ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

就任から3ヶ月が過ぎて

2016年11月01日 | 政治関連

2016年東京都知事選挙で、小池百合子さんが当選したのは7月31日。から3ヶ月が過ぎた事になる。当選直後の記事「“嘘”で墓穴を掘る事になりそう」で指摘した様に、彼女の人間性には問題を感じており、其れに「そう遠くは無い先、辞任に追い込まれるのではないだろうか。」という思いは変わっていない。

 

此の3ヶ月を顧みると、民に受けそうな事柄嗅ぎ分け矢継ぎ早に、派手なパフォーマンスアピールする手法は、「相変わらず上手いなあ。」と感心してしまう。「一定間隔で新しいアトラクションを作ったり、ユニークイヴェントを仕掛ける事で、来場者を繋ぎ止めている東京ディズニーランド。」と一緒だ。「派手なパフォーマンスによるアピールが、実際に“問題解決”に結び付くのか?」を、今後、都民は注視しなければいけないだろう。

 

高い支持率を保っているという点では、小池都知事は成功している。だが、彼女の言動の中には、「本当に、都民第一で考えているのかなあ?」と思ってしまう物も少なからず在る。特に気になる2点を、下記する。

 

一番気になるのは、横文字多用し過ぎる。という点。人口に膾炙しているレヴェルの横文字ならば、多用も問題無いだろう。でも、「フィンテックの活用」や「グラミン金融推進」、「ワイズスペンディング」、「ホイッスルブロワー」、「ダイヴァーシティ」なんて言われても、咄嗟には理解出来ない。少し考えて、「こういう意味か。」とは思うが、仕事で英語に触れる機会が少なからず在る自分ですらこんな感じなのだから、高齢者だと珍紛漢紛という人も多そう。

 

経験上、“必要以上に”横文字を多用する人は大別すると、「強いコンプレックス抱えていて、自分を大きく見せたい。」(「戦後レジームからの脱却」等、横文字を多用する安倍晋三首相は、此のタイプだと思う。)、「言っている事に中身が無いので、其れを誤魔化したい。」、「単なる西洋気触れ。」、そして「帰国子女」の何れか。小池都知事の場合は「帰国子女」というのが大きく影響していそうだが、「都知事という立場は、其の発言を老若男女に理解させる責務が在る。」訳で、“日本語に上手く置き換えられない場合”を除いては、出来る限り日本語で話すべきではないだろうか?「本当に頭の良い人は、判り易い言葉で説明出来る。」というのも、経験上感じる事だ。

 

そして、もう1つ気になるのは、彼女が立ち上げた政治塾に付いて。「男女平等」を口にしているのに、“入塾料”に男女差を付けている(一般男性:5万、一般女性4万円。)のは理解に苦しむが、まあ其れは良いとしても、今、政治塾を立ち上げる必要が在るの?そんな事をしている時間が在るのならば、山積している問題解決に回すべきではないか?と思うのだ。「1人で出来るには限界が在る。だから、“仲間”を多く集めて教育する事で、勢力を拡大したい。」という思いが在るのかもしれないが、先ずは「山積した問題を、確実に解決させて行く。」という“結果”が重要だろう。

 

又、此の政治塾に4千人を超える応募者が集まったそうだが、此れにも「何だかなあ・・・。」という思いが在る。「小池都知事が、確実に“結果”を残してから。」というなら判るのだが、此の段階でとなると「イメージ先行での応募」か「小池人気に乗っかれば、楽に政治家になれる。」という安直が透けて見えてしまう。

 

勿論、高いや深い考えが在っての応募も在るだろうけれど、過去のこういった政治塾から、糞の役にも立たない政治“屋”が増産されて来た事を考えると、「同じ事が繰り返させるのだろうな。」という暗澹たる思いが。


コメント (3)    この記事についてブログを書く
« 重い言葉 | トップ | 不思議な経験 »

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すみません (アブダビ)
2016-12-11 03:45:48
蓮舫の事をどの記事にコメントしたか忘れました。民進党🔙民主党🔙社会党。
つくづく失望させてくれる。
まぁ、実態は「反対者」を演じて「左翼」を演じてきた連中の「実態」ですけどね!
日本にはかつて片岡内閣て左翼政権が成立した事があるのですが、あまりに無能すぎて。国民の信頼を失い消えました。
民主党の政権が奪取をされた時にそっくり!
日本の左翼って、実は「自民党」とグルになって演じてきた「政治プロレス」なんですね。
社会党でも共産党でも、「議会の過半数」を越えるための「立候補者」を出した事がない!
「政治家の仕事」とは、村芝居をする事ではなく、「法案を実現する事」です。
当然に過半数の議席が必要!
その「過半数」の数の立候補者を出さないってことはさ、「政権を取る気がない」って事で、
本気で政治をする気持ちがないって事ですよ!
政治ってのは、どんなに誠実にやっても不満者が出るものです。
日本が復興してきた時に、アメリカという支配者が「再武装」を要求してきた!
これ実は自民党にも迷惑千万なのね!
戦後復興には経済第一で、自主的軍隊を持つのは困るのです。
だから3割くらいの議席を左翼に与えて、「でも政権を奪取するのは許さない」って方向性で、アメリカさんに「我が国には色んな意見がありまして」と言い訳を自民はしてきた!
その「言い訳」が左翼政党の存在なのです。
社会党などは。そこに活路を見いだして、
ポーズを採って、自分達が議席を温存できれば良いと、自民党とマッチポンプの「村芝居」を演じてきた政党なのです!
本木で社会を買えようなど考えていない。
「牛歩戦術」なんかその現れ!
だから蓮舫みたいな「すぐにバレる宇曽をつく党首」を置いて恥じない!
要するに自民党も左翼政党も国民を騙してきたクズなのです。

ところで、大雪山のSOSの記事にコメントしました。管理人さんの記事がボリュームあって、どこにコメントしたか解りません。
済みませんが記事の題名を教えてくれませんか(笑)
返信する
つまり (アブダビ)
2016-12-11 03:59:29
日本の左翼政党ってのは、一定数の「不満者」の「ガス抜き」の為に「温存」されてきた勢力なのですね。
ドイツはナチスに荷担した政治家を残していると、いつまでも国際社会に認められない!
と、元ナチスな連中をパージする為に学生運動が高まった!
だから学生運動の活動家は多数の政治化を出して、現実に社会改革に実績を出してきた!
ヘナチョコで議席温存の為に自民党と村芝居さてきた日本とは違う!
日本の学生運動は「負け犬」に過ぎませんが、ドイツは逆です。
日本の左翼など、ガス抜きの為に「温存」されてきた「役者」に過ぎません、
だから大嫌いなんだです。「社会主義者」を堂々と(アメリカ社会で)自認してきたバニー・サンダースみたいな誇りも意地もない!
だから日本の左翼は嫌いなんだ!
返信する
>アブダビ様 (giants-55)
2016-12-11 10:21:59
書き込み有難う御座いました。

別の記事のレスでも書いたのですが、個人的には「右翼」だからとか「左翼」だからとか、十把一絡げにしてどうこう言うのは、余り好きじゃ無く、極力控える様にしています。(とは言え、時にはそういう書き方をしてしまう事も在りますが。)右翼と呼ばれる人に言動の中にも、評価出来る物は在ったりするし、其の逆も同様。唯、極端なケース、具体的に言えば極右や極左の人達の言動には、評価出来る物が皆無に等しいのは事実だけれど。要は、十把一絡げで無く、是々非々で論じる事が大事。(勿論、特定の集合体を、全体として論じなければいけない場合も在りますが。)

自民党も其れ以外の政党も、国民を騙して来た部分は在ると思う。でも、何や彼や言って、自民党が国を牽引し続けて来た事も事実だし、其の他の政党にも良い部分も悪い部分も在ったと思う。

以前書いた事ですが、嘗ての自民党は“幅”が在った。極右や右翼、極左、左翼、中庸等、様々な主義&主張を持つ政治家が居て、何方かに極端に振れると、自浄作用で振れ幅を修正していた。だから、政権交代が無くても、実質的には党内で政権交代が行われていた。実質的に党内で政権交代されていたから、野党が本気で政権を取りに行かなかった。野党に本気さ加減が無く、政権奪取時の具体的な(乃至は現実的な)政策が無かった事から、片山哲内閣等も国民の信を得られなかったのではないかと。

「大雪山のSOS事件」に付いて書いたのは、「『大雪山SOS事件』を覚えてますか?」(http://blog.goo.ne.jp/giants-55/e/674b27d0480ceb159402f6bc5aab4860)です。自分も多くの駄文を書き連ねて来たので、最近では「前に書いた様な気もする。」と思い乍ら、新しい記事を書く事が増えて来ました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。