元号が“令和”になってから、来週で5ヶ月目に入る。“昭和”生まれの自分(giants-55)にとって、“平成”の頃よりも「昭和は遠くなりにけり。」と感じる機会が増えた。
今季限りで現役引退する事となったジャイアンツの阿部慎之助選手は、1979年3月20日生まれの40歳。1979年は「昭和54年」で、昭和最後の「昭和64年」の10年前に当たる。彼の引退の報を受けて、「昭和は遠くなりにけりだなあ。日本球界で“昭和生まれの現役選手”って、もう少ないんだろうなあ。」と思ったりしたのだが・・・。
今季の開幕を迎えた時点で、“日本球界最年長選手”はジャイアンツの上原浩治投手(昭和50年4月3日生まれ‐44歳)だった。そして、2番目の選手で在り、“日本球界最年長野手”はマリーンズの福浦和也選手(昭和50年12月14日生まれ‐今年で44歳)だった。共に今季限りで引退となったので、此方の情報によると、“現時点での日本球界最年長選手”はタイガースの福留孝介(昭和52年4月26日生まれ‐42歳)という事に。
所謂“松坂世代”とは、「松坂大輔投手と同学年に当たる『昭和55年4月2日から昭和56年4月1日迄に生まれた世代の日本球界のプロ野球選手の総称。」。詰まり、彼等も皆、昭和生まれだ。此方の情報によると、(今日現在、引退表明をしていない)現役選手は藤川球児投手(タイガース)、松坂大輔投手(ドラゴンズ)、久保裕也投手(ゴールデンイーグルス)、和田毅投手(ホークス)、久保康友投手(レオン・ブラヴォーズ)、梵英心選手(エイジェック硬式野球部)、そして渡辺直人選手(ゴールデンイーグルス)の7人。「投手:5人(71.4%)、野手:2人(28.6%)」という内訳になるが、「野手の方が投手よりも、選手寿命は長い。」というイメージが在るので、投手の方がこんなにも残っているというのは意外だった。
昭和最後の年で在る「昭和64年」は、僅か「7日間」しか存在しない。余りにも期間が短いので、“昭和64年生まれの日本球界の現役選手”というのは居ないそうだ。では、“昭和生まれで最も若い日本球界の現役選手”となると、“ハンカチ世代”で在るジャイアンツの坂本勇人選手(昭和63年12月14日生まれ‐今年で31歳)だとか。彼が“昭和生まれの昭和球界の現役選手”の1人で在る事を考えると、「昭和は、そんなに遠く無い。」という感じもする。