誰だったか忘れてしまったが、大昔(1970年代?)の女性アイドルが全盛時の思い出を以前語っていた。アイドル同士のライバル意識が結構熾烈で、楽屋に置いてあった衣装が切られて着れなくなったり、靴の中に画鋲が入れられていて怪我をしたりという、非常に陰険な嫌がらせも少なくなかったとか。嫌味を言う等のレベルは未だしも、怪我をさせたりとなると、これは嫌がらせという範疇では無く、犯罪行為以外の何物でも無い。
陰険極まり無い言動は論外だが、プロ野球の世界では強いライバル意識に満ち溢れている方が、個人的には面白いと思っている。最近でこそポジション争いが激しくなったジャイアンツだが、未だ未だ物足りない。「自分の中で最も面白かったジャイアンツの野球」は、何度か書いて来た様に藤田元司監督時代の野球。「攻・走・守のバランスが絶妙だった。」等、面白さを感じた要因は幾つか在るが、記事「野球を巡る人間ドラマ ~熾烈なショート争いの果てに~」でも触れた様に、「チーム内に熾烈なライバル意識が渦巻いていた。」のが最大の要素だったかもしれない。熾烈なライバル意識の象徴たる2人が、江川卓氏&西本聖氏という両エース。記事「出でよ、第二の西本聖!!」では、3年前に行われたトーク・ショーにて西本氏が語った言葉を紹介させて貰った。
「マスコミでは江川と西本は仲が悪いと良く書かれました。個人的には江川さんが嫌いとか、仲が悪いとは思っていなかったです。唯、(江川投手が投げている時には)『打たれろ!負けろ!』と思っていました。でも試合を離れると、キャッチボールの相手は何時も江川さんだったし、御互いの家に遊びに行った事も在ります。心底仲が悪かったら、そんな事は無かったでしょう。そして或る番組で江川さんが、『僕も西本投手が投げている時には打たれろ!、負けろ!と思っていた。』と言われていたのを聞いて嬉しかった。」
御互いに相手の能力を高く評価しているからこそ、半端じゃないライバル意識を共に持ち合う。妙にベタベタした関係でも無く、だからと言って陰険な関係でも無い。全く個性の違うライバルだからこそ、ファンも「俺は江川派。」とか「私は西本派。」と明確な分かれ方をしていたと思う。他チームでも「岡田派or掛布派」、「秋山派or清原派」といった同じチーム内でのファンの明確な分かれ方が嘗ては在ったが、近年では余り見聞しない気がする。選手気質の変化なのか、それともファン気質の変化なのかは判らないが。
7月20日21時よりTBS系列で「20世紀スポーツ名勝負 ライバル伝説・・・光と影 封印された涙の理由」という番組が放送予定で、登場する1組が「江川氏&西本氏」というのを、昨日のスポーツ紙報道で知った。「いつも、お前が憎かった。」という刺激的な惹句が載っていたが、魅力溢れるライバル同士が何を語るのか楽しみ。
陰険極まり無い言動は論外だが、プロ野球の世界では強いライバル意識に満ち溢れている方が、個人的には面白いと思っている。最近でこそポジション争いが激しくなったジャイアンツだが、未だ未だ物足りない。「自分の中で最も面白かったジャイアンツの野球」は、何度か書いて来た様に藤田元司監督時代の野球。「攻・走・守のバランスが絶妙だった。」等、面白さを感じた要因は幾つか在るが、記事「野球を巡る人間ドラマ ~熾烈なショート争いの果てに~」でも触れた様に、「チーム内に熾烈なライバル意識が渦巻いていた。」のが最大の要素だったかもしれない。熾烈なライバル意識の象徴たる2人が、江川卓氏&西本聖氏という両エース。記事「出でよ、第二の西本聖!!」では、3年前に行われたトーク・ショーにて西本氏が語った言葉を紹介させて貰った。
「マスコミでは江川と西本は仲が悪いと良く書かれました。個人的には江川さんが嫌いとか、仲が悪いとは思っていなかったです。唯、(江川投手が投げている時には)『打たれろ!負けろ!』と思っていました。でも試合を離れると、キャッチボールの相手は何時も江川さんだったし、御互いの家に遊びに行った事も在ります。心底仲が悪かったら、そんな事は無かったでしょう。そして或る番組で江川さんが、『僕も西本投手が投げている時には打たれろ!、負けろ!と思っていた。』と言われていたのを聞いて嬉しかった。」
御互いに相手の能力を高く評価しているからこそ、半端じゃないライバル意識を共に持ち合う。妙にベタベタした関係でも無く、だからと言って陰険な関係でも無い。全く個性の違うライバルだからこそ、ファンも「俺は江川派。」とか「私は西本派。」と明確な分かれ方をしていたと思う。他チームでも「岡田派or掛布派」、「秋山派or清原派」といった同じチーム内でのファンの明確な分かれ方が嘗ては在ったが、近年では余り見聞しない気がする。選手気質の変化なのか、それともファン気質の変化なのかは判らないが。
7月20日21時よりTBS系列で「20世紀スポーツ名勝負 ライバル伝説・・・光と影 封印された涙の理由」という番組が放送予定で、登場する1組が「江川氏&西本氏」というのを、昨日のスポーツ紙報道で知った。「いつも、お前が憎かった。」という刺激的な惹句が載っていたが、魅力溢れるライバル同士が何を語るのか楽しみ。
あ~コワ、と思いました。x±x
さて、ライバルがいるチームって、なんでも強いですよね。
それはお互いに切磋琢磨するからでしょうね。^±^