2005年、264代ローマ教皇のヨハネ・パウロ2世が亡くなった際の或る光景を覚えておられる方も少なくないだろう。次のローマ教皇を選ぶべくバチカンに集結した枢機卿達が、システィーナ礼拝堂に籠って選挙を行う「コンクラーヴェ」。選挙結果が出る迄数日を要する事も在り、「これじゃあ『コンクラーヴェ』ならぬ『根競べ』だな。」と揶揄されたりする訳だが、投票結果が出ると投票用紙の焼却が行われ、その時点で新教皇が決まらなければ煙突から「黒い煙」が、決定していれば「白い煙」が出される仕組みになっており、外部で見守る大勢の信者達はそれで結果を知る事になる。4年前、煙の色に一喜一憂する信者達の姿が印象的だった。
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宗教象徴学の権威、ロバート・ラングドン(トム・ハンクス氏)は、秘密結社「イルミナティ」の復活を探るべくローマへ旅立つ。17世紀、バチカンの科学者への弾圧の陰で結成されたイルミナティが、今にも教皇候補の暗殺を計画していると言う。ラングドンと科学者ヴィットリア(アイェレット・ゾラーさん)は、ガリレオの暗号コードの解明に乗り出すが・・・。
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ロバート・ラングドン氏の原作「ダ・ヴィンチ・コード」が映画化されたのは3年前の事。「日本人は他国の人間よりも宗教意識が低い。」と良く言われるが、斯く言う自分はその最たる例と言っても良い。葬儀の際には仏教形式で執り行う我が家だが、自分も含めた家族には仏教徒という意識は全く無い。熱心な信者には申し訳無いが、抹香臭い雰囲気がどうにも苦手なのだ。そんな自分が宗教色溢れる作品「ダ・ヴィンチ・コード」を3年前に見たのは、偏に「ストーリーが面白い。」という世評に後押しされたから。確かに面白い作品では在ったものの、「己が信ずる宗教を命懸けで守る。」という思考がどうにも理解出来なかった事も在り、総合評価は「今一つかな。」と星3つとした。今回観に行ったのは同氏のデビュー作、即ち「ダ・ヴィンチ・コード」よりも先に出版された「天使と悪魔」を映像化した「天使と悪魔」。
ローマ教皇が亡くなった事で開催されるコンクラーヴェを舞台に、繰り広げられる人間ドラマ。新教皇の有力候補4人が誘拐され、猟奇的な殺され方で次々に発見されて行く。亡くなったローマ教皇に「殺害された疑い」が出て来た事で人間ドラマは複雑さを増すばかりなのだが、ハッキリ言って上映開始から30分程はその展開にかったるさを感じ、ウトウトしてしまった自分。だが、そのかったるい時間を超えると、ストーリーは面白くなって行った。
この作品も宗教色は強い。宗教に全身全霊を傾けている人々の姿は、相変わらず自分の理解外なのは否めないが、それはそれで興味深い。ネタバレになるので詳細を書くのは控えるが、或る人間の過去・・・と言うか過去の経験が、後で“ああいう展開”に結び付いたというのは思わず苦笑。そして“犯人捜し”で言えば、完璧に自分の読みは外されてしまった。「胡散臭い人間、特に最も胡散臭い人間は犯人じゃない。」というのが犯人捜しの鉄則と言え、その観点にて自分が真っ先に外した人物が「一番の悪」だったのには「やられた・・・。」の一言。
総合評価は星3.5個とさせて貰う。
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宗教象徴学の権威、ロバート・ラングドン(トム・ハンクス氏)は、秘密結社「イルミナティ」の復活を探るべくローマへ旅立つ。17世紀、バチカンの科学者への弾圧の陰で結成されたイルミナティが、今にも教皇候補の暗殺を計画していると言う。ラングドンと科学者ヴィットリア(アイェレット・ゾラーさん)は、ガリレオの暗号コードの解明に乗り出すが・・・。
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ロバート・ラングドン氏の原作「ダ・ヴィンチ・コード」が映画化されたのは3年前の事。「日本人は他国の人間よりも宗教意識が低い。」と良く言われるが、斯く言う自分はその最たる例と言っても良い。葬儀の際には仏教形式で執り行う我が家だが、自分も含めた家族には仏教徒という意識は全く無い。熱心な信者には申し訳無いが、抹香臭い雰囲気がどうにも苦手なのだ。そんな自分が宗教色溢れる作品「ダ・ヴィンチ・コード」を3年前に見たのは、偏に「ストーリーが面白い。」という世評に後押しされたから。確かに面白い作品では在ったものの、「己が信ずる宗教を命懸けで守る。」という思考がどうにも理解出来なかった事も在り、総合評価は「今一つかな。」と星3つとした。今回観に行ったのは同氏のデビュー作、即ち「ダ・ヴィンチ・コード」よりも先に出版された「天使と悪魔」を映像化した「天使と悪魔」。
ローマ教皇が亡くなった事で開催されるコンクラーヴェを舞台に、繰り広げられる人間ドラマ。新教皇の有力候補4人が誘拐され、猟奇的な殺され方で次々に発見されて行く。亡くなったローマ教皇に「殺害された疑い」が出て来た事で人間ドラマは複雑さを増すばかりなのだが、ハッキリ言って上映開始から30分程はその展開にかったるさを感じ、ウトウトしてしまった自分。だが、そのかったるい時間を超えると、ストーリーは面白くなって行った。
この作品も宗教色は強い。宗教に全身全霊を傾けている人々の姿は、相変わらず自分の理解外なのは否めないが、それはそれで興味深い。ネタバレになるので詳細を書くのは控えるが、或る人間の過去・・・と言うか過去の経験が、後で“ああいう展開”に結び付いたというのは思わず苦笑。そして“犯人捜し”で言えば、完璧に自分の読みは外されてしまった。「胡散臭い人間、特に最も胡散臭い人間は犯人じゃない。」というのが犯人捜しの鉄則と言え、その観点にて自分が真っ先に外した人物が「一番の悪」だったのには「やられた・・・。」の一言。

総合評価は星3.5個とさせて貰う。

でも一番印象的だったのが、ヴァチカン警察の刑事たちの格好良さ!あのスーツの着こなしは流石イタリア人?って感じ。あれ全部アルマーニじゃない?ラインがもろそれっぽかった。
ファッションには無頓着なのでスーツの記憶が全くと言って良い程に残っていないのですが
ダヴィンチ・コードは観たのですが、それよりも面白そう。機会があれば、是非とも映画館で観てみたいです。
P.S 先日からCSで超神ビビューンが始まりました。超神になるところが、なんとも言えませんが、突然ズシーンとザバーンが出てくるのが不思議でした(笑)アクマイザー3はちびこも好きだったので、またちびこと毎週見てみたいと思います。
信者に対しては寛容な内容を説くのに、異なる宗教の信者には極めて冷酷な面を見せる。宗教には、そういった類の物が間々見受けられます。基本的に信仰心の無い自分なぞは、この辺が凄く不思議。
今夜、某TV番組で北朝鮮の内情に付いて、あれこれ取り上げていました。「異常な迄の個人崇拝」、「盗聴等による統制」等々、まあ良く在るパターンの話を報じていた訳ですが、興味深かったのはその話云々よりも、出演していたゲストの反応。某巨大宗教団体の広告塔としても有名な女性タレントが出演していたのですが、「異常な迄の個人崇拝」や「盗聴等による統制」等といった彼の国の異常さに顔を顰めているのを見て、「でも、それって某宗教団体でも同じなんじゃないの?」と突っ込みを入れたくなった自分。“内部”に居ると、何も見えないという事なのでしょうか。
しかも、落語を作ってました。^±^
2005年ですか。もう4年もたったんですね。
http://blog.goo.ne.jp/tekuhee/e/3fb2222b674acfbee0cb1eb4eb272428
今はもうやめちゃったんですが、ホームページに載せてました。
こういうのも。^±^
http://blog.goo.ne.jp/tekuhee/e/c4d50b3f113b83e037cfae57c98f8082
2005年、そうでした。イトカワという星にも興味がありました。