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「中国で梅毒急増 10年で10倍、氷山の一角?」(6月14日付け東京新聞【夕刊】)
中国で梅毒の感染者が増えている。50年前にはほぼ根絶したとされていたが、この10年間で10倍に増加、2009年には約33万人に達した。
中国疾病予防コントロールセンター等によると、梅毒は売春や同性愛者による性行為等を通じて蔓延。性病に対する予防意識が低い出稼ぎ労働者(農民工)等が、買春行為を通じて感染するケースも多いと言う。
母子感染による新生児の感染者も急増。2008年の統計では、9,480人が先天性梅毒に罹って生まれて来た。1時間に1人以上が生まれた計算だ。男性同性愛者の3分の1が、周囲の圧力で女性と結婚しているとされ、母子感染増加に繋がっていると見られる。
一方、売春している女性や同性愛者の多くは差別を恐れ、検査をしていないと見られ、同センターは「公表された感染者数は、氷山の一角に過ぎない。」と指摘している。
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著しい経済発展を続ける中国だが、都市部と地方との経済格差も又、著しくなって行っているとされる。「富んだ者達はその子供達に充分な教育を施せるが、貧しき者達はそれが難しい。」というのは、中国でも言える事だろう。「地方に住む貧しき者達はより多くの稼ぎを求めて都市部に押し寄せるが、その中には性病に関する教育を受けず、予防知識も乏しい者も少なくなく、予防行為を取らずに不特定多数と性交渉をした事で性病が蔓延して行く。」という“負の連鎖”が出来上がっているとしたら、これは怖い話。我が国でも、若い人達の間で性病が増加しているという話も在るが・・・。
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「結婚から25分で離婚も・・・中国の1人っ子世代」(6月13日、読売新聞)
中国の都市部に住む1980年代生まれの「一人っ子」世代の間で、「閃婚」、「閃離」と言われるスピード結婚・離婚が目立っている。
離婚理由の大半は「性格の不一致」等で、忍耐力が無く自己中心的な、この世代特有の衝動的な結婚が原因と見られる。
中国内陸部の大都市・重慶市では昨年、30万組が結婚し、約8万組が離婚した。この内、1980年代生まれのスピード離婚が5,000組も在った。中国メディアによると、友人の紹介により、5時間程電話で話しただけで結婚を決め、4日以内に結婚する等、衝動型のカップルの中にスピード離婚が圧倒的に多いと言う。
昨年のバレンタイン・デーに結婚した夫婦の内100組が既に離婚し、その大半が半年持たなかったと言う。最短では、結婚手続きから約25分後に、離婚したという事例も在った。
「食後、夫が食器の洗い物をしてくれない。」等単純な離婚理由も少なく無い。午前中に結婚手続きを済ませた夫婦が昼食会に出席した両家の父親の席順を巡って口論となり、午後、離婚するケースも在った。
事態を複雑化しているのが「一人っ子」世代故の親の介入だ。両家の両親が主導して、離婚に備え、夫婦の財産分与等を明記した「婚前契約書」作成の動きも流行している。中国紙のネット調査では、回答者の約5割が契約書の作成に肯定的な見方を示した。離婚訴訟になった場合、親が先頭に立って争う例も多い。
中国民政省によると、昨年、離婚した夫婦は全国で前年比8・8%増の246万8,000組。この5年間、毎年増えていると言う。
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「成田離婚」という言葉が流行ったのは1990年代の事だが、矢張り「甘やかされて育って来た事で忍耐力が無く、自己中心的な若者が増えて来た事が原因ではないか?」と言われたっけ。当時の自分は年齢的に「若者」の範疇に在ったけれど、「そういう面は在るかもしれないなあ。」と思ったもの。又、「経済が発展するのに伴い、離婚する人は増える。」という説を以前見聞した事が在るけれど、これは世界的に見てどうなのだろうか?それにしても「結婚から25分で離婚」というのは凄いなあと。
「中国で梅毒急増 10年で10倍、氷山の一角?」(6月14日付け東京新聞【夕刊】)
中国で梅毒の感染者が増えている。50年前にはほぼ根絶したとされていたが、この10年間で10倍に増加、2009年には約33万人に達した。
中国疾病予防コントロールセンター等によると、梅毒は売春や同性愛者による性行為等を通じて蔓延。性病に対する予防意識が低い出稼ぎ労働者(農民工)等が、買春行為を通じて感染するケースも多いと言う。
母子感染による新生児の感染者も急増。2008年の統計では、9,480人が先天性梅毒に罹って生まれて来た。1時間に1人以上が生まれた計算だ。男性同性愛者の3分の1が、周囲の圧力で女性と結婚しているとされ、母子感染増加に繋がっていると見られる。
一方、売春している女性や同性愛者の多くは差別を恐れ、検査をしていないと見られ、同センターは「公表された感染者数は、氷山の一角に過ぎない。」と指摘している。
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著しい経済発展を続ける中国だが、都市部と地方との経済格差も又、著しくなって行っているとされる。「富んだ者達はその子供達に充分な教育を施せるが、貧しき者達はそれが難しい。」というのは、中国でも言える事だろう。「地方に住む貧しき者達はより多くの稼ぎを求めて都市部に押し寄せるが、その中には性病に関する教育を受けず、予防知識も乏しい者も少なくなく、予防行為を取らずに不特定多数と性交渉をした事で性病が蔓延して行く。」という“負の連鎖”が出来上がっているとしたら、これは怖い話。我が国でも、若い人達の間で性病が増加しているという話も在るが・・・。
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「結婚から25分で離婚も・・・中国の1人っ子世代」(6月13日、読売新聞)
中国の都市部に住む1980年代生まれの「一人っ子」世代の間で、「閃婚」、「閃離」と言われるスピード結婚・離婚が目立っている。
離婚理由の大半は「性格の不一致」等で、忍耐力が無く自己中心的な、この世代特有の衝動的な結婚が原因と見られる。
中国内陸部の大都市・重慶市では昨年、30万組が結婚し、約8万組が離婚した。この内、1980年代生まれのスピード離婚が5,000組も在った。中国メディアによると、友人の紹介により、5時間程電話で話しただけで結婚を決め、4日以内に結婚する等、衝動型のカップルの中にスピード離婚が圧倒的に多いと言う。
昨年のバレンタイン・デーに結婚した夫婦の内100組が既に離婚し、その大半が半年持たなかったと言う。最短では、結婚手続きから約25分後に、離婚したという事例も在った。
「食後、夫が食器の洗い物をしてくれない。」等単純な離婚理由も少なく無い。午前中に結婚手続きを済ませた夫婦が昼食会に出席した両家の父親の席順を巡って口論となり、午後、離婚するケースも在った。
事態を複雑化しているのが「一人っ子」世代故の親の介入だ。両家の両親が主導して、離婚に備え、夫婦の財産分与等を明記した「婚前契約書」作成の動きも流行している。中国紙のネット調査では、回答者の約5割が契約書の作成に肯定的な見方を示した。離婚訴訟になった場合、親が先頭に立って争う例も多い。
中国民政省によると、昨年、離婚した夫婦は全国で前年比8・8%増の246万8,000組。この5年間、毎年増えていると言う。
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「成田離婚」という言葉が流行ったのは1990年代の事だが、矢張り「甘やかされて育って来た事で忍耐力が無く、自己中心的な若者が増えて来た事が原因ではないか?」と言われたっけ。当時の自分は年齢的に「若者」の範疇に在ったけれど、「そういう面は在るかもしれないなあ。」と思ったもの。又、「経済が発展するのに伴い、離婚する人は増える。」という説を以前見聞した事が在るけれど、これは世界的に見てどうなのだろうか?それにしても「結婚から25分で離婚」というのは凄いなあと。