法的措置と同時に

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「くら寿司陳謝　バイトが不適切動画アップで『力及ばず・・・。』法的措置も示唆」（２月６日、デイリースポーツ）

 

回転寿司チェーンのくら寿司が６日、公式ＨＰでアルバイト従業員が不適切動画を投稿した事を謝罪した。アルバイト従業員は魚を一度塵箱に入れた後、再び俎板の上に乗せ様とする姿を映していた。

 

くら寿司は公式ＨＰで、「類似の事故が様々なチェーン店で多発しており、当社も日頃から其の対応を懸命に行っておりましたが、力及ばず、同種の事件が起きてしまいました。本当に申し訳御座いません。」と陳謝。

 

従業員に詳しい確認を行った所、「撮影されていた食材は、其の場で廃棄処分し、提供されていない事を確認致しました。」と、塵箱に入れた魚は廃棄したと説明。「当社では、此の度の事態を重く受け止め、当事者への対応含め、法的に厳粛な対応を進めて参ります。」と、動画投稿のアルバイト従業員へ“法的”に対応する可能性も示唆。「改めて、従業員教育の徹底、再発防止に全力で取り組んで参ります。」と約束した。

 

飲食店での不適切動画と言えば、先日「すき家」のアルバイトが股間に御玉を当てる不適切動画をアップし、炎上。すき家も公式ＨＰで謝罪し、関与した従業員は、１月２９日付けで退職処分にしたと発表している。

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「アルバイトや客が、店内で撮った不適切行為を動画サイトに投稿し、大きな問題となる。」、何年か前にも在った事だ。撮られた店の中には、風評被害で潰れた所も在ったと記憶している。撮った側は「単なる御巫山戯。」という事だったのかも知れないが、撮影された店としては「良い迷惑。」で済まされないし、絶対に許されない行為。

 

今回の様な馬鹿を生み出さない為にも、被害を受けた店は“厳しい法的措置”を取るべきだ。「『単なる御巫山戯。』という軽い気持ちでした事かも知れないが、其の行為には、こんな重い罰（損害賠償請求等）が科せられるのだ。」という事を広く知らしめ、愚行の歯止めとする。

 

そういう厳しい法的措置を取ると同時に、「店側として、考えなければいけない事も在るのではないか？」という思い“も”在る。此れは「不適切動画を撮ったのが客では無く、アルバイト“限定”の場合。」で在り、「『被害を受けた店が全てそうだ。』と思っている訳では無い。」事、そして何よりも、「どんな事情が在れ、不適切動画を撮った行為は絶対に許されない。」というのが大前提の上で読んで貰いたいのだが、「『“店に対する不満”が在ったからこそ、不適切動画を撮るに到ったのではないか？』という事に付いてだ。

 

其の不満はバイト料なのかも知れないし、待遇面なのかも知れない。何かしらの不満が在れば、“店に対する愛情”は生まれないだろうし、だからこそ愚行に走ってしまったという可能性を考えてしまう。働いている店に対して少しでも愛情が在れば、あんな馬鹿な事をしない様に思う。（くどい様だが、不満が在ったからといって、愚行が許される訳では絶対に無い。）