に特定個人を排除する為の物でも無くだ。
先日放送された或る番組でも、「WBCの日本代表チーム監督選出には、きちんとした選出システムを作った方が良いのでは?」という話になっていた。其処で今回は、この選出システムに付いて書いてみたいと思う。
先ず第一に考えなければいけないのは、「WBCの日本代表チームに何を求めるか?」という事。極めてシンプルな分け方をするならば「優勝を最優先させる。」のか?それとも「優勝は副次的な物とする。」のか?この点を明確にしなければ監督の選出基準だけでは無く、選手の選出基準(「全てをプロ選手にする。」、「全てをアマチュア選手にする。」、又は「プロ&アマの垣根無く、良い選手を選ぶ。」等。)も決め辛いだろう。
仮に「優勝を最優先させる。」というので在れば、短期決戦に最も強いと“思われる”人物を監督に選ぶのがベター。そして、その年で最も短期決戦に強いと思われる人物という事で在れば、日本シリーズでチームを優勝させた監督、即ち「その年の日本一達成監督」が自動的に日本代表チームの監督とすれば良いかと。「日本一達成監督と言っても、そのチームの構成がその監督に合っていたという事で在り、必ずしも様々なチームから寄せ集められた選手達を上手く使い切れるかどうかは判らない。」という意見も在るとは思うが、野球ファンの大半を納得させられる選出システムとしてはこれがベターの様に思う。
こうなると選出されるのは「現役監督」の中からという事になるが、個人的には現役監督の方が望ましいと思っている。我等が“カネやん”の様に現場を殆どしなかったとされる解説者は論外にしても、「現役監督以外からも選んで良いのでは?」という考えも在るだろうが、“外”から熱心に見ているのと“内部”で実際に闘って来たのとでは自ずと“勝負勘の冴え”が違って来るのではないか。名将と認めている古葉竹識氏や森祇晶氏“ですら”、現場を暫く離れた後に再び監督になった際、結果を残しきれなかったのは必ずしも「チーム事情が合っていなかった。」だけでは無かったと思う。
監督と契約を結ぶ上で「翌年に野球の国際大会開催を控えた年に、日本一達成した際には原則としてその日本代表監督を務める事。」といった条項をきちんと入れる。勿論、「キャンプやオープン戦の在る大事な時期に、チームを離れる様な事は出来ない。」として就任要請を断ったとされる落合博満監督の様な考え方も在ろうし(「日本一達成を機に監督を辞めたので、自分が指揮を執るのは辞退したい。」という監督が居るかもしれないし。)、それはそれで尊重しても良いだろう。その場合には日本シリーズで敗れたチームの監督が指揮を執る事にする等、想定され得る事態対しての細かい条件も「選出システム」には盛り込まれる必要が在る。
プロ野球関係者から代表チーム監督を選出するケースを想定して書いて来たが、アマチュア野球の世界から選出するのも在りだろう。監督のみならず、コーチ陣もアマチュア野球から人材を求めても良い。この場合も現役で指揮を揮っている(又は現役で指導している)人物が相応しいと思っているが、選手のみならず首脳陣もプロ&アマ混在というのも見てみたい気がする。互いに意思疎通が図れるので在れば、そしてチームの力を一つに結集出来るので在れば、プロ&アマの垣根を考慮するのは意味無い事だろう。
「日本一が確定するのは10月。それから代表チームの監督を選ぶのでは、全てに於いて準備不足になるのでは?」という心配も在ろう。この心配を払拭するには、そして現場にだけ責任を押し付けない為には、例えば「セ・リーグ及びパ・リーグから各々然る可き人物を対戦国に“偵察”として送り込み、徹底的に分析させる。」というのも在りかと。監督が決まる迄徹底的に分析をさせ、その情報を就任した監督に与えれば、10月でも決して遅くは無いだろうし、何よりも結果が出なかった時に「現場だけが悪い!」といった主張を野球関係者にさせない“縛り”になるのではないだろうか。
此処迄は「優勝を最優先させる。」という観点からの私見を書いて来たが、「優勝は副次的な物とする。」と考えた場合に付いて最後に書きたい。必ずしも「優勝を捨てる。」という事では無いが、長期的な戦略として「将来の指導者を育成する為の場。」と捉える考え方も在って良いかと。プロの世界で或る程度生きていないと、癖の強い選手達を纏め上げるのは難しいだろうから、中堅&ベテラン選手の中から指導者に相応しい現役選手に代表チームの監督を委ねるのはどうか?代表チーム監督と言うと、どうしても功成り名を遂げたた球界OBの“上がり”的な役職という面を感じるが、将来の指導者を過酷な場で鍛え上げるというのも、長い目で見れば悪くは無い。個人的にはスワローズの宮本慎也選手なんか適任だと思うが。若い指揮官を有能なOB達がコーチとして支えるというのも、なかなか良いのではないか?*1
*1 妙に勘繰られるのも不本意なので敢えて記すが、自分の考える様な選出システムが仮に実施される事になったとしても、その実施は今季からで無くても良いと思っている。前にも書いたが、自分は星野氏が来年の日本代表監督になるのを完全否定している訳では無いので。

来年3月に開催予定の第2回WBC。「その日本代表チームの監督を誰が務めるか?」に付いて、様々な意見が飛び交っている。候補者として日本野球機構(NPB)から監督就任の打診を受けたとされる星野仙一氏に関しても、「彼の他に誰か居るか?」としたジャイアンツの会長・渡邉恒雄氏の様に諸手を挙げて賛成している人も居れば、ドラゴンズの西川順之助氏の様に「選出基準が明確では無い。」等の理由から反対している人も居る等、誰が監督に就任するにせよ暫くは揉めそうな状況。
日本代表チームは個人の所有物で無く、野球を愛する皆の物で在るべきだと思っている。又、その監督選出に於いては、特定個人の意向が強く影響する事が在ってもならないだろう。誰某が強く推しているから選ばれるというのでも、そして誰某が強く拒否しているから選ばれないというのでもいけない。誰が監督に選ばれようと、万人が納得出来るという事は在り得ないし、要は大半が納得出来る「選出システム」を作る必要が在ると思う。それは特定個人の選出を前提にする物でも、又、逆に特定個人を排除する為の物でも無くだ。
先日放送された或る番組でも、「WBCの日本代表チーム監督選出には、きちんとした選出システムを作った方が良いのでは?」という話になっていた。其処で今回は、この選出システムに付いて書いてみたいと思う。
先ず第一に考えなければいけないのは、「WBCの日本代表チームに何を求めるか?」という事。極めてシンプルな分け方をするならば「優勝を最優先させる。」のか?それとも「優勝は副次的な物とする。」のか?この点を明確にしなければ監督の選出基準だけでは無く、選手の選出基準(「全てをプロ選手にする。」、「全てをアマチュア選手にする。」、又は「プロ&アマの垣根無く、良い選手を選ぶ。」等。)も決め辛いだろう。
仮に「優勝を最優先させる。」というので在れば、短期決戦に最も強いと“思われる”人物を監督に選ぶのがベター。そして、その年で最も短期決戦に強いと思われる人物という事で在れば、日本シリーズでチームを優勝させた監督、即ち「その年の日本一達成監督」が自動的に日本代表チームの監督とすれば良いかと。「日本一達成監督と言っても、そのチームの構成がその監督に合っていたという事で在り、必ずしも様々なチームから寄せ集められた選手達を上手く使い切れるかどうかは判らない。」という意見も在るとは思うが、野球ファンの大半を納得させられる選出システムとしてはこれがベターの様に思う。
こうなると選出されるのは「現役監督」の中からという事になるが、個人的には現役監督の方が望ましいと思っている。我等が“カネやん”の様に現場を殆どしなかったとされる解説者は論外にしても、「現役監督以外からも選んで良いのでは?」という考えも在るだろうが、“外”から熱心に見ているのと“内部”で実際に闘って来たのとでは自ずと“勝負勘の冴え”が違って来るのではないか。名将と認めている古葉竹識氏や森祇晶氏“ですら”、現場を暫く離れた後に再び監督になった際、結果を残しきれなかったのは必ずしも「チーム事情が合っていなかった。」だけでは無かったと思う。
監督と契約を結ぶ上で「翌年に野球の国際大会開催を控えた年に、日本一達成した際には原則としてその日本代表監督を務める事。」といった条項をきちんと入れる。勿論、「キャンプやオープン戦の在る大事な時期に、チームを離れる様な事は出来ない。」として就任要請を断ったとされる落合博満監督の様な考え方も在ろうし(「日本一達成を機に監督を辞めたので、自分が指揮を執るのは辞退したい。」という監督が居るかもしれないし。)、それはそれで尊重しても良いだろう。その場合には日本シリーズで敗れたチームの監督が指揮を執る事にする等、想定され得る事態対しての細かい条件も「選出システム」には盛り込まれる必要が在る。
プロ野球関係者から代表チーム監督を選出するケースを想定して書いて来たが、アマチュア野球の世界から選出するのも在りだろう。監督のみならず、コーチ陣もアマチュア野球から人材を求めても良い。この場合も現役で指揮を揮っている(又は現役で指導している)人物が相応しいと思っているが、選手のみならず首脳陣もプロ&アマ混在というのも見てみたい気がする。互いに意思疎通が図れるので在れば、そしてチームの力を一つに結集出来るので在れば、プロ&アマの垣根を考慮するのは意味無い事だろう。
「日本一が確定するのは10月。それから代表チームの監督を選ぶのでは、全てに於いて準備不足になるのでは?」という心配も在ろう。この心配を払拭するには、そして現場にだけ責任を押し付けない為には、例えば「セ・リーグ及びパ・リーグから各々然る可き人物を対戦国に“偵察”として送り込み、徹底的に分析させる。」というのも在りかと。監督が決まる迄徹底的に分析をさせ、その情報を就任した監督に与えれば、10月でも決して遅くは無いだろうし、何よりも結果が出なかった時に「現場だけが悪い!」といった主張を野球関係者にさせない“縛り”になるのではないだろうか。
此処迄は「優勝を最優先させる。」という観点からの私見を書いて来たが、「優勝は副次的な物とする。」と考えた場合に付いて最後に書きたい。必ずしも「優勝を捨てる。」という事では無いが、長期的な戦略として「将来の指導者を育成する為の場。」と捉える考え方も在って良いかと。プロの世界で或る程度生きていないと、癖の強い選手達を纏め上げるのは難しいだろうから、中堅&ベテラン選手の中から指導者に相応しい現役選手に代表チームの監督を委ねるのはどうか?代表チーム監督と言うと、どうしても功成り名を遂げたた球界OBの“上がり”的な役職という面を感じるが、将来の指導者を過酷な場で鍛え上げるというのも、長い目で見れば悪くは無い。個人的にはスワローズの宮本慎也選手なんか適任だと思うが。若い指揮官を有能なOB達がコーチとして支えるというのも、なかなか良いのではないか?*1

*1 妙に勘繰られるのも不本意なので敢えて記すが、自分の考える様な選出システムが仮に実施される事になったとしても、その実施は今季からで無くても良いと思っている。前にも書いたが、自分は星野氏が来年の日本代表監督になるのを完全否定している訳では無いので。

WBCはメジャー選手の力を借りないと絶対勝てないでしょう。監督はどうなんでしょうか??
ボビー・バレンタイン監督が、来年のWBC監督就任に意欲的だとか。何でも今回の北京大会での野球も公式戦が中断されていた為、自腹で観戦して情報収集していたという事で、彼の本気度が判ります。彼自身も「好き嫌いと言うのでは無く、一定の選出システムを作れば良い。」として、「前年度の日本一監督。」と共に「前回のWBC以降で、最も勝率の良い監督。」というのも挙げていました。某スポーツ紙には後者の勝率ベスト10が載っていたのですが、これによると1位はトレイ・ヒルマン監督。日本を離れてしまっているので彼は無いとして、2位は渡辺久信監督。彼の場合も今季だけの勝率(それも今季を終えていない。)なので、「どうかなあ。」という気が。(個人的には結構良い采配揮っているとは思いますし、記事で最後に触れた「将来の指導者を育成する為の場」という意味で彼を選出するのは在りかと。まあ実際に指導者をしているのですから、「将来の」というのは妙ですが。)そして3位は岡田彰布監督。どうもタイガース・ファンからの支持はそれ程高くない様にも感じられますが、以前にも書いた様に個人的には彼の采配を買っています。JFKの存在が在っての高い勝率とも言えましょうが、それを編み出しのは岡田監督。伊達や酔狂で、この高い勝率は得られなかったと思うんです。ですので、岡田監督の代表チーム監督就任は結構良いと思うんですけどね。因みにバレンタイン監督の勝率は、余り高くなかったです(10位だったか?)。
日本シリーズの成績は…
どうも短期決戦には向いていない気がする
イチローとかメジャー組みは使いこなせるのか?
絵的にもあまり想像がつかない自分が居ますw
どこかの新聞には
原 落合 岡田が勝率で競ってると見たんですが…
一定の基準として
ここ10年ぐらいの日本一監督から選ぶというのはありかなとも思います
個人的には、オリンピックでの野球を復活させて欲しいんですけどね。
記事でも触れた様に、「WBCの位置付け」をどう捉えるかによって、監督の選択基準も変わる様に思います。「最初から優勝を目指さない。」というのも妙ですが、「優勝を目指しつつも、日本プロ野球の底上げや若き指導者の育成を第一義に考える。」というので在れば、「必ずしもメジャー選手の参加は必要で無い。」とも言えましょうし。
ナベツネ氏が「他に誰がいるのかね」と言っていましたが、たくさんいるじゃないかって返したいです。
いや、絶対星野氏じゃ無理、なんていう意味ではないのですが、現時点で星野氏しかいないという根拠がわからないです。
WBCに何を求めるか、私はやはり「優勝」だと思います。
将来の指導者を育てる場として、なかなか魅力的とは思いますが、監督ではなくコーチとしての参加が良いかと思います。
選手は基本的にオールプロで、そしてアマチュアに優秀な選手がいれば、もちろんメンバーに加わってもらうのが良いのでは。
オリンピックの野球が復活するといいなと夢を抱いています。
その時はアマチュア中心で戦うのがよいかと。
サッカーでもいつも揉めてますもんね。
注目度が高ければ高いほど、文句も多くなりますから。
55さんの選出基準は良いと思います。
確かに勝負勘は絶対条件ですね。
オールスター監督のように優勝とセットにしますか。
個人的には、野村監督にお願いしたいです。
最後の花道とは言えませんが、副監督も備えて死ぬまでやってほしいなぁ。
ヘッドコーチに古田など次期監督候補も養成するような形で日本代表独自の形を期待します。
誰しもが納得出来る「選出システム」というのは不可能なれど、大半が納得出来るで在ろう「選出システム」なら構築は可能だと思うんです。幾ら奇麗事を並べ立てても、代表チーム監督を務めるというのは名誉な事だろうし、その座に座って世界一を達成出来れば、監督自身の経歴に更なる“箔が付く”のも事実。「前年度の日本一監督が、そのままWBC代表監督に就任。」という自動選出システムが出来れば、「何としても日本一監督になってやる!」という思いを強くする監督は増えましょうし、その結果より熾烈な闘いが繰り広げられれば、ファンの側からしてもウエルカムかと。
ノムさんには自分も、代表監督をさせてみたいです。あの理論が世界の場で通用するのか否かも含めて非常に興味が在るし、隠し立てもせず素直に「代表監督をしたい。」と言っているのが可愛くて(笑)。
先週は落合さんが断ったというのが各紙一面になりましたが、ちょっと残念でした。これも見たかったから。でも落合さん、ノムさんは準備期間を長ーく持たないと彼らの主義は選手の間になかなか浸透しないのではないかと思います。
となるとノムさん長期名誉政権でいかが(笑)?
落合嫌い:中日ファンには外様、巨人に魂売った、奥さんが嫌い、とたいした理由は無い?
野村嫌い:昔長島の悪口言ってたから、雰囲気が陰険、奥さんが嫌い、とこれも主観ばかりかな?
昨日の会議終了後、コミッショナー事務局は「誰にも打診はしていない。」というコメントを出しましたね。星野&落合両氏が嘘を言っているとも思えず、恐らく両氏に(乃至は複数人に)打診したのは確かでしょうけれども。
「WBCでリベンジ!」というのは心情的に受けるのだろうけれども、国際大会ではそういった“浪花節”は通用しないと思うし、個人的な情感が先行してしまうのもどうかと。日本シリーズで見せたあのシビアな采配は、WBCという場で一層意味を持つと思うので、落合氏の代表監督というのはなかなか魅力。
星野氏に落合氏、そして野村氏と、各々に拒否反応を示す関係者にはそれなりの思惑が在るとは思いますが、重要なのは「WBCという場で日本代表チームに何を期待するのか?」、そして「その期待を実現させる為には、どういうチーム作りが必要なのか?」でしょうね。その点を明確にした上で、多くが納得出来る「自動選出システム」を構築して欲しいもの。日本代表チームは個人の所有物では無く、野球ファン皆の物で在るべきですから。
個人的な思いを言わせて貰えば、アテネオリンピックが終了して以降、毎年の様に行われている「長嶋JAPANドリームプロジェクト」というのが余り好きじゃないんです。プロ選手と子供達が触れ合う場を設けるという“コンセプト”自体は賛成なのですが、「何も『長嶋JAPAN』という冠を付け続けなくて良いだろ。」という思いが在るので。長嶋一茂氏の仕事を作る為のプロジェクトという感も在るし、何よりも長嶋氏を雲上人にしている様なのが嫌。長嶋氏は好きだけれども、だからと言って何でもかんでも「万歳!」と言うのは違うと思うんですよ。まあ「長嶋JAPAN」の冠を付けないと、スポンサーが集まらないという面も在るのでしょうが、シンプルに「プロ野球選手と子供達が触れ合うイベント」で良いと思うんですけどね。
個人的には「GM的な働き」が重要かと。
例えば次回、「星野監督」だとして
各球団が選手を出しますか?
日本人メジャーも
召集に同意しないと思います。
私は今回に限れば
王さんを(実質)総監督にして
彼が指名するヘッドが指揮をすればいいと思います。
(それぞれの肩書きは色々あるでしょうが)
「王監督」で行ってほしいけど
健康問題がありますしね
>日本一の監督
ただでさえ選手を休ませたい自分も休みたい時期に
「アジアカップ」もありますし。
選手を良く見ておきたいオープン戦時に
大会に行かなければならないのは
優勝を狙う身としては「苦痛」でしかないと思います。
もっとも王さんは
そんなことを言う人ではありませんが・・
理想を言うと
サッカーの代表監督のように早めに指名して
色んな試合を実際に見て
選手を選んでほしいです
(今回の五輪があまりに「ネーム」で
選んでいたので)
こちら(http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2008/08/31/01.html)にも報じられている様に、星野氏がWBC代表監督に就任した際には、参加を拒否(乃至は所属チームが参加させるのを拒否)するケースも出て来る可能性も在る様に自分“も”思います。(当ブログでも昨年触れたと記憶しているのですが、上原投手が北京オリンピックの代表選手に当初前向きな姿勢を見せなかったのも、同じ理由が在った“とも”報じられていましたし。)
王氏が形式的な意味合いも含めて代表監督を務めるならば、恐らくは批判が起きる事も無さそうに思いますが、個人的には2つの理由からそれは止めて欲しいと思っています。1つは「何時迄も“現場”に於いて、ON頼みをするのは止めた方が良い。」という理由。そしてもう1つは、「王さんの健康状態を考えて。」です。
私見で言えば、王氏には現場を離れて、コミッショナーを務めて欲しいです。特定のチームの言いなりにならず、球界全体を見渡して言動出来るとなると、その他にも候補者が居ない訳では無いけれども、王氏が自分は相応しいと考えるからです。
現場を預かっている身としては、落合監督の主張した「キャンプやオープン戦の在る大事な時期に、チームを離れる様な事は出来ない。」というのも一見識だと思うし、それはそれで評価したい。唯、もし「日本一監督=WBC代表監督就任」という選出システムが確定した場合には、以後契約を結ぶ上でその条項が盛り込まれる必要が在るだろうし、それを理解した上で契約したので在れば、WBC代表監督を“原則的に”務めなければならないとは思いますが。
それにしても昨日の「すぽると」で江本孟紀氏が指摘していた様に、前回のWBCが終了してから2年5ヶ月以上経つというのに、代表監督の選出基準(選出システム)を設けずに放ったらかしにしていた球界というのも問題は問題でしょうね。
今の現役選手たちが子供の頃の憧れの的だった世代を監督に抜擢してはどうでしょうか?
古田監督、桑田投手コーチ、清原打撃コーチ、というのが頭に浮かびました。若い指導者に思いきってチャンスを与える度量を僕は求めます。
ていうか候補にも挙がりませんって。
兼任監督とは言え、古田敦也氏も指導者の経験を持たずに監督就任したクチでした。結果的に監督として成功したと言い難く、コーチ等の形で研鑽を積んでいたら、又違った形が出たのかもしれません。(兼任コーチを務めていたとしたら、記憶違いで済みません。)
桑田&清原両氏も、れんたろう様が書かれている様に「“コーチ”として始める。」のは在りだと思っています。いきなり監督という事なら別ですが。
今後とも何卒宜しく御願い致します。
桑田、清原両氏は「若き指導者」というよりも「若きプロ野球OB」と呼ぶべきでした。(清原選手は、まだ正式に引退はしていませんが。)
ファンの方には申し訳無いのですが、根気はダントツの最下位候補と踏んでいたバファローズが、何時の間にやら2位に迄躍進。前任者のテリー・コリンズ監督がシーズン半ばで辞め、“大ちゃん”が代行を務める事になった際、当ブログでは「彼に期待したいし、“代行”なんて肩書きを外して正式な“監督”として、来期も指揮を執らせては?」と書いたのですが、よもや此処迄やるとは思ってもいませんでした。派手さは無いけれど、堅実な采配。選手達への目配り&心配りも出来ていると聞きます。意外と大化けするかもしれません。
正論か否かは別にしても(笑)、「真のリーダーたる人物には『私心』を捨てて(乃至は極力捨てて)、『様々な面で公平な思考』が持てる人物が相応しい。」と思っています。派手さは決して無いけれども(寧ろ地味な部類でしょうね。)、宮本選手は適任だと思うんですけどね。勿論、「彼が就任したから優勝出来る。」という程甘い世界では無いだろうけれども、少なくとも強いチームにする為の一歩に為り得るのではないかと。
今後とも何卒宜しく御願い致します。