WBC開幕以降、苦しい試合が続いていた侍ジャパン。今夜の対オランダ代表チーム戦でも苦戦が予想されたが、蓋を開けてみれば「4対16」と圧勝で終わった。チーム合計で6本のホームラン、其れもサイクル・ホームラン(ソロ2本、2ラン1本、3ラン1本、満塁ホームラン1本。)を達成したのだから、圧勝も当然か。
オランダ代表チームの投手陣が不調だったとはいえ、此れ迄“貧打”に喘いでいた侍ジャパンの打撃陣にとっては、「打ち勝った。」という事実が今後の試合に好影響を生み出す事だろう。
全く勉強していない(又は、全く勉強している様には見えない)のに、テストでは良い成績を残す人が居る。逆に、遮二無二勉強している(様に見える)のに、何故かテストになると、良い成績が残せないという人も居る。要領の良さor悪さとか、勝負強さor弱さといった物が影響しているのかもしれないが、ジャイアンツの内海哲也投手なんぞは、当ブログでも何度か書いている様に、「此処一番で勝てない、非常に勝負弱い投手。」というイメージが拭えないタイプの選手だ。
4年前に行われた第2回WBCにもメンバーとして参加したが、登板機会は1度だけ。2回3分の2を投げて「与四死球2、被安打3、自責点1」というのは、決して褒められた内容では無い。
「2年連続(2011年&2012年)で最多勝獲得。」という実績を引っ提げ、「何としてもリヴェンジを果たす!」という強い思いで臨んだで在ろう今大会。1次ラウンドA組での対中国代表チーム戦で初登板した内海投手は、1回3分の2を投げて「被安打0、自責点0」という好投を見せたものの、今夜の試合では3分の2を投げて「与四死球1、被安打2、自責点4」という惨状。1つもアウトが取れずにノックアウトという事で、先日の好投も吹っ飛んでしまった形。
責任感が強く、根が真面目な選手だけに、「何とかリヴェンジを果たして欲しい。」と願っていたので、本当に残念な結果。とは言え、今大会で彼が投げる機会は未だ在ると思うので、次こそは「長いイニングを投げた上での好結果」を期待したい。