ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

だから“野党”は駄目なんだ!!

2024年10月11日 | 政治関連

今日は、野党に対する批判。現在、我が国の野党第一党立憲民主党なので、に対する批判となるが、ハッキリ言って他の野党も似たり寄ったりの状況に在る。

政権交代を望む国民が多数なのか?」は判らないが、「今の自民党の“醜悪さ”に辟易とし、『真っ当な政治を行ってくれ!!』と怒りを覚えている国民が多数。」なのは確かだろう。そんな状況なので、野党にとっては“千載一遇のチャンス”のなのに、“野党間で潰し合い”をしているのだから、本当に情け無い。

政権奪取したいのか?『野党の中で第一党になり、“御山の大将”でれば、其れで満足。』とか、『国会議員として自分が残れれば、其れでOK。』という考えだけなのでは?としか思えない程、野党の“駄目さ加減”は際立っている。

政権交代を果たし、自民党が“民主党”から政権奪取したのは「2012年12月26日」の事。逆に言えば、此の日を以て、民主党は野党に転落した訳だ。其れからもう、12年近く経とうとしている。野党に転落して12年近く“も”経とうとしているのに、民主党(及び立憲民主党)は一体何をしていたのか?と言いたい。

「“内部(民主党内及び野党内)抗争”に明け暮れ、真に政権奪取が図れ体制作りを怠っていた。」というのが実態だろう。「国民に期待を与え、尚且つ実効性の在る政策作り。」や「確固たる信念や考えを持ち、そして“権力”に靡いて裏切らない様な若い人材育成。」を行っていれば、「再び、政権を奪取して貰いたい!」と考える国民は増えただろうに、12年間近くも「進捗無し。」と言って良い。

又、「自分の党だけでは、自民党に太刀打ち出来ない。」と言うので在れば、野党間共闘を“真剣”に考えなければいけない。なのに、政策作りも若い人材育成も野党間共闘も真剣に行わず、「選挙が近い!」と成ってから慌てて其れ等を“遣っ付け仕事”で取り繕うのが立憲民主党を始めとした野党の現実

過去に何度も指摘しているけれど、「自民党は“良くも悪くも”アクションが速く、だからこそ野党に後れを取る事は無い。」(具体名は記さないが、今回の選挙で自民党が担ぎ出し或る若手。「良い“”を引っ張り出したなあ。」と感心している。自民党からの出馬で無ければ、自分も投票したくなる候補。「恐らくは彼の擁立に、結構な時間を掛けて来た。」と思われるが、選挙近くに成って慌てて候補を捜している様な野党は見習うべき。)のだ。アクションが速ければ、仮に対応が誤っていても、幾らでも挽回する時間は在る。でも、アクションが遅ければ遅い程、対応は後手後手に回り、失敗してしまうというのは世の常

今回、「石破茂首相が余りにも早く衆議院議員総選挙に踏み切ったのは、実に卑怯だ!!時間が無さ過ぎて、野党間共闘も候補者擁立も充分に出来ない!!」と野党は“泣き言”を言っているが、彼等の少なからずが普段口にしている常在戦場」の思いを本当に持っていたならば、幾らでも対応出来ていただろう。何度も言うが、野党転落してから12年近くも時間が在ったのだから。

「国民の間に自民党への不信感が高まり、『真っ当な政治を行ってくれ!!』という声で溢れている。だからこそ、自民党から政権を奪取し、真っ当な政治を行わなければいけない。」という思いが、“本当に”野党に在るのならば、出来る限りの野党共闘を行わないのは、自民党を利するだけ。ならば、「野党の中で第一党になり、“御山の大”で居れば、其れで満足。」とか、「国会議員として自分が残れれば、其れでOK。」という“さもしい考え”を野党は捨て、纏まれる部分は纏まるべきだ。

立憲民主党の立場で言えば、「政権奪取出来なくても、立憲民主党は野党第一党で在り続けるだろう。」という思いが在るのかも知れない。又、日本維新の会橋下徹氏や松井一郎氏が上層部に居た時代から、安倍晋三氏や菅義偉氏等と気脈を通じ、自民党と一緒に遣りたがっている。」という思いが立憲民主党内部にはずっと在り、「万が一野党共闘出来て自民党が議員巣を減らしても、其の際には“寝返って”自民党と組むに違い無い。」という警戒心も在ろう。(実際、自分も其の可能性を懸念しているし。)

其れならば野党の党首が集まり、「野党共闘を行う上で、今回の選挙後、少なくとも“次の衆議院議員総選挙”が行われるは、絶対に自民党とは組まない。」という取り決め(きちんと書面にする事。)、其れを国民に明らかにすれば良い。国民に明らかにする事で、万が一、選挙後に自民党と組めば、其れは“致命的な裏切り行為”と成り、流石に「何でも在り。」という感じの日本維新の会で在っても、少なからずの支持者は見放すだろう。

そういう取り決めをした上で、野党各党の“独自分析”を持ち寄り、「我が党が〇〇(選挙区名)で擁立し様としている候補者Aは、勝ち目が薄そうなので立候補を取り止めさせ、当選の可能性が高そうな(他党候補の)Bに一本化しましょう。」とか、「△△で擁立し様としている候補者Cは、勝ち目が高そうなので、何とか(他党候補の)Dの立候補を取り止めて貰えないだろうか?」等と、自分の党の利益だけを考えるのでは無く、御互いに「引く所は引く。」というスタンスで、可能な限り“ウインウインな形”に持って行く事を考えて欲しい。(どう考えても“政治家として駄目な候補”への一本化は駄目だけれど。)

真剣に政治を良くしたいので在れば、野党間で幾らでも知恵は出る筈。自民党同様、党利党略を最優先していたら、野党に決して未来は無いし、国民は大きな失望を覚え、政治は益々劣化して行くだけだ。


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Unknown (悠々遊)
2024-10-12 11:38:36
こんにちは
この記事を読んでgiants-55さんの意図がどこにあるのか1日考えてみました。
野党への叱咤激励なのか、それとも本気で野党に失望しているのか。

立憲民主党を軸に考えた時、他の野党とどう繋がるのかベターなのか・・・。

維新の会は候補者を選ばずといった印象で、議員数のわりに問題行動や問題発言騒ぎを起こす議員が多く、幹部が安倍元首相や菅氏たちと仲が良かったという印象や政治主張から、野党といっても自民党極右に近いスタンスが見え隠れする。
国民民主党も維新の会ほどではないが、保守的なスタンスが気になる。
共産党は対外的な主張には共感するところが多いが、こと内部では党首の民主的選出を唱えた議員・党員を一方的に排除する姿勢に非常に危ないものを感じる・・・やはり根源には一党独裁があるのだろう。
れいわ新撰組や参政党は主張が過激で、社民党にはもはや連立を組むほどの力はない。
NHK党系は政治をおもちゃにしているだけで論外。
今回国政選挙に候補者を立てるらしい日本保守党?は極右そのもの。

もしこの状況で立憲が他の野党と妥協しながら組むとしたら、それはやや右寄りにならざるを得ないのかもしれない。
冷静に考えてみれば、日本人は55年体制のころから相対的に右ないし保守派が多く、左ないし革新派は少数だったが、今はそれがより際立ってきているように思う。
新しいものに警戒感を持ち、できれば今のままを続けたいと思う気持ちが強いのは誰しもあると思うが、私たち日本人にはその傾向がより強いのではないか。

と同時に、外国への向き合い方にも特徴があるように思う。
日本人は米国や英国が大好きだが、ロシアや中国は嫌いな人が多い。
日本人的な捉え方では前者は民主主義の国、資本主義の国で、後者は社会主義ないし共産主義で独裁的な国。
第2次世界大戦までは世界1の植民地大国だった英国とは、アジア同胞の植民地解放の名目で戦った相手。
太平洋戦争では原爆をはじめ幾多の空襲で民間人を無差別殺戮した米国。
この2か国に対しては戦後憎しみより憧れの感情の方が強い。
対して、ロシアは日露戦争では極東においてとはいえ一度は勝利した相手で、終戦間際のどさくさに紛れて参戦し北方領土を奪った国。
日清戦争に勝利し台湾を手に入れ、満州も一度は占領した相手のはずが、近代化に成功し今や日本をしのぐ大国となった中国。
常に日本より上位にいる米英への憧れと、一度は格下とみながらいつの間にか凌がれてしまった中露への嫉妬、と言い換えることができるかもしれない。

閑話休題。
戦後冷戦の中で西側に組み込まれた日本と、関係国に特別な感情を持つ日本人にとって、左派とは感情的に受け付けがたいものがあるのかもしれない中、中道を貫くというのはどうしても中道右派になるのだろう。
立憲が維新や国民と連携することで、うまく中道政党に成れればいいのだが。
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>悠々遊様 (giants-55)
2024-10-12 13:18:40
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

1970年代前半に放送されていたTVアニメ「侍ジャイアンツ」(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BE%8D%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%84)が大好きでした。主人公の番場蛮は、ジャイアンツという″大鯨″の中に入るも、抑々は「ジャイアンツという大鯨の体内に入り込み、『腹の中から食い破ってやる!』という思い。」が彼には在った。番組のエンディング曲「サムライ 番場蛮」(https://www.uta-net.com/movie/39729/)の冒頭の歌詞「威張った奴は嫌いだぜ 反っくり返ったでっかい面の 鼻を明かして遣るのが趣味さ♪」は、そんな彼の思いを端的に表している。

自分がジャイアンツというチームを好きになったのは以前にも書いた様に、「ジャイアンツが強かったから。」というのでは無く、「大好きになった王貞治選手が、ジャイアンツというチームに居たから。」で在り、基本的には「体制派として唯我独尊的に振舞っている存在が大嫌い。」という思いが、昔からずっと自分には在ります。

だから、自民党という政党を支持した事は全く無いのですが、でも、少しは共感出来た時代も在った。三木武夫氏や大平正芳氏が首相を務めていた時代がそうですが、其の頃の自民党を″中道″とするならば、今の自民党は″ウルトラ極右集団″に成り果ててしまい、嫌悪感しか無い。

で、野党個々に対する悠々遊様の考察、全く同感です。特に日本維新の会に関しては、発足当時から「政治を玩具にしている。」様な節が見受けられるし、余りにも所属議員の″質″が悪過ぎる。「年金未納や国会でディナー・ショー&新曲の宣伝を行う等、糞の役にも立たない歌手出身の男性議員。」なんぞは未だ可愛い方で、言っちゃ悪いが「次々と犯罪者が出ている。」という感が在る。

又、幹部達が前のめりになって大阪万博開催をごり押しして来た癖に、財政面に与える莫大な負担等が問題になると、「自分達が遣りたかった訳では無く、安倍晋三首相が『遣れ!』と言ったから、其れに従っただけ。」みたいな事を幹部達が言い出し、「死人に口無し。」を実践する様な″卑怯さ″も、此の党の本質を表していると思っています。

共産党に関しては以前触れたのですが、″権力の見張り役″という意味で存在価値が在ると考えています。でも、「入党するのは容易いが、党を出るのは非常に困難。」という点等、色んな面で自由さが無いのは致命的で、「同党に、政権を担って欲しい。」とは全く思わない。

結局、「″消去法″で言ったら、立憲民主党が未だ増し。」というのが自分の考えで、今回の記事は同党に対する「可成り強烈な叱咤激励」という意味合いが在ります。

鬼畜米英を叫び、米兵&英兵を模した藁人形を竹槍で突き刺す訓練をしていた(させられていた)戦時中の我が国。其れが敗戦を迎えるや、親米英に転じてしまうというのは、他国の人達からすると不思議でならないでしょうね。良く言えば″柔軟″、悪く言えば″軸が無い″という事。

ソ連や中国に対する日本人の(多くの)捉え方に関しては、悠々遊様が指摘されている通り、「一時は見下していた相手だから。」という思いが在るのは確かでしょう。

そして、米英への思いに関しては、「戦時中は″御上″が『憎め!』と言ったから憎んだが、戦後は″御上″が「仲良くしろ!」と言ったから親しみを持った。」というのが在るのではないかと。「御上の言う事に付き従えば、其れで問題無し。」という国民性が根底には在り、此れも他国の人達からすると理解不能という事になるかと。

戦後、進駐軍の兵士達がチョコレート等をジープからばら撒き、其れを日本の子供達が争って拾っていた・・・という話は良く見聞しますが、其のチョコレート等の費用を、日本政府が負担していた・・・という事実、割合最近知りました。「そうだったのか・・・。」という驚きの思いと共に、「所謂『思いやり予算』(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%9D%E3%81%84%E3%82%84%E3%82%8A%E4%BA%88%E7%AE%97)の″源流″は、此処に在ったのか・・・。」と腑に落ちた部分も。
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