脚本家の山田太一氏が先月29日、老衰にて89歳で亡くなられた。今年、記事「山田太一作品ベスト10」で記した様に、彼は好きな脚本家の1人。思い出深い作品を数多く著して下さった事に、感謝の思いしか無い。合掌。
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「忘年会は午後9時迄? 働く20~50代の意識調査 」(11月29日、共同通信)
忘年会は、午後9時には帰りたい。シチズン時計(東京)が全国の働く20~50代の男女計400人を対象に、「生活の様々な場面に於ける時間に関するイメージ調査」をした結果、「社会人の約40%が忘年会等、会社での飲み会は午後9時迄の1次会で終わらせて欲しい。」と思っている実態が浮かんだ。
一方で同社の2019年調査では、「忘年会で帰りを気にする時間」を9時迄と回答したのは約56%だった。質問が異なるので単純比較は出来ないが、新型コロナウイルス感染症の5類 移行後初めての年末年始を控え、久し振りの忘年会へ期待感が高まっている側面も在りそうだ。
調査は、今年10月4~6日にインターネットで実施。現実の出来事や仮想世界に関してイメージする時間を尋ねた。「会社の飲み会で帰りたくなる時間」は午後9時が23.8%、8時が17.0%、10時が13.3%だった。年代別では、20代の最多は10時で、全年代を通じて最も遅かった。
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以前にも書いた事だが、自分は2つの企業で働いた経験が在るけれど、両者共に“社員旅行”が無かった。其の事は自分にとって非常にラッキーな事だったし、同年代の同僚の多くも同じだった様に思う。「貴重な休みを潰して迄、何で上司と顔を合わせなきゃいけないの?」というのが理由だ。気心の知れた上司なら未だしも、嫌な上司と休みの日迄顔を合わせなきゃいけないなんて御免蒙りたい。
一方、忘年会に関しては、休日を潰す訳でも無く、「最初だけ上司と触れ合っておけば、後は気心の知れた同僚とコミュニケーションを取るだけ。」なので、決して嫌なイヴェントでは無かった。2次会に迄付いてくる上司はそうは居なかったし、居ても嫌な上司というのは無かったので、個人的には楽しい思い出だ。
「今の若い子は、自分が同じ年代の頃よりも、ずっと他人とのコミュニケーションを取りたがらない。」というイメージが在ったので、「『会社の飲み会で帰りたくなる時間』に関して、『20代の最多は10時で、前年代を通じて最も遅かった。』。」というのは、結構意外だった。