ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

正確さを期さないと、メディアは"自分の首"を絞める事に成る

2024年11月01日 | 時事ネタ関連

ファンの方には大変申し訳無いが、自分は小泉進次郎氏と木村拓哉氏が好きでは無い。中身が無い(様に感じられる)のに、意識して自分を大きく見せ様とする。無闇矢鱈と格好を付けたがる。等の共通点が、どうにも好きに成れないのだ。

「自分には中身が無い。」という事を自覚して、謙虚さを見せれば未だ可愛げが在るだろうに、「自分は凄いんだぞ!」という感じで却って自分を大きく見せ様とする。其の過程で"意味不明な言動"をしたりするのだから、少なからずの反感を買う。意味不明な言動をした事を素直に認めたり、又、謝罪すれば良いものを、妙な言い訳に明け暮れてしまうので、余計に反感を買う。正に悪循環だ。

「そんな2人が又々、反感を買う言動をした。」と言う。小泉氏の場合は十八番の"小泉構文"が、そして木村拓哉氏の場合は「先日亡くなられた俳優西田敏行氏に対し、ラジオ番組内で発した言葉。」に付いてだ。2人が好きでは無い自分だが、良く良く調べてみると、今回の件に関しては彼等に同情してしまうし、又、メディアに対して憤り覚えた

10月27日に投開票された『第50回衆議院議員総選挙』で自民党が大敗した事を受け、翌28日に小泉進次郎氏が自民党選挙対策委員長辞任した。「"客寄せパンダ"の役割をも果たせずに、自民党は大敗してしまった。」のだから、選挙対策委員長を辞任する事自体は当然と思うが、「選挙対策委員長として大敗の原因の総括をもせず、大敗した翌日に辞任するというのは、"石破(茂)丸"という泥船見限りそそくさと逃げ出した。」としか、自分には思えない

で、此の辞任をNHKニュースが公式で報じたのだが、其の見出し『職を辞すという辞表を提出した。』 起用から僅か1ヶ月 
自民党の小泉選対委員長が衆院選敗北の責任を取りました。という物。「勝利して勝つ。」みたいな、同じ意味合いの言葉を重ねるのも小泉構文の1つで在るが、「職を辞すという辞表」という言い方に対し、「又、小泉構文かよ!意味の無い事を言うな。」という反感を買ったそうだが、追って「小泉氏は実際、そんな言い方はしてなかった。」という声が上がった。

調べてみると、彼は「今、私は石破総裁とも御会いして、選対委員長としての此の結果の責任を受けて、えー、職を辞しますと、其の辞表を提出をして、受理して戴きました。」と言っている。珍しく小泉構文は使わない言い方で、「職を辞すという辞表」というのは、NHKサイドが小泉構文を揶揄し、"作り上げた言い回し"だろう。如何にも小泉氏が言いそうなフレーズでは在るが、「言ってもいない事を、メディアが実際に言った様に報じる。」のは駄目だ。

一方の木村拓哉氏だが、27日にTokyo FMで放送された「木村拓哉 Flow」で、共演経験も在る西田敏行氏に付いて本当に沢山の笑顔を有難う御座いました。虹の橋を渡った向こう側では、屹度好きな音楽を聴き乍ら、大好きな御酒だったりとかを楽しんで戴きたいなと思いますね。追悼したそうだ。此の「虹の橋を渡る」という表現に対し、可成りの反感を買っている。

自分は此の番組を実際に聞いていないが、今回の報道を目にして「格好を付けて言ったのだろうけれど、亡くなった人間に対して『虹の橋を渡る』という表現は不味いだろ。」と思った。最近、良く使われる表現では在るが、は、ペットの死後の世界を詠い、1959年に著された散文詩の中で、ペットが死後の世界に行く際に渡る橋の事を"虹の橋"と表現した。事が始まりで、愛するペットに対して使うのは良いけれど、人に対して使うのはどうかと思われるからだ。反感を買ったのは矢張り此の部分で、「教養が無さ過ぎる。」といった批判が集まっている。

でも、批判に対して書かれたコメントの中には、放送で(木村氏は)、西田氏が嘗て飼っていて、何年か前に亡くなった愛に付いても触れていた。『亡くなったペットが、虹の橋ので"向こう”に渡らず、飼い主を待ち続けている。』と考える人も居り、木村氏はそういう意味で『待ち続けていた愛犬と一緒に、虹の橋を渡った。』と表現したのだろうに、意図的に"部分的な切り取り"をされた様に思う。という趣旨の物が散見された。

上記した様に、自分は同放送を聞いていないので真偽の程は判らないが、若し意図的に"部分的な切り取り"をされた物で在るならば、流石にキムタクが気の毒だ。

マスコミの事を、"マスゴミ"と呼ぶ人が居る。そう揶揄されて仕方無いメディアも、確かに在る。でも、マスゴミという表現を好んで、且つ多用する人は"概して"、「自分にとって好ましく無い"事実"を報じるメディアは根拠無しに全てを『嘘だ!』と排除し、逆に好ましい事を報じるメディアは、仮令其れがデマで在っても『素晴らしい!』と全てを大絶賛する様な"ネトウヨ気質"("トランプ信者"と言い換える事も出来るが。)が異常に強い人が多い。」様に思う。

そういう人達にとっては、今回の様な"作り上げた言い回し"や"部分的な切り取り"が在ると、鬼の首を取った様に「だから、マスコミは全てマスゴミなんだ!!!」と騒ぎ立てるを与える事になる。「メディアは正確さを期した報道を貫かないと、巡り巡って"自分の首"を絞める事に成る。」と、肝に銘じて貰いたい。


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