「NPBではドラゴンズ(19988年)及び近鉄バファローズ(1989年~1995年)でプレーしたラルフ・ブライアント氏が、今季から北海道フロンティアリーグの『士別サムライブレイズ』の監督に就任する。」事が報じられた。
ウォーレン・クロマティ氏やランディ・バース氏等、忘れられない外国人選手は少なからず存在するが、ブライアント氏もそんな1人。豪快な打撃が印象的で、特に「近鉄バファローズ時代、東京ドームの天井スピーカーに打球を直撃させた(設計上、打球を直撃させるのは不可能とされていた。)。」事に、度肝を抜かれた野球ファンは多かった。そんなブライアント氏が、再び日本の球界に戻って来るのは嬉しい。
当初、同チームの監督として、ドラゴンズ等に在籍していたトニ・ブランコ氏の就任が予定されていたが、一身上の都合で来日の目処が立たなくなり、ブライアント氏に白羽の矢が立ったそうだ。
で、今回の報道で気になったのが、「ブライアント氏の監督就任を発表したのが、『日本プロ野球外国人OB選手会』という組織。」で在る事。プロ野球関連の事柄は大体知っている積りだが、此の組織の事は全く知らなかった。
調べてみた所、正式名称は「一般社団法人 日本プロ野球外国人OB選手会(JRFPA)」で、「NPBでプレーした外国人選手にて構成し、引退後も日本の野球に貢献すべく、2018年11月に設立された組織。」との事。設立から約3年4ヶ月と、歴史は浅い様だ。ブライアント氏は、同会の理事を務めている。
在籍している会員は200人を超えているそうで、一部の会員が紹介されているコーナーを見ると、懐かしい顔が多い。
************************************************
・ラルフ・ブライアント氏
・カルロス・ミラバル氏
・ジーン・バッキー氏
・マット・ウインタース氏
・カルロス・ポンセ氏
・ホセ・オーティズ氏
・マイク・ディアズ氏
・ジャック。ハウエル氏
・オレステス・デストラーデ氏
・フリオ・ズレータ氏
・ルイス・ロペス氏
・エイドリアン・ギャレット氏
・コーリー・ポール氏
・アレックス・カブレラ氏
・ネイサン・ミンチー氏
・D.T.クローマー氏
・アダム・リグス氏
・クレイグ・ブラゼル氏
・ブーマー・ウェルズ氏
・レオン・リー氏
・ブライアン・ネルソン氏
・トレイ・ムーア氏
・ジョージ・アリアス氏
************************************************
レオン・リー氏は入会しているが、兄のレロン・リー氏は入会していない様だ。ウォーレン・クロマティ氏やランディ・バース氏の名前も無い。又、ジーン・バッキー氏(2019年9月14日逝去)及びエイドリアン・ギャレット氏(2021年4月22日逝去)と、物故者の名前も紹介されていたが、「名球会」の名誉会員と同じく、「存命中に入会していたが、物故者となった人物。」という扱いなのだろう。