ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

影響力の大きさ

2018年07月16日 | 其の他

何気無い言動が、他者に大きな影響を与える。有名人の言動が元ならば、其の影響力は結構な物になるだろう。

 

子供の頃、夢中になって見ていたドラマキイハンター」【動画】や「アイフル大作戦」【ドラマ】では、出演している千葉真一氏や谷隼人氏の所作が、実に格好良かった。特に彼等のアクション・シーンに魅了され、自身の運動神経鈍さ顧みず、良く真似した物だった。「ガードレールを見掛けると、小走りで近付き、片足をヒョイと上げて飛び越える。」というのもそうで、良い年になるしていたが、「思っていた以上に足が上がらず、ガードレールに足を取られてすっ転び、恥ずかしい思いをした。」事で、しなくはなったが。

 

萩本欽一氏が週刊文春に、「欽ちゃん77歳のボケないキャンパス道中」なるコラム連載している。7月12日号は「正統なラーメンの食べ方」というタイトルだったが、有名人の言動の影響力の大きさを感じさせる話が紹介されていた。

 

現在、駒澤大学の学生でも在る欽ちゃん。通学にはタクシーを利用していて、時々、運転手から話し掛けられる事が在るそうだ。或る日、乗車したタクシーの運転手と、次の様な会話が在ったと言う。

 

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その日も「欽ちゃんは、いまでもラーメンをテレビでやっていたみたいに食べているんですか?」と唐突に言われたんだ。「なんの話?」と、聞いたら、今度はぼくがコント55号をやっていたときに、話がさかのぼっていった。

 

彼が話したのは、(坂上)二郎さんがラーメンを食べているシーンでね。食べ方が一流じゃない。ラーメンってのは、お汁をズズっと吸ってだネ、割りばしをに投げ入れて、カラカラーンと音をさせる。これがな食べ方なんだ。と、ぼくがツッコミを入れたそうなんだ。

 

おそらくはアドリブでやっていたはずのシーンだし、記憶には全く残っていない。でも、子供の頃にコント55号を見ていた運転手さんは、それを今でも覚えていると言うわけだ。

 

あれを見て以来、私はスープを最後まで飲みほして、割りばしをカラカラーンとやり続けてきたんです。

 

それで、さらに後輩たちにも「これがラーメンの正統な食べ方だ。」と伝えてきた、と。

 

ぼくにとっては些細なアドリブだったシーンに、何十年間と影響を受けてきた人がいる―。そう思うと、何だか申し訳ないような、少し嬉しいような、複雑な気分になってきちゃってさ。

 

「お父さん、ごめんね。俺、五十歳になったときから、お医者さんに『ラーメンやうどんの汁は飲まないように。』って言われてるんだ。お父さんも五十を過ぎてるんだから、塩分に気を付けて、これからは飲まないほうがいいよ。」。

 

そう言って謝ったの。そうしたら、彼は少し困った様子で、「でも、何十年とそうやって食べてきたから、今更やめられないなァ。」と言っていたよ。

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子供の頃、志村けん氏の西瓜の食べ方【動画】を真似し、今も時折してしまう大人・・・結構たりするのかも。


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