4月20日、メキシコ湾の石油掘削基地で爆発が発生し、以降原油の流出が止まらないでいる。「2010年メキシコ湾原油流出事故」として様々なメディアで報じられているが、付近に生息する野鳥達の原油塗れになった姿が映し出される等、過去最悪の環境汚染となりそうだ。1日当たりの原油流出量は5,600~9,500キロリットルと推定されているが、何しろ折れた掘削パイプは海深5,500mという深さに在り、事態の終息迄には未だ未だ時間を要しそうだ。
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「ケヴィン・コスナー、私財を投じて開発した機械でメキシコ湾を浄化」(6月17日、シネマトゥデイ)
メキシコ湾の原油流出事故から1ヶ月以上が経ち、今も原油により沿岸区域が大きな被害を受ける中、事故を起こした石油会社は、俳優のケヴィン・コスナーが私財を投じて開発援助した海水の浄化機械を使用する事を決定した。ケヴィンは、科学者の兄が参加するチーム「オーシャン・セラビー・ソリューションズ」に2,000万ドル(約18億円)を投資し、15年を掛けて水と油を分離させる遠心分離機を開発。現地で石油掘削基地を運営しているイギリスの石油会社BPのスポークスマンは、「この機械が海水の浄化に有効で在ると考えテストを行ったが、その結果には大変満足した。」とこの機械を使用する契約を結んだ事を発表した。
ケヴィンはCNNテレビで、「この機械が鍵となる。油の流出と戦う為の21世紀の機械だよ。」とコメント。「まるで、今回の事故に合わせてこの機械を持ち込んだ様に見えるかもしれないが、こういう機械が未だに配置されていない事の方が驚きだ。海では救命ボートや救急具が法律で設置が決められている。石油会社は海から利益を得ている以上、人間の命の危険が無い限りはその海を守る義務が在る筈だ。」と語った。
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今から15年前の1995年に公開された映画「ウォーターワールド」には莫大な製作費が投じられたが、出演者でも在るケヴィン・コスナー氏もその多くを出資したと言われている。しかし興業収入面では決して成功したとは言えず、又、作品自体の評価も散々な物だった。評価が芳しくなかった理由は幾つか在ろうが、当時良く指摘されていたのが「ケヴィン・コスナー氏の入れ込みが強過ぎ、彼自身の“マスターベーション作品”になってしまっている。」というのが在った。詰り「自身の夢を追い過ぎて、コスト・パフォーマンスを含めた総合判断が出来なかった。」と見做された訳だ。」という彼の言葉はその通りだし、今回の大事故を教訓として
「ケヴィン・コスナー氏が莫大な私財を投じて、水と油を分離させる遠心分離機を開発している。」という話を知ったのは、今から10年以上前だったろうか。「『ウォーターワールド』と同様に、又コストパフォーマンスを考えないで無茶してるなあ。」とその時には思った物だが、今になってみると「先見の明が在ったという事か?」と反省したりも。「海では救命ボートや救急具が法律で設置が決められている。石油会社は海から利益を得ている以上、人間の命の危険が無い限りはその海を守る義務が在る筈だ。」という彼の言葉はその通りだし、今回の大事故を世界各国は教訓として生かさなければいけないと思う。
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「ケヴィン・コスナー、私財を投じて開発した機械でメキシコ湾を浄化」(6月17日、シネマトゥデイ)
メキシコ湾の原油流出事故から1ヶ月以上が経ち、今も原油により沿岸区域が大きな被害を受ける中、事故を起こした石油会社は、俳優のケヴィン・コスナーが私財を投じて開発援助した海水の浄化機械を使用する事を決定した。ケヴィンは、科学者の兄が参加するチーム「オーシャン・セラビー・ソリューションズ」に2,000万ドル(約18億円)を投資し、15年を掛けて水と油を分離させる遠心分離機を開発。現地で石油掘削基地を運営しているイギリスの石油会社BPのスポークスマンは、「この機械が海水の浄化に有効で在ると考えテストを行ったが、その結果には大変満足した。」とこの機械を使用する契約を結んだ事を発表した。
ケヴィンはCNNテレビで、「この機械が鍵となる。油の流出と戦う為の21世紀の機械だよ。」とコメント。「まるで、今回の事故に合わせてこの機械を持ち込んだ様に見えるかもしれないが、こういう機械が未だに配置されていない事の方が驚きだ。海では救命ボートや救急具が法律で設置が決められている。石油会社は海から利益を得ている以上、人間の命の危険が無い限りはその海を守る義務が在る筈だ。」と語った。
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今から15年前の1995年に公開された映画「ウォーターワールド」には莫大な製作費が投じられたが、出演者でも在るケヴィン・コスナー氏もその多くを出資したと言われている。しかし興業収入面では決して成功したとは言えず、又、作品自体の評価も散々な物だった。評価が芳しくなかった理由は幾つか在ろうが、当時良く指摘されていたのが「ケヴィン・コスナー氏の入れ込みが強過ぎ、彼自身の“マスターベーション作品”になってしまっている。」というのが在った。詰り「自身の夢を追い過ぎて、コスト・パフォーマンスを含めた総合判断が出来なかった。」と見做された訳だ。」という彼の言葉はその通りだし、今回の大事故を教訓として
「ケヴィン・コスナー氏が莫大な私財を投じて、水と油を分離させる遠心分離機を開発している。」という話を知ったのは、今から10年以上前だったろうか。「『ウォーターワールド』と同様に、又コストパフォーマンスを考えないで無茶してるなあ。」とその時には思った物だが、今になってみると「先見の明が在ったという事か?」と反省したりも。「海では救命ボートや救急具が法律で設置が決められている。石油会社は海から利益を得ている以上、人間の命の危険が無い限りはその海を守る義務が在る筈だ。」という彼の言葉はその通りだし、今回の大事故を世界各国は教訓として生かさなければいけないと思う。