骨抜きされた魚の加工食材が販売されているのは知っていたが、これが結構売れているらしい。「AERA(2月6日号)」の連載コラム「Go!Go!Junkie」(ジャンク・フードを取り扱ったコラム。)に「ほね抜き」という記事によると、SHOP99では骨抜き魚の冷凍加工食材が、全店で月に約10万パックも売れているそうだ。3年前の発売当初は5アイテムしかなかったのだが、今は「鯖塩焼」に「鯖味噌煮」、「赤魚の西京焼」、「鰆西京焼」、「鰈の唐揚」等、全12アイテムも在るのだとか。
「魚の骨は一本一本、人の手でピンセットを使って抜いて行き、更にX線に通して細かい異物が混じっていないか最終確認を行なう。この作業は人件費がかかってしまい、(SHOP99のセールス・ポイントで在る)99円で売る事が出来ない。そこで、冷凍食品の加ト吉と共同開発する事にした。」と記事には書かれている。既に加ト吉は業務用の骨抜き魚を発売し、中国に加工工場を持っていたからだと。
魚自体は嫌いではないが、魚の身を解して骨を取る作業が苦手で、且つ解し方が汚いと言われ続けて来た自分にとっては、この様な骨抜き魚は在り難いと言える。でも、気になる点も無くは無い。
かなり以前から、動植物の在りのままの姿を知らない子供達が増えていると言われて来た。「鶏の絵を描かせたら4本足だった。」等は、「まあ自然の中で触れ合う機会が無いのだから仕方ないなあ。」とも思う一方で、「蒲鉾は、板に乗ったあのままの姿で泳ぐ魚だと、真剣に思っている子が居た。」といった俄かには信じられない様な実話を耳にすると、「これからは、魚には骨が無いもの。」と思い込んでしまう子供も増えるのではないかと思ったりもする。「家で食べる魚には骨が無いから。」と、外でも同様に丸飲みでもしたら、喉に骨が突き刺さって大騒ぎ・・・なんていう事も考えられなくも無い。魚を調理する手間が省ける一方で、調理技術の低下も考えられる。新しい物(技術)が生まれれば、得られるモノも多い反面、失うモノも必ず在るのは常として受け容れなければならない事なのかもしれないが。
一番気になったのは、「異物が混入していないかどうか、X線に通して最終確認している。」という件。健康に害を与えるレベルの放射量の筈が無かろうし、他に口に入る製品(食材)にも同様にX線のチェックが行なわれているで在ろう事は理解しているが、それでも改めてX線に通しているという記述(記事では、「”中国の工場でも”X線を通している。」と直接的には書かれていないが、使われていると考えるのが自然な解釈だろう。)を目にすると、神経質過ぎるかもしれないが、口に入れる物だけに余り良い感じはしない。
口に入れる物と言えば、嘗て食品添加物*1の専門商社に勤務し、業界では”添加物の神様”と呼ばれていたという安部司氏が著した本「食品の裏側」の一部内容が、「週刊ポスト(2月10日号)」に載っていた。明太子とミートボールが取り上げられているのだが、「食の安全」に付いて考えさせられる内容だった。ミートボールに付いて書かれた部分を抽出すると・・・。
**********************************
ミートボールの原料は、牛の骨からこそぎ取る端肉。(主にペットフードに使われる部分なのだとか。)この端肉は形の無いドロドロした状態で、味も無くそのままでは食べられた代物では無い。しかし、それに組織状大豆蛋白、加工澱粉の他、結着剤、乳化剤、着色料、保存料、酸化防止剤、pH調整剤等20~30種類の食品添加物を混合するとミートボールになる。
使用されるそれぞれの食品添加物は、厚生労働省の規制下に置かれ、安全性は保証されている。しかし、複数の食品添加物を同時に、そして長期間に亘って摂取した場合の危険性に付いては、現代科学では全く何も解明されていない。
**********************************
必要以上に恐怖感を煽るのも煽られるのも好きではないが、口に入れる物だけに怖さをどうしても感じてしまう。
*1 食品添加物の中でも”万能薬”と呼ばれるリン酸塩に付いても、安部氏は触れている。この添加物は様々な食品に使われているそうなのだが、「工場では滴り落ちたリン酸塩の”原液”が、下のコンクリート床面に穴を開けてしまう程の劇薬。」なのだとか。
又、レンコンを漂白する工場の話も載っているのだが、「漂白剤として使われる硫酸ナトリウムの蒸気が強烈で、壁に掛けてあったカレンダーの赤インクが漂白されてしまい、日曜日(の赤印)が消えてしまった。」という例も在るのだそうだ。
「魚の骨は一本一本、人の手でピンセットを使って抜いて行き、更にX線に通して細かい異物が混じっていないか最終確認を行なう。この作業は人件費がかかってしまい、(SHOP99のセールス・ポイントで在る)99円で売る事が出来ない。そこで、冷凍食品の加ト吉と共同開発する事にした。」と記事には書かれている。既に加ト吉は業務用の骨抜き魚を発売し、中国に加工工場を持っていたからだと。
魚自体は嫌いではないが、魚の身を解して骨を取る作業が苦手で、且つ解し方が汚いと言われ続けて来た自分にとっては、この様な骨抜き魚は在り難いと言える。でも、気になる点も無くは無い。
かなり以前から、動植物の在りのままの姿を知らない子供達が増えていると言われて来た。「鶏の絵を描かせたら4本足だった。」等は、「まあ自然の中で触れ合う機会が無いのだから仕方ないなあ。」とも思う一方で、「蒲鉾は、板に乗ったあのままの姿で泳ぐ魚だと、真剣に思っている子が居た。」といった俄かには信じられない様な実話を耳にすると、「これからは、魚には骨が無いもの。」と思い込んでしまう子供も増えるのではないかと思ったりもする。「家で食べる魚には骨が無いから。」と、外でも同様に丸飲みでもしたら、喉に骨が突き刺さって大騒ぎ・・・なんていう事も考えられなくも無い。魚を調理する手間が省ける一方で、調理技術の低下も考えられる。新しい物(技術)が生まれれば、得られるモノも多い反面、失うモノも必ず在るのは常として受け容れなければならない事なのかもしれないが。
一番気になったのは、「異物が混入していないかどうか、X線に通して最終確認している。」という件。健康に害を与えるレベルの放射量の筈が無かろうし、他に口に入る製品(食材)にも同様にX線のチェックが行なわれているで在ろう事は理解しているが、それでも改めてX線に通しているという記述(記事では、「”中国の工場でも”X線を通している。」と直接的には書かれていないが、使われていると考えるのが自然な解釈だろう。)を目にすると、神経質過ぎるかもしれないが、口に入れる物だけに余り良い感じはしない。
口に入れる物と言えば、嘗て食品添加物*1の専門商社に勤務し、業界では”添加物の神様”と呼ばれていたという安部司氏が著した本「食品の裏側」の一部内容が、「週刊ポスト(2月10日号)」に載っていた。明太子とミートボールが取り上げられているのだが、「食の安全」に付いて考えさせられる内容だった。ミートボールに付いて書かれた部分を抽出すると・・・。
**********************************
ミートボールの原料は、牛の骨からこそぎ取る端肉。(主にペットフードに使われる部分なのだとか。)この端肉は形の無いドロドロした状態で、味も無くそのままでは食べられた代物では無い。しかし、それに組織状大豆蛋白、加工澱粉の他、結着剤、乳化剤、着色料、保存料、酸化防止剤、pH調整剤等20~30種類の食品添加物を混合するとミートボールになる。
使用されるそれぞれの食品添加物は、厚生労働省の規制下に置かれ、安全性は保証されている。しかし、複数の食品添加物を同時に、そして長期間に亘って摂取した場合の危険性に付いては、現代科学では全く何も解明されていない。
**********************************
必要以上に恐怖感を煽るのも煽られるのも好きではないが、口に入れる物だけに怖さをどうしても感じてしまう。
*1 食品添加物の中でも”万能薬”と呼ばれるリン酸塩に付いても、安部氏は触れている。この添加物は様々な食品に使われているそうなのだが、「工場では滴り落ちたリン酸塩の”原液”が、下のコンクリート床面に穴を開けてしまう程の劇薬。」なのだとか。
又、レンコンを漂白する工場の話も載っているのだが、「漂白剤として使われる硫酸ナトリウムの蒸気が強烈で、壁に掛けてあったカレンダーの赤インクが漂白されてしまい、日曜日(の赤印)が消えてしまった。」という例も在るのだそうだ。
食品の怖さは、大分あとになって判明するのが多いよな。個人的には形あるものがすきなんだが、どうしてもジャンクフードを口にする場合も、最近では某ハンバーガーも、牛肉のを避けチキンにしているんだが・・。
これも安すぎてなんだか不安だ。
今の子供たちは形あるものを、口に入れる機会が減ったな、後は、親がどう教育するかってことになってくる。
料理を作る、、ってのは、幼少時は女がするものだと・・。
でもこれからは、子供にやらせるのもある意味教育かもしれない。自分で形あるものから、料理させるってことはある意味、親も楽し・・。
某ハンバーガーの、○○フィッシュってあるんだが、その魚の元を、見たことがある。
其れを見てから・・・。しばらくは、食えなくなったのが・・・この俺です(笑)
ココに書き込んで良いのか、ど~か?だったんだけど、まぁ、とりあえず・・・でしゅ。
悪役商会の八名信夫サンが元プロ野球選手だったのは知らなかったでしゅ。
そ~言えば、なんかのドラマで(当然、悪役でした)上半身ハダカになってたけど、これは「いいカラダ」でしたネ。
食品添加物は・・・まぁ、怖いのは確かなんだけど・・・。
あんまり神経質になるのも、ど~かニャ?なんて思いましゅ。
例えばサ、フロンガスだって元々「人体には無害」って言う事でドイツの潜水艦に使われたか、なんだか?
それが「オゾン層破壊」だか、なんだかで、急に悪役にされちゃって・・・。
とりあえず・・・美味しく御飯が食べれたら、結構幸せなマゾンでしゅ・・・。
あと、添加物の話で思い出しましたが過のベストセラー『買ってはいけない』のことを思い出してしまいました。いやはや食品添加物を避けるのは良いことだと思いますが神経質になるのはどうかなと思いますよ。
マゾンちゃんがプログを御訪問したのかな?
食品添加物の問題は、ここ5~6年なにかと取りざたされていますネ。
ただ、これは我々消費者の意識にも問題があるとは思います。
人類最初の食品添加物は「塩」だと言います。
でも、肉を塩漬けして保存した人物は「これで糖尿病になる」なんて事は考えていなかったハズです。
むしろ、肉を腐らせまい、美味しいモノを食べてもらおう、と言う善意から生まれた発想であるハズなのです。
その善意を食い散らした代償として、現在の食品添加物の問題があると、私は思いますネ。