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「実は『略語』だった驚きの言葉ランキング」(3月1日、gooランキング)
1位: 切手←切符手形(133票)
2位: ペペロンチーノ←アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ(107票)
3位: 教科書←教科用図書(101票)
4位: 経済←経世済民 / ソフトクリーム←soft serve ice cream(94票)
6位: ボールペン←ボールポイント・ペン(84票)
7位: レーダー←ラジオ・ディテクション・アンド・レンジング / 軍手←軍用手袋(69票)
9位: レーザー←ライト・アンプリフィケーション・バイ・スティミュレイテッド・エミッション オブ・ラジエーション(65票)
10位:OK←oll korrect[all correctの表記揺れ。]
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長年、熱心に切手収集をしていたというのに、「切手」が「切符手形」の略語だなんて全く知らなかった。
3位の「教科書」、4位の「経済」、6位の「ボールペン」、7位の「軍手」、そして10位の「OK」が何の略語が知っていたけれど、他は初めて知った。「レーダー」や「レーザー」が、こんなにも長い用語の略語だったとは・・・。
ひょっとして、資本主義経済の「経済」は、「傾世催眠・・・民を催眠術にかけ世を傾かせる」の誤訳じゃないでしょうかね。
「傾世催眠」もちろん私の造語ですが(苦笑)。
切符手形・・・明治初期、舶来の郵便制度を導入したときの翻訳の苦労がしのばれます(笑)。
「傾世催眠」、言い得て妙ですね。「経済」が本来の意味合いから解離し、貧富の差拡大の道具となっているというのは、世界的潮流とも言えます。必死になって働くも、かすかすの生活しか出来ない人達が居る一方で、仮装通貨等の“金転がし”だけで在り得ない様な大金を得ている人達が居る。違法行為では無いし、知識を動員しての金儲けを100%否定する気は無いけれど、何かおかしいなと思います。
「レ・ミゼラブル」を「噫無情(ああむじょう)」とした黒岩涙香氏等、先人達の翻訳には苦労の跡が見えたり、「良くぞまあ、こんな上手い訳し方をした物だ。」と感心してしまう物が結構在りますね。中には“意訳”という感じの物も在るけれど、読み手の心にぐっと来させる訳というのは、中々出来る物では無いし。
これは、当たり前のことですが、日本では議会が強いと思いますので、政治献金やロビー活動の文化が根付いていない事は、まだ、アメリカの現状と比べて、良い環境があると思います。
政治家はイチローのように、3割打者揃いでいてほしいといいますか、打てるのが1割に満たない凡人の政治家が、かつての族議員のように、情報を独占して利権を牛耳る方法を取ったのでしょう。田中角栄も、ロビーがあった時代の族議員でしょうが、自民党の典型的な族議員とは何かが違ったと思います。清濁併せ呑み官僚を使った政治家と、使われる政治家との違いでしょうね。角栄のような政治家が族議員であれば、小泉による改革ファッショの嵐はしのげたのではないでしょうか。
切手の話でしたね(笑)。仮想通貨も切手のコレクターのような趣があると思いますが、切手はまだ愛すべき趣味として、集めたいという考えが理解出来ますが、仮想通貨は現物のみですから、趣味としてではなく、冗談の通じないビジネスですね。もともと、日本の商業感覚ではないものだと思います。
日本医師会や農協、宗教団体等、日本にも所謂“圧力団体”が存在し、其れなりの影響力を有しているけれど、アメリカのNRA等程の“絶対的な影響力”を有していないのは、まあ幸いな事だと思います。
田中角栄元首相には、少なからずの“罪”が在った。でも、飽く迄も個人的な考えですが、其れを上回る“功”が在った。「明確な国家戦力を元に、官僚を使い熟した。」というのは、彼の“功”の最たる物でしょう。まあ、其の明確な国家戦略たる「日本列島改造」に、問題点が存在していた事は考慮しなければいけませんが。
「仮想通貨=冗談が通じないビジネス」というのは、全く同感です。此の手のビジネスって、“日本の商業感覚”と言うよりも、“日本人としての生き様”とは相容れなかった筈なのに、悪い意味での“欧米化”により、「自分さえ良ければ、他の人間がどうなろうが知った事では無い。」という思考が蔓延し始めている事と無関係では無い気がしますね。