ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

応援スタイル

2014年03月03日 | スポーツ関連

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中日ファン、鳴り物応援無し!大野『はっきり言って寂しい。』」(3月1日、サンスポ

 

ナゴヤドームで1日に行われた「中日-DeNA」のオープン戦で、本拠地に集まった中日ファンはトランペット等の鳴り物や応援旗を使った応援を行わなかった。

 

球団は公式ホームページで、鳴り物等を使って観客を組織化する「応援団方式」に付いて「日本野球機構12球団等で組織するプロ野球 暴力団等排除対策協議会の許可を得た団体でなければ行う事が出来ない。」と説明。其の上で「シーズンは、東海地区では正式に許可を得ている団体が無い。現状、4団体が許可保留の状況に在る。」としている。今後も当面は、鳴り物を使った応援は行われない。

 

此の日は中日ファンが拍手や指笛と共に歓声を送る一方で、左翼スタンドのDeNAファンからはトランペットや太鼓の音色が響いた。

 

登板した中日の大野は「はっきり言って寂しい。(鳴り物が)在った方が良いのは間違い無い。」と話した。

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CS放送で昔の野球中継を見る機会が多いのだが、1970年代辺りの試合は、応援スタイルが今と全然違うのが凄く新鮮に感じたりする。鳴り物や歓声が大音声で、のべつ幕無しに鳴り響き続けている今とは異なり、鳴り物はホイッスル太鼓程度で、歓声もがなり立てる感じでは無く、“応援のオンとオフ”がはっきりしている。のだ。だから、ピッチャー投じた球がキャッチャーミット収まった時の音や打球音が、実にリアルに聞こえて来たりする。ピンチを迎えた際には、ピッチャーの緊張した息遣いが聞こえて来そうな程。

 

8年前、「高校野球の”応援ダンス”」という記事の中で、強制乃至は強制された様な応援スタイル”が好きじゃない事を記した。此れ高校野球のみならず、プロ野球にも言える事。

 

鳴り物や歓声を、全否定する積りは無い。若かりし頃は、自分もそういった応援スタイルを楽しんでもいた。しかし、観戦の妨げになるレヴェルの応援旗の振り翳し論外だし、「のべつ幕無しに大音声で鳴り物や歓声を送り続けるというのも、少し変化させた方が良いのでは?」という思いが、年を重ねるに強くなって来た。

 

ドラゴンズの大野投手は「はっきり言って寂しい。(鳴り物が)在った方が良いのは間違い無い。」と語ったと言うが、確かに「相手チームのファンが従来の応援スタイルを続けている中、自チームに対しては鳴り物応援無し。」となると、「寂しい。」という気持ちになるのは判る。でも、のべつ幕無しに大音声で応援されるとなると、自分ならば却って集中力が途切れそうな気もする。静かだと静かで、“度を越し野次”が耳に入ってしまう懸念も在るが。


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4 コメント

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悪夢 (AK)
2014-03-03 23:04:31
もう何年も前、もう10年ぐらい前なのかな、どういうわけか偶然キップもらって千葉ロッテ対○×(名は秘す)の日本シリーズ行った時は悪夢でした。
軽い気持ちで、「このカードはもうない」と気楽に行ったんだけど、騒音発生器が周囲360度にいてあんな酷いとは思わなかった。

うるさいんだもん!!!
30過ぎの顔のクセにヤンキー憧れ中学生根性が抜けないような馬鹿連中でアホみたいに騒ぐのが後ろにいて、もーツバが後ろから滝のように…。最悪!!!

マジウゼー!と若者語になったオジンでした。
あれ以来なんか千葉嫌い。千葉のピーナッツバターとかキャベツとかあれば食うが(そこはなぜか気にせず美味しくいただきます)。
海外旅行計画建てたときも「成田発着しか取れなかった」ときのガッカリ、は成田への行き来が面倒もあったけど、千葉にイヤーな苦手意識を持ったからというのが大きいです。なんかダメです。


そうでしたね、昔は外野だけで笛吹いてピッピピイーとせんすもったのやら太鼓鳴らしたり、で内野は静かでしたね。そのかわり野次親爺の群れが(笑)。今はその千葉といい、内野にも騒ぐことを強要する空気がある。で、一方で野次は許さないような感じが。

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>AK様 (giants-55)
2014-03-04 01:05:07
書き込み有難う御座いました。

応援スタイルも色々在って良いと思うのですが、絶対にNGなのは「他者に対して、明らかに迷惑を掛ける行為。」や「自身の応援スタイルを、他者に強いる事。」等。誰もが“楽しむ”為に訪れているのですから、そういった配慮は必要ですよね。

昔の川崎球場は、本当に凄かった。良く言えば“牧歌的”、悪く言えば“無法地帯”といった感じで、ガラガラのスタンドで麻雀を打っている連中なんかは未だ良い方で、日本酒の一升瓶を抱え込んで管を巻く親父とか、殴り合いの喧嘩をしている兄ちゃんとか居ましたから。今になってみると、懐かしい思い出ですが。

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Unknown (マヌケ)
2014-03-11 12:37:46
先日、Jリーグの試合でしたでしょうか、横断幕に英文でジャパニーズオンリーというものが掲げられていて問題になりました。 とても悲しいというか、残念と言うか、なにがしたいのか、中国人や韓国人を嫌う人の目的が知りたいですね。 具体的にどうしたいのでしょう。 彼らを打ちのめして、殺したり、滅ぼしたりしたいのでしょうか? 隣国同士で国益を考えとかでなくても、道徳や、道理として他人と仲良くすること、他人を理解しようとする寛容さや優しさは大人として普通に身に着けるべき観念ですが、やみくもに無益な行動に出るおかしな連中がとても恥ずかしい限りです。 日本はそういう国ではなかったはずですが。 昔、ソウルでタクシー代をぼったくられたり、飛行機の中で足を踏まれたり、歩いてる先に唾を吐かれたり、とても昔の経験ですが覚えていますが、なんもかんもひっくるめて、韓国の人をすべてが憎いなどと思ったことはありません。 仕事上の付き合いもありますし、友達もいますし、お世話になった方々もたくさんいます。 経験の少ない小さな世界で生きているネットバカが増殖していることがいけないのでしょうね。 しかも、政治の一部がそのような傾向を利用しているところにも憤りを感じます。
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>マヌケ様 (giants-55)
2014-03-11 21:09:24
書き込み有難う御座いました。

件の横断幕の件、掲げた当人は「差別意識は全く無い。」と主張している様ですが、だったらどういう意図で掲げたのか?「Japanese only」というのが「生え抜き至上主義」の延長線上に在り、単に「外国人選手に頼らず、日本人選手だけでチームを構成し、頑張って欲しい。」という“好意的な解釈”も出来なく無いけれど、でも、最低限の常識を有した人間ならば「極めて差別意識の強い主張」に感じられてしまうのは判る筈。

マヌケ様が「日本は、そういう国では無かった筈。」と記されていますが、そういう違和感は自分も強く感じています。「良くも悪くも“寛容さ”が在り、他者に対して“御人好し”的な部分が強かった。」のが日本人の特質だった筈なのに、「妙な愛国心」やら「自虐意識」(「自虐=日本にとって不都合な事実すらも排除する。」と勘違いしている様な人が増えている気がします。)が強まった結果、不寛容と攻撃性の高さが社会に蔓延してしまったのではないかと。

当ブログでも何度か書いている事ですが、自分も韓国や中国の“身勝手な論理”には憤りを感じるし、「ふざけるな!」という思いも在る。明々白々におかしな主張に対しては、毅然と反論すべきとも。

でも、だからと言って「不都合な事実」すらも「事実では無い!言い掛かりだ!」と否定し、他国の人々、即ち個々人をも暴力で以て排除し様とするのは、真面な人間がする事では無い。

反日意識を「政府への不満に対するガス抜き」に散々利用して来た中国や韓国が、反日意識が余りに高まり過ぎて、其の暴走を政府がコントロール出来なくなって来て、国家が迷走している。ネット右翼を散々政治利用して来た安倍政権も、そういう道を確実に歩んでいる様な気がしています。
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