ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

“憎まれっ子”を利用

2012年09月21日 | 時事ネタ関連

毒を以て毒を制す」というが在るけれど、「一般的には“憎まれっ子”として認識されている事物を、世の中の役に立つ形に変えられないものか?」と良く夢想する。

 

地球温暖化の原因とされる二酸化炭素も憎まれっ子の1つだが、入浴剤等の発泡用ガスや冷却用ドライアイスとしての用途以外に、近年では「二酸化炭素でを栽培し、『藻バイオ燃料』を作り出す。」取り組みがされているとか。藻は自重の2倍の二酸化炭素を消費し、尚且つ生長も早いという事で、バイオ燃料化に成功すれば効率の良いエネルギーにして、地球温暖化を阻止する事になるかもしれない。

 

東アジア、特に中国から気流に乗って飛来する「黄砂」も又、憎まれっ子で在る。此方列挙されているが、黄砂は様々な被害を齎す。中国から飛来する黄砂は有害物質を多量に含んでいるケースも在ると言うし、健康被害が懸念される。

 

そんな憎まれっ子の黄砂を、金沢大学理工研究域牧輝弥准教授が、“良い形で”利用する事に成功。9月15日付けの東京新聞(朝刊)の「この人」という欄に載っていたのだが、どういう形で利用したかと言えば、黄砂に付着している微生物繁殖させて、納豆を作ったのだ。

 

元々は黄砂が健康に与える影響を調査していたのだが、黄砂に付着した微生物のDNAを調べた所、納豆の発酵菌の配列と似たが含まれている事を発見。2010年より、石川県白山市の納豆メーカーと商品化に取り組んで来たと言う。

 

しかし、納豆特有粘りが上手く出ない等、当初は失敗の連続。試作品を学生は気味悪がって食べてくれなかったりと、多い時は1人で1日に10カップも試食する事も在ったそうだ。そういう過程を踏み、菌の最適な培養期間を捜し当てた。石川県珠洲市上空3千mの黄砂を使った事から「そらなっとう」と名付け、金沢大学内の生協で販売している。

 

味は「普通の納豆より水分を多く含み、ふわっとした粘り気が在って、円やか。」との事。又、此の納豆菌紫外線や乾燥に強く、化粧品でも使えないか考えています。と、他の用途にも夢が広がる。


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2 コメント

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憎まれっ子を利用  (梅吉)
2012-09-21 23:40:29
黄砂に含まれる微生物から納豆ですか。
よく、考えつきましたよね。
納豆好きなのでもし、商品化されたら
買ってみたいです。

それと原子力発電に代わる代替電源に
バイオマス発電を試みることは賛成です。
エコにも役に立ちますよね。 
それと日本は温泉が多いですし
地球温暖化対策の手法のひとつであり 
二酸化炭素を出さない 
その温泉熱を利用した地熱発電。
天候に左右されない海洋発電など
そういう再生可能エネルギー発電もお金や時間
コストなどいろいろかかるでしょうけど
早く実現してほしいです。
黄砂の納豆も商品化して早く食べてみたいものです。 
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>梅吉様 (giants-55)
2012-09-22 01:55:32
書き込み有り難う御座いました。

梅吉様も、納豆が好物でしたか。自分も納豆大好き人間なので、此の納豆を食してみたいという気持ちが強いです。

特にアレルギー体質という訳では無いのですが、黄砂が多く飛来している時には、手が異常に乾くので判るんです。砂が手に付着して乾いた感じになるというのでは無く、手の平の内面から水分が放出されるといった感じで、黄砂アレルギーとでも言えるのかもしれません。
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