ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

教師の暴力

2007年07月09日 | 時事ネタ関連
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「校内で女子生徒蹴る、男性高校教諭を逮捕・・・埼玉」 【2007年7月7日 読売新聞

埼玉県警飯能署は7日、同県入間市仏子、県立A高校教諭B容疑者(53歳)を傷害の疑いで逮捕した。調べによるとB容疑者は6日午後9時頃、同校の校舎1階で、2年生の女子生徒(16歳)の腹を蹴り、軽傷を負わせた疑い。

B容疑者は校舎2階で、バンド活動の打ち合わせをしていた2年生7~8人のグループに帰宅するよう注意。生徒が持っていたライブで配るアンケート用紙1枚を持ち去り、取り返しに来た女子生徒らと揉み合いになったという。調べに対しB容疑者は「足の裏で押し付けただけ。生徒に囲まれて危険を感じやってしまった。」と供述している。
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学校名及び容疑者名は、当方の判断で仮名とさせて貰った。この記事をサラッと読むと、「とんでもない暴力教師だ!」と思われる方も少なくないだろう。常識の欠片も無い様なアホ親が増加している一方で、駄目な教師も確かに少なくないとは思っているが、この記事で気になったのは生徒に囲まれて危険を感じやってしまった。という部分。あくまでもこの事件がという訳では無く、一般論として読んで欲しいのだが、教師の暴力行為は決して許されるものでは無いものの、「生徒の側に、度を越した言動がなかったか?」という点も考慮しなければいけない気がする。

知り合いで教師をしている人間から聞いた話だが、彼は以前恐怖の体験をしている。校内で一人の男子生徒が同級生と殴り合いの喧嘩を始め、それを見掛けた或る教師が止めに入った所、その男子生徒は突如ポケットから折り畳みナイフを取り出して振り回し始めた。其処を知人(教師)が通り掛り、後ろからその男子生徒を羽交い締めにし、唯只管「落ち着け、落ち着け。」と声を掛けて宥めたという。「ナイフを振り回しているんだから、そりゃあ生きた心地はしなかった。本当ならば腹に当て身でも食らわせて動きを止めるのがベターなんだろうけど、そんな事をしちゃうと親から吊るし上げられちゃうしね・・・。」と寂しげな笑顔を浮かべながら語っていた知人。

一方向からだと「とんでもな暴力教師」に見えても、他方向から見ると又別の姿が見えて来るという事も在るのではなかろうか。

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5 コメント

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Unknown ((まめ)たぬき)
2007-07-09 15:22:32
多分、度を越した行動があったと思います。

いやあ、胸ぐらつかみそうになったことが
ありますもん。
(私のほうがずいぶん体格が小さいんで
喧嘩にならない、んで←おぃ。問題はそこじゃなかろう・・・。
実際には手を出しませんけどね。)
机叩く、
大声を出して威嚇する。
にやにや薄気味悪く笑うなどなど
生徒に威圧をかけないとやってられないのが生徒指導(苦笑

チンピラのような風体をおしゃれだと思っているのが
このごろの困難校(あるいは底辺校)の生徒の実情
平気でタメ口をきいてくるんで
・・・20歳以上年上のものに対してその態度は何や!!
と思いますけどね。
ま、話し合える相手ではないのであきらめてます。
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記者は頭を冷やせ! (のびぃ太)
2007-07-09 15:49:41
タイトルが暴力教師・・・教師を貶めているけど内容は不良女子高生との小競り合いでしょう。
毎日のニュースでは
「生徒に取られた携帯電話や車の鍵を取り返そうとして足を出してしまった」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070707-00000034-mai-soci&kz=soci
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真実は藪の中 (マヌケ)
2007-07-09 23:14:52
校内暴力花盛り、ワルも暴力教師も昔からいました。 ただ、今のワルも不良教師も今の時代のいやらしさが加味されていて悪さの中に陰湿さや巧妙さやあって複雑で単純に判別できないところがあると思います。 残念ながら新聞もニュースも締め切りがあって現時点で判明している客観的事実を報道するしかないので本当の事情は伝わらないこともあるでしょうね。 そこから誤解が生まれてもその誤解を解くのは本人や関係当事者の努力しかなく、マスコミは身勝手で弱者の抗議や意見にはあまり耳を傾けることはないですね。 報道の垂れ流し、後追い報道や検証がないというのがわが国のカル~イ報道機関の姿ではないでしょうか。 誤ったことを報じられ被害を蒙っても翌日のニュースなどで女子アナがしおらしくその場限りの言葉でお詫びを述べることでお茶を濁す程度では同じことは幾度も繰り返されるでしょうね。 
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>マヌケ様 (giants-55)
2007-07-09 23:51:21
書き込み有難う御座いました。

以前取り上げた本「でっちあげ 福岡『殺人教師』事件の真相」(http://blog.goo.ne.jp/giants-55/e/e1297b5e7581b398933d00dae792fedd)の様に、当初報じられていた内容からは全く乖離した情報(事実かどうかは軽々しく言えませんが。)が明らかになるというケースは在ります。仰る様に我が国のマスメディアは情報を垂れ流すだけで、その後の情報のフォローを欠かしがちという面は在ります。ですから我々自身も「常に情報を疑ってかかり、自らの頭で考える。」という癖を付けないと、情報操作に踊らされるという事も出て来るでしょうね。
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とんでもない生徒たち (kihara)
2007-07-12 00:06:07
>一方向からだと「とんでもな暴力教師」に見えても、他方向から見ると又別の姿が

私はこの人がとんでもない暴力教師だとは思いません。むしろ生徒のほうがとんでもない。

午後9時頃に学校でバンド活動の打ち合わせをしていたとか、高校生の本来することじゃないです。家に帰って宿題をするとか、バンド活動したければ誰かのおうちでやればいい。

女子生徒らと揉み合いというのもやりにくいですね。昔ならスケバン対教師といったところ。スケバンだから腹を蹴られても文句はいえなかった。今は当たり前の女の子が教師につかみかかる時代ですか。それが人権の一つに数えられているらしい。

今の子は勉強でも「この科目は嫌い(だから勉強しない)」だとか「この解法は嫌い(だから覚えない)」だとか言って、好き嫌いを言えるほどの自由があると錯覚しているようです。幼稚園の頃から自由や自己決定権みたいなものを教えられてきた結果でしょうか。
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