「月刊少年ジャンプ」が6月6日発売の7月号を以って休刊するそうだ。1969年12月に「週刊少年ジャンプ」の姉妹誌として創刊され、1989年には140万部の発行部数を誇ったが、昨年の平均部数はピーク時の3割の約42万部に迄落ち込んでしまったのが休刊の要因とか。発行元の集英社広報室は、「発展的解消の形で、時代に合った新雑誌を今秋を目途に創刊する。」としている。
出版物が売れなくなったと言われてかなりになるが、少年向け漫画雑誌の苦戦ぶりも相当なもの。1995年に653万部という驚異的な発行部数を叩き出した「週刊少年ジャンプ」も、昨年の年間平均発行部数は300万部を切り、これはピーク時の半分以下という事になる。
自分の場合ジャンプという雑誌に、それ程思い入れが在る訳では無い。子供の頃に専ら読んでいたのは「週刊少年チャンピオン」で、「ブラック・ジャック」や「がきデカ」、「マカロニほうれん荘」、「ドカベン」、「エコエコアザラク」等を貪る様に読んでいた。けれども、「月刊少年ジャンプ」に全く思い入れが無いという訳でも無い。「山太郎かえる」等、敬愛する手塚治虫氏の短編作品が幾つか掲載されていたし、ちばあきお氏の「キャプテン」やビッグ錠氏の「ドクロ坊主」等も忘れられない作品だ。
そして何と言っても印象深いのが、永井豪氏の傑作「けっこう仮面」。以前の記事「ボインが西向きゃ ヒップは東♪」でも触れた様に、当時の子供達の多くが永井作品によって”大人の世界”を垣間見、”性の目覚め”を惹起させられたと言っても良い。「けっこう仮面」の掲載される号が待ち遠しくてならなかったっけ。
少年漫画も冬の時代という事だろうが、今回の「月刊少年ジャンプ」休刊の報に一時代の終わりを感じてしまう。
出版物が売れなくなったと言われてかなりになるが、少年向け漫画雑誌の苦戦ぶりも相当なもの。1995年に653万部という驚異的な発行部数を叩き出した「週刊少年ジャンプ」も、昨年の年間平均発行部数は300万部を切り、これはピーク時の半分以下という事になる。
自分の場合ジャンプという雑誌に、それ程思い入れが在る訳では無い。子供の頃に専ら読んでいたのは「週刊少年チャンピオン」で、「ブラック・ジャック」や「がきデカ」、「マカロニほうれん荘」、「ドカベン」、「エコエコアザラク」等を貪る様に読んでいた。けれども、「月刊少年ジャンプ」に全く思い入れが無いという訳でも無い。「山太郎かえる」等、敬愛する手塚治虫氏の短編作品が幾つか掲載されていたし、ちばあきお氏の「キャプテン」やビッグ錠氏の「ドクロ坊主」等も忘れられない作品だ。
そして何と言っても印象深いのが、永井豪氏の傑作「けっこう仮面」。以前の記事「ボインが西向きゃ ヒップは東♪」でも触れた様に、当時の子供達の多くが永井作品によって”大人の世界”を垣間見、”性の目覚め”を惹起させられたと言っても良い。「けっこう仮面」の掲載される号が待ち遠しくてならなかったっけ。
少年漫画も冬の時代という事だろうが、今回の「月刊少年ジャンプ」休刊の報に一時代の終わりを感じてしまう。
「月刊少年ジャンプ」の休刊には、私も驚きました。
新しいマンガ雑誌を読まなくなって久しい私なのですが、
やはり私にも買い求めていた頃がありましたので一抹の淋しさを感じています。
「ジャンプ」「チャンピオン」「キング」「マガジン」「サンデー」
父の友人が毎週買っていたので、ただで読んでいた時期がありました。
夢中になってたくさんのマンガを読んだのも懐かしいです♪
時代が変わり、私も成長し、興味も移ろい易くなっていった様です。
私の部屋の棚をみると、
「ジョジョの奇妙な冒険」
が、購入していた単行本の最後だったようです。
かなり長期に亘って連載されていた作品なのですが、
私はPART6までは読んでいました(ディープな話ですみません)
私が「週刊チャンピオン」で記憶している作品は、
「カリュウド」「番長惑星」「青い空を、白い雲がかけてった」「セイガク嵐」
などなどです(またまたマニアックでスミマセン)
“ああ、何もかもみな懐かしい・・・”
「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年サンデー」、「週刊少年マガジン」、「週刊少年チャンピオン」、「週刊少年キング」はどれも実際に購入して読んだ事が在りますが、一番多く購入したのは「週刊少年チャンピオン」でした。「ブラック・ジャック」や「ガキでか」、「マカロニほうれん荘」等々、綺羅、星の如き連載陣で、今考えると凄く贅沢な内容でしたね。
クエンティン・タランティーノ監督が「尊敬する日本人の一人」として永井豪先生の名前を挙げておられたんですか!?それは初めて知りましたが、サブカルチャー的な扱いを嘗ては受けていた漫画の第一人者が、そういう存在になっているというのは素直に嬉しいです。
ブックオフに代表される中古書籍販売店の隆盛、そして最近では無料の週刊漫画誌が刊行される等、漫画がより身近になった一方で、身近さと引き換えに一つ一つの作品の存在意義が軽くなってしまった様な気もしています。漫画家の収入にも少なからずマイナスの影響を及ぼしているのではないでしょうか。勿論、「どうしても買いたい。」と思わせる作品には、従来通り、若しくは従来以上の御金が費やされるのでしょうが。